『ペトルッチ:去年、引退しようと思ってた…モトGPって言うのは、情け容赦のないものだから…』
★4月8〜10日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで『MotoAmerica』が開催され、ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)がスーパーバイク部門で2連勝した。
★先日、ペトルッチ選手が『Corriere dello Sport』のインタビューで、次のように話した。
【『MotoAmerica』参戦のためアメリカに移住もし…どんな感じ?】
「地元テルニのことが恋しくって、恋しくって…とは言え、今はここが我が家ですからね。
フィラデルフィアからそう遠くない所に住んでるんだけど、もうね、完全に田舎なんですよ。窓の向こうにはゴルフ場が広がっていて…まぁ、僕向きのスポーツではないだろうけど、でも、ちょっとやってみようかと思ってるんです。
いまや、僕のニックネームは『なんでも屋』だから…実際、今年はダカール参戦からモトクロスに『MotoAmerica』と、なんでもやってるんだし。
去年のモトGPシーズン中は、引退しようって思ってたのにねぇ…。」
【昨年はどんな心境だったの?】
「うんざりして、へとへとで、空っぽになったような感じでした…モトGPって言うのは、情け容赦のないものだから…。0.2秒以上離されたら、ライダーとしての存在価値が問われるんですからね。
モトGPのことは大好きだったけど、でも、ある時点まできたら、そう言う風潮が重荷になってしまったんですよ。常に決まった流れの中で、規則に従い、ギリギリのところまで自分を押し殺して行動すると言うか…。頑張ってはみたんだけど、どうも僕はそう言うタイプじゃないみたいで。
そう思った時、もう充分だろうって気持ちになって…。ダニーロ・ペトルッチと言う人間は、こんな風にはやっていけない…もっと違う生き方をした方が良いって思ったんですよ。」
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
KTM機もドゥカティと同じ問題…って話は、note『2022 アルゼンチンGPまとめ』でどうぞ!
ここも情け容赦ないコメントが多いよね
たとえイベントレースでもサーキットで競ったことがあれば、いかにバイクのコントロールが難しいか理解できるんだけどねぇ
ロードレースとエンデューロレース経験者ですが、操作を自身のしたい様にして付いて来るマシンに出来た時の喜びは大きいですねぇ。
グランプリの世界は頂点の世界なので厳しく険しいだろうし、それを見る目もシビアですね。
あれ位が丁度良い。
GPの頂点に上がり、JORGE LORENZOを押し退けてDUCATI FACTORYで2勝。JORGEならもっと出来ていたと今でも信じています。PECCOもPRAMAC時代には、JORGEのデータを参考にRidingしていると言っていました。これだけで運が良かった人だと思っています。今のGPではDUCATIFactoryでも8位以内は厳しいと思います。
ペトルッチ イイネ
白バイの教官は辞めちゃったのかな
ロレンソやヴァレと違ってベテランでも苦労したライダーの深いコメント
かろうじてSBKには良い意味の緩さが残ってるけどGPが変わってしまったのは感じますね
特にKTMの台数が増えてからは顕著でペトルッチもその波に飲まれたかも知れないね
このチームは去年バズが所属していたチームで彼がSBKにもどったのでペトルッチを起用したんですよね。
年齢的にも体格的にも今のGPに返り咲きは難しいでしょうが、来年はSBKでレイやバウティスタやラズガットリオグル相手に走って欲しいです。
ペトルッチの人間性が良く現れてるコメント。
ペトルッチは生来の優しさが大きいんだろうね。
なんというかドカのファクトリーは日本メーカーよファクトリー以上に、シビアなんだろうね。
メーカーは違うけどアプリリアのファクトリーライダーだった原田氏が、自分の要求の前に勝ってみろ、という風潮が強い、と言っていた。
日本のメーカーのようにライダーに合わせるというアプローチはないだろうから、それだけに結果でしかモノ言えない状態に陥りやすい。
ドカのファクトリーライダーとしての重圧は、GP界でも一番なような気がする。
ペトルッチはGP界のマモラみたいな
タイプのライダーだなぁ〜!