中上貴晶『転倒は絶対にマルケスのせいじゃない』2022日本GP

『ナカガミ：転倒は絶対にマルケスのせいじゃない』

★9月１８日（日）、アラゴンGPの決勝戦でタカアキ・ナカガミ（ホンダLCR）が第1ラップで転倒リタイアした。
19日（月）に、右手の指2本の腱が損傷していることが判明し、手術を受けた。

★第1ラップでマルク・マルケス（ホンダファクトリー）がマシンのコントロールを失い、後続していたファビオ・クアルタラローに追突された（※これによりクアルタラロー選手はリタイア）。
追突された際、マルケス選手のマシン後輪とフレームの間に、クアルタラロー選手の破損カウルの一部がはさまり、それによりマシンのコントロールを失い、ナカガミ選手と衝突した（※これによりナカガミ選手はリタイア）。

★9月22日（木）、日本GP会見でナカガミ選手が次のように話した。

【右手のケガの方は？】
「数日では治りませんよね。けっこう厳しい週末になるでしょう。
序盤FPセッションに出走する許可は降りたんですが、セッション後に再検査を受け、続行できるかどうかを判断することとなってます。」

【アラゴン決勝戦での転倒事故については？】
「（マルケスを）避けようと頑張ったんですが、無理でした。2人とも運が悪かったんですよ。
とにかく、マルクのせいだとは全く思ってないし、腹も立ててはいません。あれは、ただの『レース・インシデント』なんで。
後続選手らが僕のことを上手く避けられたのは、神様のおかげですよね。」

【ところで、今週末はカレックス社の新アルミニウム製スイングアームを試用するそうで…】
「この状態からすると、どれほど助けになってくれるものか…確信はないです。
僕に必要なものかどうかも分からないし…ここ2〜3日、様子を見てみますよ。」

（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Twitter）

欧州メーカーと比べ、日本メーカーはなにが違うのか？って話しは、note『2022 サンマリノ＆リビエラ・ディ・リミニGPまとめ』でどうぞ！