予選まとめ：2021エミリア・ロマーニャGP

『予選まとめ：2021エミリア・ロマーニャGP』

★10月23日、エミリア・ロマーニャGPでFP4・予選1・予選2が行われた。

★ジョヴァンニ・ザマーニ記者（イタリア衛星放送『SKY』レポーター）が、以下のようにまとめた。

・レース・ペースについて
今回は同じコンディションのセッションがなかったため、各選手のペース面は正確につかめていない。
レースがウェットの場合はミラー＆ザルコが有利だろうが、あくまでも憶測に過ぎない。
ドライの場合は、前回のミザノ1戦目の結果が参考になるだろう。

・ファビオ・クアルタラローは予選1で3位だったのに、なぜグリッド13位ではなく15位になってしまったのか？
自己ベストであった最終ラップが、イエローフラッグ提示中に記録されたため無効とされたから。

・予選でスズキはリンス13位/ミール18位だったが、マシンが不調なのか？
マシンの不調ではない。リンスはFP4で、ミールは予選で転倒してしまったからである。ただし、レース本番での追い上げは難しいだろう。

・なぜエネア・バスティアニーニは、予選で16位しか獲得できなかったのか？
リアのグリップ不足により、3回転倒したから。

・ダニーロ・ペトルッチ（10月24日に31才になった）が今シーズンのベスト予選リザルト（9位）を獲得していたが、レースでも好結果を出せそうなのか？
予想は難しいが、ウェットレースになるようなら戦闘力はまぁまぁだろう。しかし、ドライの場合は苦戦する可能性が大きい。

・アンドレア・ドヴィツィオーゾが予選21位なのは、ヤマハ機での経験が不足しているからか？
当然、まだヤマハ機には慣れていないだろうが、それよりも、今回のようなコンディションで同機のグリップが大きく落ちてしまうことに苦戦しているようである。同問題の解決策を見つけられずにいるのだ。

・なぜヴァレンティーノ・ロッシは予選23位（最下位）だったのか？
おそらく、もはや気力が完全に落ちてしまっているからだと思う。

・日曜日の天候は？
雨の予報は出ていない。

・予選後、名/迷言集

ヴァレンティーノ・ロッシ
「10年前のセパンのあの日…この先どうすれば良いのか途方に暮れてしまった…。」

アルド・ドゥルディ（ロッシの専属ヘルメットデザイナー）
「両親や兄弟とはケンカになるものだが、祖父とはならないものでしょ。マルコ・シモンチェッリと言うのは、祖父みたいな存在だったんですよ…誰ともケンカにならないんだから。」

ジャック・ミラー
「チームプレイについては…まぁ、良識で考えれば良いだけでしょ。」

（参照サイト：『Moto.it』）
（Photo：Instagram）

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