MotoGP

ホンダ『KTMよ、有望な新人を引き入れても勝てるとは限らないぞ』アルベルト・プーチ

『プーチ:KTMよ、有望な新人を引き入れても勝てるとは限らないぞ』

★近年、KTMの若手育成システムが功を奏し、モト2クラスではレミー・ガードナー&ラウル・フェルナンデスがタイトル争いをしており、来年は両選手ともKTMテック3よりモトGP昇格が決まっている。
また、モト3クラスでは、現在、ペドロ・アコスタが総合首位に就いている。

★なお、同育成システムには短所もあり、例えば、モトGP昇格に向けて所属選手らに自由な選択権が乏しいことが挙げられる。
例えば、フェルナンデス選手はヤマハからのモトGP昇格を希望したところ、KTMからの許可が降りなかったため2022年もモト2参戦継続を希望したが、モトGP昇格以外の選択肢はすべて強制的に排除されてしまった。
また、ガードナー選手も2022年のモトGP昇格に向けて複数のチームと交渉していたところ、今年5月のムジェッロGP中にKTMから事前通告なしにテック3との契約書を提示され、「今すぐサインしなければ、同オファーは撤回する」と言われたため、その場で署名したとのこと。

★最近、ホンダのアルベルト・プーチ氏(チームマネージャー)が、西サイト『Motorsport.com』のインタビューで次のように話した。

【KTMが若手育成で好結果を出し、今後はヤマハもVR46チームと組んで同分野に着手していくようだが、ホンダは2013年にマルク・マルケスを加入させて以来、期待の新星探しに注力していないのでは?】
「そんなことはないですよ。ホンダはこれまでの歴史を見る限り、常にベストライダーを雇用してますからね。」

【しかし、現在、KTMはラウル・フェルナンデスやレミー・ガードナー、ペドロ・アコスタ等の優秀な若手選手を輩出しているが…】
「ホンダはここ何年もの間、ベストライダーを雇用してきました。そこには明確な理由があるわけで…現在、うちはベストライダーを有しており、今、名前が挙げられた新世代ライダーについて、この先、どこまで伸びていけるかは未知数なわけでしょ。
最近は若手選手をどんどん昇格させていくのが流行りのようだが、ホンダはそう言うことはやってませんから。先を見越して若手と契約するのではなく、現時点でどうなのかを見て契約してますからね。」

【つまり、青田買いはしないと…?】
「優秀なライダーが成長してきたら、みずからどこのメーカーに入りたいかを決めるわけでね。
確かに、KTMが取っている政策に価値はあるでしょう…若年ライダー向けの大会を開催し、優秀な選手の多くを輩出し、そこでスカウトして自分達のチームに入れてるわけでね。
ただ、青田買いなんてことはすべきではないんですよ…誰がどれだけ勝てるかを、きちんと見届けないことにはねぇ。
例えば、ドゥカティのマシンなどはあちこちで高く評価されているが、タイトルに関しては2007年のケーシー・ストーナー以来、まったく取ってないじゃないですか。
KTMの育成システムは実に良いものですよ。メーカーとしての競争力も上がってきているし、ここ数年で一歩前進しましたしね。
あとは、まぁ、このままどこまで行けるのかでしょうね。ベストライダーを引き入れたからと言って、絶対に勝てるわけではないのだから。」

(参照サイト:『Mowmag.com』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Motorsport.com』)

KTM不調の原因については、『サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. へほへも より:

    あれ?ミラーはどこのメーカーから飛び級デビューしたんだっけ?(笑)

  2. maxtu より:

    苦しい言い逃れ
    中上、マルケス弟の契約は青田買い以前に実力以外の条件なのにねぇ…

    KTMの青田買いの短所は当たり前の事だと思うけど、悪評が高まれば若手ライダーもバカじゃないんだから条件面を詰めて契約するか敬遠すればいい
    契約するまでは強制じゃないのだから奴隷契約とわかっててサインする方にも責任はある

    まずKTMは今の不調を何とかすることだけどね
    Apriliaをみて思うのはコンセッションの恩恵は本当に大きい

  3. POP84 より:

    さすがプーチさん一理あるね
    セカンドチームのLCRも長くライダーが固定化されてましたしね
    これからも刺激的な発言に期待します

  4. Fuji より:

    青田買いで昇格させたジャックミラーに逃げられちゃったもんな

  5. すぱおー より:

    フェルナンデスのテック3移籍に色々問題出てきたと聞きますし、どこもまあ問題は多数出てきますよな。

  6. みっちー より:

    相変わらずなプーチさんですねー。
    自分のとこは棚にあげて、他のとこを批判するスタイル。
    レース以外の部分を騒がしくして欲しくないです。

  7. ジョアんミルミル より:

    KTMのシステムというよりは
    Red Bullのシステムなので®️

  8. としあき より:

    >マルケス弟の契約は青田買い以前に実力以外の条件
    軽量級と中量級ダブルのタイトルってマルクとロッシ(とテストライダーだけどペドロサ)以外に今居ないと思うんだけど
    GP昇格にあたってこれ以上の実績って必要なの…?
    一度もタイトル取ってない中上とアレックスを同列に考えるのは失礼だよ

    >ベストライダーを引き入れたからと言って、絶対に勝てるわけではないのだから。
    これは最近だと引き入れたロレンソがマシンに適応する前に心折れてしまったのも響いてそう
    YAMAHAもDUCATIを乗りこなしてた時のロレンソは本当にチャンピオンライダーだったのに…
    結局最高峰で実績のできたライダー引っ張るのは金がいるし
    青田買いはトータルで見て安く上がるからやってる面もあるんだよね

  9. GG より:

    とにかくF1で有終の美を飾りたいので、MotoGPは後回しにしたいとホンダから通告が・・あ、これオフレコで
     byプーチん

  10. 9191 より:

    たぶんホンダはレプソルの顔色をうかがってスペイン人ライダーとしてか契約しないのが問題だと思う。

  11. maxtu より:

    当時ロレンソ引退の余波を受けて急遽来季のmoto2契約を破棄させて取り込んだマルケス弟のレプソルワークス入りを純粋に実力だと思ってるなら何も言いません

  12. Maro より:

    チャンピオンになれるのはたった1人なわけで、現状マルク(紛うことなきベストライダー)を有してるんだからわざわざ新戦力を求める必要はないと思いますがね。
    あとアレックスって実力云々じゃなくて小中排気量でチャンピオン取ってるんだからレプソル乗ったことに文句はつけられないでしょ。

  13. としあき より:

    >当時ロレンソ引退の余波を受けて急遽来季のmoto2契約を破棄させて取り込んだマルケス弟のレプソルワークス入りを純粋に実力だと思ってるなら何も言いません
    実力のない人間を急遽とは言え昇格はさせません
    アレックスのルーキーイヤーでの表彰台獲得がそれを物語っています
    あなたが妙なバイアスでmoto2moto3のチャンピオンというものを軽く見ているだけでしょう
    失礼な話ですね

  14. kai より:

    マルクをmotogpクラスに昇格させる為に、ドルナにレギュレーション変えさせたホンダに対しては、どう答えるんでしょう?

  15. AC10 より:

    まぁマルケス弟に関してはレプソル入りが発表された時「大丈夫か?」と自分も思ったし序盤のリザルトで叩かれてたのも事実だけど、言い訳せずに2度の表彰台で外野を黙らせたのは立派だなと思います。

    今年は苦しんでるけど、なんとか浮上のきっかけを掴んで欲しいですねー

  16. ugem より:

    MOTO2チャンピョンという肩書はMOTOGP昇格にはこれ以上ない有利な資格だと思うのですが。アレックス・マルケスを評価しない方は他に何が必要だとお考えなのでしょう?

  17. しゃぶ太郎 より:

    moto2王者で期待外れに終わったライダーもいますしねぇ… ホンダだけでもエリアス、ブラドル、ラバト。
    ポルも長いこと表彰台上がれなかったし。

  18. ぉばぁちやん より:

    マルケス弟の擁護マン多いな
    でも今年は事実としてまっったく活躍してないからなぁ
    アレックスを中上と同格にするのは失礼って、今は中上以下の戦績でしょうよ
    大事なのは総合ランクな訳で

  19. ugem より:

    期待はずれにに終わることもあるのは当たり前です。鳴り物入りで登場したライダーがパッとしなかったことは枚挙に暇がありません。でもそれはしょうがないです。未来のことは分からないのですから。名伯楽であれば下位に沈んだライダーの中から才能のあるライダーを見出す目を持っているかもしれませんが、可能性が高いのは、またスポンサーに説明しやすいのは直下のクラスの年間チャンピョンでしょう。

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