『モトGPのライダー交渉は想像以上に不穏な感じ…そして、能力主義ではない』マッティア・パジーニ

『パジーニ：モトGPのライダー交渉は想像以上に不穏な感じ…そして、能力至上主義ではない』

★7月6日、マッティア・パジーニ（世界選手権ライダー、2020年に代役参戦。現在、イタリア衛星放送のモト2/モト3解説担当）がイタリアサイトのインタビューで、次のように語った。

【モトGP業界は夏季休暇が始まったが、ライダーの移籍交渉には動きがあるようで…】
「けっこう複雑なことになっているようで…想像以上に不穏な空気ですよ。モトGPクラスのライダー進退については、けっこう驚くようなことがあるように思いますね。多少、情報は入ってきてるけど、内緒だから。
激変するでしょう…ヴィニャーレスの件により、また諸々がまな板の上に逆戻りしたわけだから。」

【ペトロナスチームにマルコ・ベッツェッキが入る可能性とかは？】
「どうなんですかねぇ。ただ、とにかく、いまだ諸々が未定の状態なんですよ。空きシートもけっこうあるし、モトGPで既に契約済みの選手が動く可能性もあると思いますよ。
可能性はあるんですよ…絶対にないとは言えない状態だから。」

【マーヴェリック・ヴィニャーレスがアプリリアに行き、フランコ・モルビデッリがヤマハファクトリー昇格なのでは？】
「ここ最近の世界選手権では、能力主義と言うものがあまり見かけなくなっていて…とにかく、能力からしたら、フランコはファクトリー機に乗って当然でしょうね…今年は、あんな仕打ちをされてしまってるんだし。総合2位ライダーがヤマハのワーストマシンに乗ってるなんて、ストレスものだし不公平でしょうが。にもかかわらず、本人は今でも全力投球なんだしね。
あと、ヴィニャーレス離脱で契約金が浮いた分、他の色々なところに回せるんじゃないんですか。まぁ、どうなっていくものか…僕はフランコを応援してますよ。」

【モトGPクラスで大移動が起きれば、その余波でモト2クラスにも空きができ…貴方も復帰できるのでは？】
「いいですねぇ…早く、そうなって欲しいもんですよ！僕自身は、モト2参戦を終了させたつもりはないんでね。常にスタンバイしてるし、相変わらずタイトル争いができるよう頑張ってますから。
あと、今も言ったように、けっこう能力の問題だけじゃなく、他にも色々とあったりするから…。とにかく、僕は信じてるし、諦めてませんよ。皆さんも応援して下さいよ。」

【今シーズン後半は、どうなると思う？】
「バニャイアが、おそらくドゥカティから期待されているであろうリザルトを出してくれると良いですね。とにかく、ほら、ちょっと運も悪かったじゃないですか…予選ではイエローフラッグのせいで順位降格になったり、ムジェッロではスリップ転倒してしまったり。あれは、土曜日に転倒した選手の訃報をレース直前に聞かされたせいで集中力が落ちてしまったからだと思うんですよ。あの時は初優勝できてたかもしれないのにねぇ…とにかく、シーズン後半は主役級のライダーになって欲しいと本当に思ってますよ。
あと、ヴァレンティーノ（ロッシ）が、また上位グループで競り合えるよう…せめて、トップ5争いができるようになることを期待してます。
あとはねぇ…まぁ、来年のシートを獲得できるようにってとこですかねぇ。」

【ロッシ選手がドゥカティ機で参戦する可能性はありそう？】
「どうなんですかねぇ…まったく分からないですね。ただ、もちろん、ドゥカティ機に乗ったら、強い走りができるだろうけどね。」

（参照サイト：『Mowmag.com』）
（参照サイト：『Tuttomotoriweb』）
（Photo：Instagram）

オリヴェイラは長期契約は望まず…って話は、note『2021カタルーニャGPまとめ』でどうぞ！