『ペドロサ:なぜタイトルが取れなかったのか?いつ引退を決めたのか?』
★ダニ・ペドロサ(37才、モトGPで2007/2010/2012年に総合2位)は2018年末にモトGPを引退し、その翌年よりKTMテストライダーを続けている。また、2023年からTV解説も始める予定である。
★最近、ペドロサ元選手が『Motorbike Magazine』のインタビューで次のように話した。
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【貴方はホンダファクトリーから10年以上参戦したが、タイトル獲得は叶わず…】
「毎年、なにかしら起きてしまってたんですよね。頑張りはしたんですが…あらゆる面において、あらゆる努力をしてきました。
腕力が足りないせいだと思えば、その辺の努力をし、レインコンディションが問題になっていると思えば、また努力し…。
ケガが問題だと思えば、転倒や持ち直しについて研究し…転倒を減らすことや、転倒しないような速さで走れるよう努力しました。
でも、ここぞって時に、いつも何か起きてしまうんです。4年間、こうした諸々に遭遇し、しかも、それをカバーできるほどポイント差をつけることが一度もできなかったんですよ。」
★最近、ペドロサ元選手は『DAZN』のインタビューで次のように話した。
【いつ頃から引退を考えるようになったの?】
「少しづつドアをノックされていたような…僕の場合は、そんな感じでした。
ある朝、目覚めた瞬間、考えたこともないような感覚に襲われ…でも、そのまま、いつも通りの生活を続けるんですよ。
でも、その後、しばらくしてから、その感覚が蘇ってきて…まるで終わりに近づいていることを、自分が認めないでいるような感じなんです。」
【最終的には、何が決め手になったの?】
「最初は『良きせぬ感覚』だったのが、最終的に、どんどん頻繁にやってくるようになって…。
ある日、他の選手と衝突して転倒し、手の手術をしなければならなくなったんです。
僕は病院にいて、手術の麻酔から覚めたら両親がそばにいて…それで、僕は言ったんですよ…『もう終わりだよ。毎日のように入院するなんて…もう嫌だよ』って。
この時ですね…そう言う選択について、真剣に考えるようになったのは。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Motorcyclesports.net』)
(参照サイト:『Motorcyclesports.net』)
(参照サイト:『Motorcyclesports.net』)
(Photo:Instagram)
ミラーの走りでKTM機の成長ぶりが判断できるって話は、note『2023 ヴァレンシアテストまとめ』でどうぞ!
本当に現役時代はケガとの戦いだったよね。
改めてお疲れ様でしたと言いたい。