『フォルカーダ:世間はメカニックが完璧なマシンにしてやれよと言うが…』
★ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)は今シーズン前半は好調で、総合順位でメインライバルであるフランチェスコ・バニャイアと91ポイント差で首位に就いていた。
★しかし、シーズン後半から調子を落とし、残り3戦となった現在、総合首位は維持しているもののバニャイア選手とは2ポイント差である。
★ヤマハ機そのものも相変わらず苦戦しており、クアルタラロー選手が独特な操縦でカバーしているものの、チームメイトのフランコ・モルビデッリは総合19位(31ポイント)である。
また、アンドレア・ドヴィツィオーゾは同機で苦戦し、よもやのシーズン途中引退となり、チームメイトのダリン・ビンダーは総合22位(10ポイント)。
★ヤマハの元チーフメカニックであるラモン・フォルカーダ氏(※ドヴィツィオーゾ引退後は就活をし、来年はジュニアGPで働く)が、『DAZN』のインタビューで次のように話した。
【選手がマシンを乗りこなせずにいる時は…?】
「世間には『メカニックが完璧なマシンにしてやれよ』なんて言う輩もいるが、完璧なマシンなんてものは存在しませんからね。
私ら技術スタッフはなにかしら手を入れることはできるし、ライダーが乗りやすくなるよう調整することもできますよ…ただね、とにかく、合わせていかなければならないのはライダーの方だから。」
【現在、ヤマハ機を乗りこなせるのはファビオ・クアルタラローだけだが…】
「完璧なマシンなんてものはありませんからね…それに合わせていけるライダーが必要なんですよ。
とは言え、それができるライダーはわずかですからね。あのマシンで最大限の結果を出せるのは、ファビオだけなんですよ。
ただ、ファビオは予選が得意なはずなのに、今年はPPを1回しか取ってないんですよね。つまり、何かがおかしいってことでしょ。
今、ホンダとヤマハは似たような状況で、たった1人の選手頼みでやってるんですよ。
一方、ドゥカティは違いますよね。いまや、ヤマハやホンダのマシンよりも合わせやすそうだから。別にドゥカティ機が格上なわけじゃない…ただ、自分達の選手が合わせていけやすいようなマシンにしたってことですよ。」
【タイトル争いで、ドゥカティやアプリリアはメーカーメイトがサポートしてくれているが、クアルタラロー選手は孤立無援…】
「ドゥカティとアプリリア以外は、メーカー内で選手のパフォーマンスが拮抗してないですからね。
でも、あの2メーカーにはそれがあって…アプリリアではマーヴェリック(ヴィニャーレス)がマシンにどんどん合わせていけるようになっていて、アレイシ(エスパルガロ)はちょっとプレッシャーで苦戦してるんですよね。
ドゥカティの方はそれなりの数のメインキャストがいるから、こっちの選手が勝てなくても、あっちの選手が勝つって感じでしょ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
現在のクアルタラローの真の問題点はなにか?って話は、『2022 日本GPまとめ』でどうぞ!
悩ましいけどペッコだけが速い状態のほうが
ポイントが集まってとっくにランキング首位だったような気もする
バスティアニーニに抜かれた瞬間焦って転倒なんてのもあったしね
どのみちメンタル弱いペッコじゃ無理だったでしょ
最速バイクで抜きんでれなく拮抗してるってだけでもマルケス、クワルタラローには才能は及ばない
>ヤマハやホンダのマシンよりも合わせやすそうだから。別にドゥカティ機が格上なわけじゃない…
いやいやwww
普通に考えれば
「ヤマハとホンダは最強ライダーにおんぶにだっこ」という状態で、
マシン自体はドゥカティが一番優れてるでしょ
まあ、ポジショントークとして「(負けてると)認めるとは公言できない」だけで理解しているとは思うけどね
実はホンダさんよりヤマハさんの方が開発面で苦労してるかもしれませんね。
満身創痍のマルク氏はレースになれば上位走ってますが、ファビオ氏は安定しませんからね…
ウェットでもドライでも、タイヤのオーバーヒートなんて空転し過ぎてるか、荷重掛けすぎて熱を持つのか、何が何だかわかりませんね?!
そんなマシンでも、ライダーは速く走らせるのがお仕事です。
文句言ってて自分を正当化しようとしてもチャンピオンにはなれないですから。