MotoGP

ペルナット『ビニャーレスはホンダ移籍の可能性だってある…』

『ペルナット:ヴィニャーレスはホンダ移籍の可能性だってある…』

★7月6日、伊モトGP業界のご意見番カルロ・ペルナット氏(個人マネージャーとしてカピロッシ、シモンチェッリ、イアンノーネ選手らを担当し、現在はバスティアニーニ&アルボリーノ選手に就いている)が伊サイトインタビューで、マーヴェリック・ヴィニャーレスのヤマハ離脱について次のように話した。

「いまや契約書なんて古新聞みたいなもんだから。嘘じゃないって…あっちとこっちが手を結ぶなんてアッと言う間の出来事で、いまやサインしたとかしないなんて屁でもないんだから。
ヴィニャーレスの一件が、良い見本になってしまっただろうね。契約破棄なんて珍しくもなくなるでしょう…いずれにせよ、双方にとって都合が良いんだから。
もう手を組んでやっていくための必然性がないなら、離れて正解でしょ。ただ、その一方で、危うい状況にはなっていくだろうがね…腰を据えてやって行けなくなるんだから。もう、なんでも有りになるわけだから。
別に物議を醸そうとは思っちゃいませんよ。ただ、そう考えてた方が良いってことでね。
マジで選手を探しているチームにとっては、客観的に見て、以前のような高額契約でないのなら、違約金の支払いが発生したとしてもそれほど馬鹿げた話ではないのかもね。
つまりは枠を外すってことで…マネージャー連中があっちこっちの選手に気がねなく声をかけたとしても、まぁ、『母をたずねて三千里』ってなもんでしょ。
いまや選手は辞めたいと思ったら辞めるんだし、チームだって、あっちの選手の方が良いって思ったら連絡して、オファーを出すんだし。」

【ヴィニャーレスの選手の今後については?】
「ヴィニャーレスだって、そうでしょ。アプリリア加入がもう決まってた風だったのに、ヤマハ離脱が公表された途端、どうもアプリリアとの交渉にストップが入ったようでね。
あれは明らかに他から良さげなオファーが来たからでしょ。もしかしたら、そうこうしてる間にアプリリアの方も損得勘定をして、それほど良い話だとは思えなくなったとかね。」

【今後、どう言った展開が予想されそう?】
「アプリリアも分かってきたのでしょ…チャンピオンライダーを獲得する前に、まずはテストチームを強固にしなければならないってね。昨今、テストチームは重要だから。KTMなんか、良い例じゃないですか。
各チームの選手ラインナップに関して言えば、チームに守られつつも腹を下しているような選手はけっこういますからね。目の前に丁度いい列車が入って来たら、ヴィニャーレスと同じような行動に出るのもいるかもね。そして、同じ結末を迎えるわけですよ。
例えば、ポル・エスパルガロとかね…。(ホンダとは)2022年末までの契約だが、ヴィニャーレスが自由の身となった今、枕を高くしては寝られないだろうね。」

【ヴィニャーレス選手にホンダ移籍の可能性もあると…?】
「本人はとにかくスズキ復帰を希望してるんだろうけど…現在のスズキ両選手も現状に大満足はしてないようだしねぇ。
まぁ、ほんの一例にすぎないが、もしヤマハが本気でジョアン・ミールにオファーを出したなら、『スズキと契約済みなんだから行くわけない』なんて言ってられると思うかい?
いまや違約金を払えば、どの選手だってフリーだってことが厄介なんですよ。
もしくは…あくまでも仮定にすぎないが…アプリリアは以前からアレックス・リンスに惚れ込んでるからねぇ。もし口説く気があるのなら、2023年まで既に契約済みなんだからって気にかける奴なんているだろうかね?
そのうえ、もう1人、去就の定まらない大物がいるわけだし…あのヴァレンティーノ・ロッシがね。」

【ヴィニャーレス選手にプライベートチーム移籍の可能性もありそう?】
「ヴィニャーレス本人がプライベートチームを希望してないことは確かだが、しかし、そこそこの契約額で最新ファクトリー機を提供するとなれば、ホイホイ話に乗ってくる選手もいるでしょう。もしかしたら、そう言う流れならドゥカティも話に加わってくるかもねぇ…以前、ヴィニャーレスにはご執心だったんだから。
まぁ、実のところ、現状としては地震が起きてる最中なわけだから、これから何が起きるかは予測不可能ってとこですかねぇ。
唯一、腰を据えて落ち着いてられるのはKTMだけでしょ…まぁ、ビンダーもオリヴェイラも、他から粉をかけられてはいるけどねぇ。ただ、2人ともなかなかなびく気はないようだし…オリヴェイラなんか、はっきりそう言ってましたからね
ただ、他の選手らに関しては全員、何が起きても不思議はないでしょ。鞍替えから、メーカー内移動までね。あっ、イケル・レクオナに関しては、もう完全終了ですけどね。」

(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram

来年、ロッシはドゥカティから参戦すべきか?って話は、note『2021ドイツGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. POP84 より:

    「あっ、イケル・レクオナに関しては、もう完全終了ですけどね。」

    最後のオチがいいですね

  2. maxtu より:

    契約破棄の可能性を言い出せばキリがないじゃん…
    ところでヴァレはサマーブレイク中に発表するんだよね?
    YAMAHAはドヴィとも接触したみたいだし、水面下で色々ありそう

  3. とおりすがり より:

    一番気になったのはペルナットは『母をたずねて三千里』を見ていたのだろうか

  4. としあき より:

    最近だと印象的なのはそれこそKTMのときのザルコ
    ホンダのときのロレンソあたりからの潮流になるんじゃないの?

    そう考えるとよくロッシの暗黒期扱いされるドゥカティ時代も
    2年契約満了まではちゃんと在籍して優勝はできずとも2位表彰台獲れてて
    ザルコのKTMなんかよりレースはできてた感じに思える
    いやまぁロッシの戦績としてみるとドゥカティ時代と今が一番キツイんだろうけど…

  5. maxtu より:

    ザルコ、ロレンソ、ヴィニャーレスの契約破棄で共通するのはライダーが不調に陥ってメーカー側にもメリットがあるから破棄に合意してるだけであって、好調なライダーを違約金払って引き抜くのはGPグラスにはない

    moto2、3はステップアップ交渉の場合等は破棄できるとかオプション契約はあると思うけど、本来なら長期契約は保証が約束されるライダー側の為のもので、別チームから好待遇がきたから破棄して移籍なんて簡単にはいかないよ

    それをやり出すとメーカー側で互いに引抜き合戦になるからね
    この爺さんの誇大放言に騙されないこと

  6. 匿名 より:

    >最近だと印象的なのはそれこそKTMのときのザルコ

    本当にそう思います。
    何故あんな暴挙が許されたのか?
    あの時のザルコは干されなければならなかった。前例を作らせない為に。

  7. としあき より:

    >何故あんな暴挙が許されたのか?
    ザルコはmoto2連覇のチャンピオンで単純にダリーニャが走りに惚れ込んでたのもあったんでしょうな
    ダリーニャはロレンソとかザルコみたいなスムーズライディングライダーが好きだし
    ドヴィとの確執もあって後任を考えてた時期だったりして
    ついでに詳しい人居たら教えてほしいのだけど
    このときのKTMとザルコの違約金はどんな流れだったのか気になる

    あとはスナック感覚で首にできたアブラハムのシート枠の存在
    彼のシートも本来2020年末までだった契約があっさり解消されてた
    (ペイライダーなのに金払わなかったとか実力も…まぁうん)

    結局ドゥカティとしてはファクトリー両名を抑えて今年のランキング2位についてるザルコは本当に良い拾い物だったし
    結局は確かな実績と実力さえあればこの業界なんとかなるんでしょう
    ヴィニャーレスもそんなコースな気がする

    そういえばラバトも2021年契約があったのにマリーニの関係で契約反故にされてたね
    アブラハムもそうだけど実力ないと契約が残ってようがそんなもんなんでしょう

  8. ハンス より:

    >としあきさん
    たしかザルコとKTMの契約解除の時は出場したレース分以外の契約金はKTMに返却だったはず。
    KTM側もザルコのライディングスタイルがKTM機と明らかに合っていないのが判っていましたからね。
    お互い利点のある契約破棄ならば、アッサリと契約解除される感じですね。

    しかし、契約関係はF-1と比較すると本当に紙切れ同然の扱いですねぇ。
    F-1の方が長い自分としてはチョットした驚き。

  9. タディの星に願いを より:

    ホンダ移籍ではなくスズキでは?ホンダだとしたらポルは1年+オプションだったっけ?

  10. としあき より:

    >たしかザルコとKTMの契約解除の時は出場したレース分以外の契約金はKTMに返却だったはず。
    なるほどー…随分良心的というか
    moto3のアコスタがKTM離れる場合6000万円を取るところが負担
    いやアコスタならそれでも安いみたいな話題があったからてっきりそういうのがあるもんだとばっかり

    ロレンソも結局ホンダから2年分全額受け取ったとかだったよね
    ロレンソの走りやコメントや性格は大好きなんだけど
    あのプーチも涙の引退会見のあとヤマハに戻った商売っ気だけは苦手だ…結局テストライダー全然しなかったけど

    でも冷静に考えたら乗っても速くない、あるいはモチベーションの無いライダーを
    契約を盾に途中解除は認めないか辞めるなら莫大な違約金を払え!ってチームに縛っても
    300キロオーバーの世界で危ないだけだからメーカーとしては呑むしか無い気がするね

    F1は正直さっぱりなんですけど動く金の額が2輪とまさに桁違いとホンダだけでも聞くので
    そのあたりの金の重さが契約書の重さになるんですかねえ

  11. ハンス より:

    F-1の場合はいくつか要因がありますが、最大の理由にF-1に乗るためには特別なライセンスが無いと乗れないため、変更しようとしても簡単に代役が見つからないという問題があったりします。
    あとはセナやシューマッハ等のレジェンド達が契約を遵守してきたたための伝統的なものもありますね。

    ただF-1も最近は契約を途中で解消という事が増えてきた感じですね。
    現レッドブルホンダのペレスも去年、チーム側の勝手な都合で契約を解消されました。

  12. maxtu より:

    アブラハム、ラバトは年間成績でこの数字以下なら契約解除できる項目がチーム側にあったはずですよ
    確かここでも記事にあったはず
    所謂スポンサー付きライダーはチャンスをやってる、ぐらいシビアな立場なんでしょう

    ザルコがシーズン途中で解除を許されたのは不満を隠そうともせず、KTMがピット内のモチベーションを配慮したような事を別の記事にありましたね
    ファミリー的なKTMらしいと言えばらしい

    逆にロレンソはザルコ解除後に途中離脱を噂されたけど、ライダーとしてシーズン最後まで走ると宣言して形式的には「引退」として翌年破棄だからザルコとは印象は違うかな
    実際そのまま引退状態ですし

    現実的には契約項目には事細かくオプション、解除、違約金については記されていて紙切れ一枚なんて事はないはずですよ
    その為にライダーは代理人に金払って契約してるんだから
    ザルコは以前の代理人に問題があったからとクビにしてたっけ
    かつてのコシンスキーが問題児でも何チームも渡り歩いたように世界有数の実力があれば契約してくれる業界なのは間違いないでしょうけど

  13. maxtu より:

    ヴィニャーレスの話しに戻ると、ドイツの最下位はチームへの反旗、不満とも取れるし、YAMAHAとの契約破棄の発表を待つだけのオランダの2位は俺は速いぞ、を他メーカーにアピールとも取れる
    こっちでは報道はないけどチーフクルーを外された件やビニャーレスの振る舞いをみれば欧州じゃ色々議論されてそうな気がするねぇ

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