MotoGP

ダッリーニャ『あんなに苦戦するロッシを見るのは忍びない…』

『ダッリーニャ:あんなに苦戦するロッシを見るのは忍びない…』

★最近、ドゥカティのジジ・ダッリーニャ(ゼネラルディレクター)が、イタリア有名スポーツ紙『La Gazzetta dello Sport』のポッドキャストで次のように話した。

【今年はファクトリー両選手の息も合い、新人はマリーニ選手はもう少し時間がかかりそうだが、マルティン&バスティアニーニ選手は既に頭角を現しつつあり、ザルコ選手にもまだマージンがあるようで…】
「今年のように息の合った空気になっていると、なにかとスムーズに進むものでね。ファクトー両選手は互いに協力体制にあり、オースティン決勝戦などは一目瞭然だったでしょ。
しかも、現在の選手らは、グループ作業の士気を高めていくことができてますからね。」

【ここ数年、マシン開発はドゥカティが牽引しているようで…エアロダイナミクスに関しては、特にそうなのでは?】
「すべてが私の発案と言うわけではないです…常に最良の案を出し続けるのが、私の仕事ではないですからね。目標はそれぞれが自由にアイデアを出していけるような、理想的な環境を作ることですから。
エアロダイナミクスについては、以前からオートバイ業界において、あまりにも見過ごされている分野だと思ってたんです。
ドゥカティに入り、これまで抱いていたいくつかのコンセプトを実現できるような環境で働けるようになったと言うわけですよ。」

【ドゥカティ加入以来、どのようなことを改革してきたの?】
「フィロソフィーについてですね…現在は、より新しい形の『スタートアップ』と言った感じでしょう。アイデアを実行に移すまでの時間を、できるだけ短縮していこうと努力しています。
我々は常に人とは違う道を模索し、自分たちの目標を成就させようとしているんですよ。テストに対する考え方も然り…テストライダーやファクトリー選手を駆使して、レース準備を行ってきたのはドゥカティだけだったじゃないですか。」

【以前からプライベートチームを務めているプラマックとも、息が合っているようで…】
「(プラマックにいた)選手がファクトリーに昇格する際、チーフメカニックも連れてくるじゃないですか。余裕のある環境にいるからこそ、それが可能なわけでね。プラマックとは、そうした考え方を共有しているんです。」

【ドゥカティと言えば、以前からエンジンパワーが際立っているが…】
「重要なのは、マシンの各エリアの均衡をいかに上手く取るかと言うことであってね。オートバイはエンジンパフォーマンスだけで成立しているわけではない…エアロダイナミクスや最速時のグリップ等にも重点を置いてるんです。
オーバーテイクは直線コースよりコーナーでかける方が厄介ですからね。つまり、スタート直後からゴールするまでの全体を通してのレースコントロールにおいて、多くの技術者がないがしろにしている部分が重要になってくるんですよ。」

【今後、ドゥカティエンジンはさらにパワーアップするのでしょ?】
「この1年、当レース部門では多くの開発案が出てきているので、今年の冬季オフシーズンは重要なステップアップがあるでしょうね。
重要なのは既にあるものではなく、今後、出てくるものの方ですから。」

【ところで、ヴァレンティーノ・ロッシ引退については?】
「最後のシーズン、あんなに苦戦しているロッシを見るのは忍びないですよ。笑顔で締締めくくって欲しかったが…そうはいかないようでね。
ミザノで優勝でもしてくれたら、嬉しいんですけどねぇ。」

(参照サイト:『Corse di moto』)

ドゥカティはバニャイアを逃してはいけないって話は、『サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. チッチョリーナ より:

    えらそうな事ばっかり言っていつチャンピオンになっんだよ?

  2. kai より:

    革新的なアイデアは認めますが、07年のストーナー以外がタイトルを獲得していないので、やはりライダーが重要だと思います。ドヴィは本当にもう少しだったんですけどねぇ。

  3. にっすん より:

    よく言えるなとしか…

  4. www! より:

    全車、一気にヘンな羽を取っ払っても
    なんも変わらんだろ。

    ドカをここまで優遇しまくった今、タイトルを取れたとしても価値は如何なものだろう。
    むしろ他社が取れた事を讃えられよう。

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