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ロッシ『一歩前進したが、もっと頑張らないと』2021フランスGP

『ロッシ:一歩前進したが、もっと頑張らないと』

★5月15日(土)、フランスGPでヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ・ペトロナスSRT)が、FP総合9位で予選2へ直行し、グリッド9位を獲得した。

★ロッシ選手のコメント。

「もっと頑張らないと。これまでに比べたら、かなり良くはなったし、3列目スタートでペースも悪くないし…ドライなら特にね。
まぁ、今日はとんでもない天気でしたけどねぇ…降ったり晴れたりの繰り返しで。けっこう大変だけど、さいわい、風があったんでアスファルトは乾いてくれました。
ただ、あいにく、明日の天気も不安定みたいだから。けっこう厄介な状態になるでしょうね。」

【路面コンディションは、どんな感じだったの?】
「45分セッションで、3回は変わるって感じですね。難しいし、危険でもあるし。前半はドライで後半はウェット、しかも、時間内にきちんと終わらせられたらラッキーって感じでね。」

【なぜヤマハ機はウェットで苦戦しているの?】
「ここ数年、ヤマハ機は常にウェットで苦戦してるんですよ。加速がロスしてしまう感じでね。ライバル陣の方が、コーナー立ち上がりで速いんですよ。
僕はFP1のウェットは、それほど悪くなかったんですけどね。」

【予選2で、いきなりスリックタイヤで出走したのは、ロッシ&モルビデッリ選手だけだったが…】
「そうなんですよ。良い作戦でしたね。ガヴィラ(イダリオ。ロッシ選手のコーチ)の指示のお陰でね。ただ、残念ながら、2周目の最終コーナーの手前で濡れた箇所に乗ってしまって、もう少しで転倒するところでね。そのせいで、第4セクターでの信頼感が少し落ちてしまい、本来のプッシュができなくなってしまったんです。」

【最後に新タイヤを履いた方が良かったのでは?】
「そうは思いませんね。こう言うコンディションだと、リズムを刻んで信頼感を掴んでいくには、とにかく走らないとならないから。」

【どんなコンディションならば、レース開催がギリギリ可能なの?】
「ミシュランのエンジニア陣によれば、一般的には路面温度が20度必要なんだとか。今日は15度だったんですよね。あと、雨量によっても変わってくるけど。雨量が多く、気温が低いと言うのが最悪ですね。」

【フラッグ・トゥ・フラッグの場合、ウェットコンディションでスリック走行とか、その逆とかは、けっこう危険なの?】
「レインタイヤを履いていて、路面が乾いていく分には危険はないけれど、ただ、タイムロスしないよう、機転を利かせて出来るだけ早くタイヤ交換しないと。
反対にスリックタイヤを履いているのに雨が降り出したら、けっこう危険でしょね。小雨ならタイヤ温度を保てるから大丈夫だけど、大雨の場合はかなり減速しないとならないから…当然、スリックだと排水しないし、かなり固いんでグリップも出ないだろうし。」

【ヘレステスト以降、どんどん改善して行けそう?】
「重要なのはリザルトですからね。ヘレステストではペースも1周タイムも良く、今回もそう言う感じで…各セッションで常にトップ10内に入り、予選2へも進出できたし、3列目スタートもゲットできたんでね。
確かに一歩前進はできたけれど、でも、もっと前進して、もっと前に出て行きたいんですよ。
ピットボックス内では上手いこと作業ができているし、雰囲気も良いんです。ペトロナスチーム全体にサポートしてもらえるし、僕のスタッフも良い仕事をしているし。」

【異父弟ルーカ・マリーニ選手が予選1を2位で通過し、グリッド12位を獲得していたが…】
「実に上手かったですね。昨日はモトGP機での初ウェットだったから、色々と理解するのにもっと時間がかかるかと思ってたんけど、速攻で消化できたようでね。
モト2出身者だと、ミシュランタイヤにはグリップをけっこう感じられるようだし。とにかく、上手かったですよ。良い操縦をしているし、きちんと学んでいますよね。満足してますよ。賢いライダーですからね。」

(参照サイト:『Moto.it』)

もしやロッシは第二の人生について考え始めているのでは?って話は、note『2021スペインGPまとめ』でどうぞ!

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