MotoGP

予選こぼれ話:後追い問題、オリヴェイラ処罰、クラッチロー落胆…etc:2022オーストラリアGP

『予選こぼれ話:2022オーストラリアGP』

★10月15日(土)、オーストラリアGP モトGPクラスのFP3/FP4/予選が行われ、ジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリア衛星放送『SKY』レポーター)が以下の考察記事を出した。

★ペースタイム上位10名(FP4でのベストタイム7周の平均)

首位ヴィニャーレス 1’29”379
2位クアルタラロー 1’29”555
3位ザルコ  1’29”587
4位バニャイア 1’29”588
5位ベッツェッキ 1’29”619
6位マルティン 1’29”830
7位マリーニ 1’29”833
8位ミール 1’29”838
9位マルク・マルケス 1’29”851
10位アレイシ・エスパルガロ 1’29”896

★エネア・バスティアニーニは予選1から予選2へ昇格できそうだったのに、なぜ15位(予選1で5位)になってしまったのか?

《バスティアニーニの自己ベストラップが、イエローフラッグ提示中に記録されたものだったため無効になったから。
なぜイエローフラッグが提示されたかと言えば、ミゲル・オリヴェイラが予選終了と勘違いし、スタート練習のためにコース上で停止しようとしたから。
ちなみに、オリヴェイラ選手は停止しようとした際、後ろから走ってきたバスティアニーニ選手を妨害している。》

★同件で、ミゲル・オリヴェイラに処罰は科せられたのか?

《オリヴェイラ選手はグリッド順位3つ降格処分が科せられ、なおかつ、レース中にロングラップペナルティも実行しなければならない。》

★1回目のタイムアタック後、フランチェスコ・バニャイアは首位タイムを記録していた。
しかし、2回目のタイムアタックの際、大勢に後追いされ、特にマルク・マルケスは明らかにピットレーンから待ち伏せしていた。
にもかかわらず、バニャイア選手が減速しなかったため、結局、マルケス選手の方がグリッド上位となってしまった。
バニャイア選手は減速すべきだったのか?

《理屈からすると、バニャイアは減速すべきだが、しかし、本人によれば、減速したものの誰も前に出ようとはしなかったとのこと。
そのため、時間切れとなってタイムアタックを完遂できなくなることを恐れ、そのまま走行し続けたのだ。つまり、他に選択肢はなかったわけである。
ピットボックスから出るタイミングをずらすべきだったのかもしれないが、それも容易ではなかっただろう。
結局のところ、バニャイアのライバルはクアルタラローであり、そのクアルタラローよりもグリッド上位に他の選手がいると言うことは…しかも、あのマルク・マルケスがいると言うことは、バニャイアにとっては有利とも言えるのだ。》

★日曜日の天候は?

《今のところ、土曜日より気温が何度か下がりそうな予報となっており、タイヤ選択に大きく影響するかもしれない。しかも、日曜早朝に小雨が降る可能性もある。》

★予選後の注目コメント。

・マルク・マルケス
「バニャイアの後追いをしない限り、それなりのタイムを出すことはできない。」

・ジャック・ミラー
「ここは動物が多いって、皆、知ってることであって…モトGPレースのために駆除するなんてできっこないでしょ。」

・カル・クラッチロー
「2019年は、ここで1分29秒5を出して5位だったってのに…今日は1分28秒6で17位なんだからねぇ……」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Twitter

タイ戦でミラーは、バニャイアに順位を譲ろうとしていたのか?って話は、note『2022 タイGPまとめ』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. KG より:

    管理人さんカルのコメント掲載位置、

    見事な三段オチです!。

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