MotoGP

2022 ミザノテスト初日【モトGP:リザルト&トピックス】

『2021 ミザノテスト モトGP 初日』

★9月6〜7日の午前10時〜午後6時まで(※午後1〜2時までランチ休憩)、イタリアのミザノサーキットでモトGP公式テストが行われている。

★初日の6日は朝から気温が高く、午後3時過ぎは酷暑だった。

★ミシュランが2023年用の新フロントタイヤを投入。ミディアムはグリップが高く、ハードは安定感が増している。

★アプリリア

首位アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは2位。
テストライダーのロレンツォ・サヴァドーリは26位。

★ヤマハ

3位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)。本人によれば「感触良好」。テスト終了後、「午後に新エンジンを試していた」と言っており、前進はあった模様。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは12位(愛称は『フランキー、モルビド』)。

24位ダリン・ビンダー(ヤマハWithU RNF、ルーキー)。
チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾは28位(最下位)。ミザノ決勝戦後に引退しているが、『Alpinestars』の新ヘルメット試用のため同テストの午前セッションにだけ参加した。

※ヤマハファクトリーは両選手にそれぞれ2023年版マシンを用意。

※テストライダーのカル・クラッチローはアラゴンGPよりドヴィツィオーゾ後任として参戦するのに、なぜ同テストに参加していないのか?
ヤマハのマイオ・メレガッリ氏(チームマネージャー)の回答。
「クラッチローは日本で2023年版マシンのテストを行ったばかりだし、アラゴンでは今年3回もテストをしていて…
この2ヶ月間、けっこう過密スケジュールだったんで、本人が今回のテストに乗り気じゃなかったものだから。」

※なお、ヤマハテストチームのチーフメカニックを務めるシルヴァーノ・ガルブゼーラ氏は、とりあえず、私服で顔を出していた。

※奇妙なことに、本日、パドックにジーボ・バディオーリ氏(※ロッシ元選手の元マネージャー)が顔を出していた。ロッシ元選手に脱税問題が起きた際、同氏が関与していたとのことで、その後、モトGP業界から完全に撤退した人物である。

★ホンダ

4位ポル・エスパルガロ(ホンダファクトリー)。
チームメイトのマルク・マルケスは17位。マルケス機に新エアロダイナミクスも搭載されていた。従来カウルも使用していた。
マルケス選手のコメント。
「満足です。久しぶりの出走なんでアドレナリンは出まくっていたけど、最初の出走は全然面白くなかったですね。
このマシンは速すぎるんですよ…でも、その後、少しづつ良くなりました。まだ僕はモトGP機の操縦ができるってことなんですねぇ。
まだ肩も腕も力が入らず、全体的にそんな感じなんですが…それでも40周回走れました。2回目の出走では好タイムも出せたし、あと、エアロダイナミクスのテストもできましたね。
(骨切り手術をした)腕の位置は、もうかなり自然になっているようだし。出走後はまず一番にビデオ検証してました…特に左折コーナーですね。腕の位置はかなり自然になってるけど、でも、正しい位置を維持するにはまだ腕力が足りなくって。1〜2周なら大丈夫なんですが。今は腕がもうへろへろなんですが、でも、痛みはないです。
僕の姿勢は皆さんもご存知のように…上手く走れそうなら、復帰します。今日は連続して4〜5周回しかできなかったので、レース完走はまだ無理でしょうね。
明日はもっと走ってみて…でも、明日、(今後のレース復帰を)決めはしませんよ。」

テストライダーのステファン・ブラドルは22位。プロトタイプ機を試用。

19位アレックス・マルケス(ホンダLCR)。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは20位。

※ホンダファクトリーのピットボックス内にはコクボ氏が在中し、タケオ・ヨコヤマ氏(テクニカルマネージャー)の姿は見られず。3日(土)、マルク・マルケス選手は『(ヨコヤマは)今シーズン末に交代になるだろう』と言っていたが…。

★ドゥカティ

5位エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・グレジーニ、愛称は『ベスティア』)。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは9位(ルーキー、愛称は『ディッジャ』)。

6位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、愛称は『ペッコ』)。新エアロダイナミクスを試用。
チームメイトのジャック・ミラーは14位。ランチ休憩前に第5コーナーで転倒、ケガなし。
テストライダーのミケーレ・ピッロは21位。幅広シートを試用。

7位ホルヘ・マルティン(ドゥカティ・プラマック)。
チームメイトのヨハン・ザルコは15位。

10位ルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46、ロッシ異父弟、愛称は『マロ』)。
チームメイトのマルコ・ベッツェッキは11位(ルーキー、愛称は『ベス』)。

※2023年版フレームの改良版を試用(※バニャイア等)。

★スズキ

8位アレックス・リンス(スズキファクトリー)。
チームメイトのドミニク・エガーターは27位。ジョアン・ミールの代役。セッション開始時はシートポジション設定からスタート。アラゴンGPでミール代役参戦もあるのでは?

★KTM

13位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは16位。
テストライダーのダニ・ペドロサは25位。2023年版エンジンを試用。

18位ラウル・フェルナンデス(KTMテック3、ルーキー)。
チームメイトのレミー・ガードナーは23位(ルーキー)。

(参照記事 『Moto.it』)


『2022 ミザノテスト初日 モトGP』





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POSTED COMMENT

  1. 中上です より:

    テストとはいえ、1秒以内に20台とは…

  2. すぱおー より:

    ラウルは前回はポランシャルのお陰かポイントゲットしてましたがやはり体制整えば速いんだなと思いますね。そして復帰明けの男が0.8落ちとかやべー…
    HONDAは何でもかんでもチャレンジし始めましたね。フレーム大量テストに前記事のスイングアーム。アプリリアのカウルに通気口上手くいくといいですが 
    YAMAHAもファビオとモルビデリに新エンジンプロトタイプが好評で新カウルも涼しくなったようで何より来年は反撃してほしいですね

  3. なお より:

    Alpinestarsがヘルメットにも手を出すの???
    スキーのサロモンみたいになったきたね

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