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2023 モトGP バレンシアテスト:各メーカーまとめ

『2023 モトGP バレンシアテスト:各メーカーまとめ』

★11月8日(火)、バレンシアサーキットで、2023年シーズンに向けてのモトGP公式テストが行われた。

★午後セッションでは第4コーナー辺りに強風が吹いていた。

★タイヤに関しては、新たなものはなし。

★ドゥカティ

首位ルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46、ロッシ異父弟、愛称は『マロ』)。
チームメイトのマルコ・ベッツェッキは3位(ルーキー、愛称は『ベス』)。

6位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティ・グレジー、愛称は『ディッジャ』)。
チームメイトのアレックス・マルケスは15位。兄マルケス選手の後追いをしていたが、第5コーナーで兄マルケス選手がふくらみ、アレックス選手を前に出していた。

8位ホルヘ・マルティン(ドゥカティ・プラマック)。2023年版に大満足。
チームメイトのヨハン・ザルコは11位。

10位エネア・バスティアニーニ(ドゥカティファクトリー、愛称は『ベスティア』)。チーフメカニックがマルコ・リガモンティ氏(※プラマックでザルコ選手を担当していた)に変更。第6コーナーで転倒、ケガなし。
チームメイトのフランチェスコ・バニャイアは12位(愛称は『ペッコ』)。
テストライダーのミケーレ・ピッロは23位(最下位)。

※全選手がけっこう満足していた。
※プラマックは新チームマネージャーのジーノ・ボルソイが始動(※モト3チーム『ガスガス』で、アスパー氏の右腕だった)。
※ファクトリー&プラマックの4選手にはそれぞれ2台づつマシンが用意された(2022年版と2023年版)。
※いつも通り、3ヶ所のテスト(ヴァレンシア/セパン/ポルティマオ)で段階的にマシンを改良していく予定で、おそらく、セパン&ポルティマオテストで新マテリアルが徐々に出てくる模様。
※2023年版マシンのカウル下部にはアプリリア風エアロダイナミクスが搭載され、マルティン&ザルコ選手が試用し、好フィードバックが得られていた。

★アプリリア

2位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。チーフメカニックがマヌエル・カゾー氏(※スズキでリンス選手を担当していた)に変更。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは5位。午前中、オリヴェイラ選手のピットボックスを訪れ、KTM機との比較検証をしていた。午後にはサヴァドーリテストライダーもオリヴェイラ選手の話を聞いていた。

4位ミゲル・オリヴェイラ(RNF MotoGP Team)。第9コーナー立ち上がりが実にアグレッシブで、実に走りやすそうにしていた。テスト終了後、かなり満足していた。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは22位。

※新マテリアルは多くはなく、フレームや新スイングアーム、電気関係マテリアルを試用。
※同テストでは、今シーズン終盤に起きていた不調の解明に取り組んでいた。
※今回、サヴァドーリテストライダーは走行せず。オリヴェイラ&フェルナンデス選手にマシンを貸与していた。なお、サヴァドーリテストライダーは来週へレスでプライベートテストを行う。

★KTM

7位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。エンジントラブルで煙が出る。
チームメイトのジャック・ミラーは17位。フレーム&エンジンに手を入れた混合機を試用。ドゥカティ時代よりもアグレッシブな走りに見える。

16位ポル・エスパルガロ(KTMガスガス)。久しぶりに朗らかだった。
チームメイトのアウグスト・フェルナンデスは22位(ルーキー、トレードマークは『コネッホ(うさぎ)』)。2022年モト2チャンピオン。

※2023年版はフレーム&エンジンが改良されていた。夕方には新エアロダイナミクスを試用していた(おそらく、現在のものとは大きく異る)。

★ヤマハ

9位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)。ミザノテストで既に試した新フレームを試用。テールカウルのウィングも試用。テスト終了後、けっこうがっかりしていた。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは14位(愛称は『フランキー、モルビド』)。新エアロダイナミクス試用。

※大量に新マテリアルが投入され、マシンも7台用意されていた。
※2023年版は新フレーム、新エアロダイナミクスが搭載。
※エンジンはルーカ・マルモリーニ氏(※F1業界の著名エンジニア)とのコラボで、大型バルブが使用されていた。
※段階的に作業を進めており、まずは2022年版で走行し、次に新フレームを試し、次にエアロダイナミクスを、そして、午後に新エンジンを試していた。

★ホンダ

13位マルク・マルケス(ホンダファクトリー)。異なるマシン3機を用意。テスト終了後、けっこうがっかりしていた。
チームメイトのジョアン・ミールは18位。ホンダ機での走りも悪くなさそうで、第9コーナーで良い動きをしていた。

19位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。2023年版マシンを試用。
チームメイトのアレックス・リンスは20位。最終コーナーがけっこうぎこちない。

※大量に新マテリアルが用意されていた。
※新旧マシンはフレームが異なっており、2023年版マシンには長めマフラーが搭載され、エアロダイナミクスにも工夫が施されていた。
※ミール&リンス選手は新旧マシンを1台づつ試用し、新マシンに関しては1台を交代で試用していた。

『2023 バレンシアテスト リザルト』



(Photo:Motogp.com

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POSTED COMMENT

  1. うに より:

    5時間ぐらいダラダラ見てました。
    ヤマハは以前のテスト時に感じたエンジンパワーがなくなってしまったようですね。
    リアウイングなど色々試してるみたいですが、あれは実際どうなんですかね?

    ホンダはほとんど前進なし? アプリリアはそもそも新要素がないのか。

    2月テストに向けてドカに離されないように改善して欲しいですね。

  2. kai より:

    ヤマハとホンダのエースが「けっこうがっかり」とは、来シーズンが早くも心配ですねぇ

  3. maxtu より:

    あれ?ファビオの手術はテスト後?
    最終戦好調で乗換組のリンス、オリヴェイラの明暗さが興味深いですね
    しかし、ミル、リンスに新型1台づつってどういうことよ?開発の遅れ?あくまでもマルケス重視の開発だから必要ない?

  4. カラス より:

    今回のテストはある意味、ルーキーと移籍組の味見テストなので、年明けのテストまでに何とかすればいいけど、リンスとミルはきつそうだな。

  5. けんちゃん♪ より:

    プラマックの新マネジャーのジーノ・ボルソイ、懐かしいな♪
    ヤマハの125で走ってるときに、鈴鹿サーキットのゲーセンで会って、一緒に「SUZUKA 8Hours」というゲームを、俺、ボルソイ、ボルソイの彼女と3人でやったな~
    またグランプリ界にいると思ってなかった♪

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