MotoGP

スズキ『今はプライベートチーム結成よりモト2参戦の方が…』リビオ・スッポ

『スッポ:今はプライベートチーム結成よりモト2参戦の方が…』

★2022年シーズンより、スズキのチームマネージャーにリヴィオ・スッポ氏(57才)が就任した。

★前任者のダヴィデ・ブリヴィオ氏が2020年末にF1チームに移籍し、スズキは2021年シーズンをチームマネージャーなしで戦った。

★スッポ氏は1999年からドゥカティのマーケティング・ディレクターを務め、2010年にホンダHRCに移籍してマーケティング&コミュニケーションマネージャーに就任。2013年からチームマネージャーも兼任し、2017年末に辞め、その後は電動マウンテンバイクの開発に携わっていた。

★最近、スッポマネージャーが仏サイト『Motorsport-Total.com』のインタビューで、スズキの今後の計画について次のように話した。

【スズキは、モトGPクラスにプライベートチームを参戦させる可能性は…?】
「パドック側が何年も前からスズキのプライベートチーム参戦を待ちわびていることは知っているが、計画を立てる以前に、まず、やるべきことが山積みでしてね。
以前からエスペレータ(※ドルナ代表)が、『各メーカーがファクトリーとプライベートを持ち、4選手づつ参戦させたら理想的だ』と言っているが…
実現しようと思ったら、現在の6メーカーが喜んで投資するような状況でなければねぇ。」

【当初、グレジーニがアプリリアがとプライベート契約の交渉をしていたが、結局、ドゥカティの方を選び…】
「プライベートチームに、戦闘力の低いマシンで参戦してくれと言うのは至難の業でしょう。ただ、ドルナが思い描いているようなシナリオを実現できそうな技術的状況は、昨今、整ってはいるんですけどね。
とにかく、今は24機が参戦していると言うことに満足しないと…しかも、ほぼ全機の戦闘力が高いでしょ。去年の型落ち機でさえ戦闘力が高いのだから。
ルーキー選手なんかは、既に仕上がってるマシンに乗る方が良いように思いますしね。良く分かりもしないマシン開発に振り回されることなく、速攻で成長していけるだろうから。
まぁ、ドゥカティ機のトップスピードなどは明らかに最速なんだし…戦闘力の低いマシンが多いよりは、ドゥカティ機が8台参戦している方がマシなんじゃないんですか。」

【若年選手の育成については?】
「KTMがここ数年、モト3/モト2/モトGPにおいて実に良い仕事をしていると思いますね。
うちとしてはモト2クラスから選手を鍛錬できたら、なかなか面白いのではと思っているんですが…。」

【モト3クラスは?】
「モト3もと言うのは、うちはかなり難しいでしょうね。」

★近年、KTMが若年ライダーを育成し、最終的にモトGPクラスに参戦させ、成果を出しており、今年からヤマハがVR46チームと組んでモト2参戦を始めている。また、ホンダは以前よりモト2/モト3クラスにホンダ・アジアチームを参戦させている。

(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Corse di moto』)

スズキは両選手とも中身の濃いレースをしていたって話は、note『2022 アルゼンチンGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. タディの星に願いを より:

    なるほどカラーリングをエクスタースズキで露出ということかな 中小排気量クラスだとアジアンライダーが入ってきやすいので、アジア圏の量産車の売りになるということかな。

  2. なお より:

    モト2ならKALEXで参戦しても問題なさそうだけど
    さすがにモト3にホンダやKTM使ってスズキブランドで参戦するわけにはいかないですから
    モト3マシンを1から開発は・・・ないでしょうね

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