『ペルナット:ドルナはロッシ引退後の対応が最悪だった…』
★2023年からモトGP選手によるスプリントレース(※短距離レース)が、各GPの土曜日午後に行われることとなった。
★同レースが導入されることとなったのは、2022年のモトGPの興行成績が落ちてしまったためである。
★モトGP人気が落ちた理由の1つに、「レースでオーバーテイクが減ってしまったから」と推測する者も多い。
そのため、「オーバーテイクが増えるよう技術レギュレーションを変えた方が良いのでは?」と言う意見も出ているが、既に運営会社『ドルナ』は各メーカーと2026年までの契約を済ませているため、レギュレーションを変更するには満場一致の賛同を得なければならない。
また、ドルナのカルメロ・エスペレータ代表は、
「個人的には、(レギュレーションを)変更しないからオーバーテイクが減少しているとは思っていない」と公言している。
★アンドレア・ドヴィツィオーゾ(※2022年に引退)が、同件について次のように話した。
「(スプリントレースが)現時点でのモトGPの特性を変えられるほど、新しい案とは思えませんけどね。
僕の方が間違ってるのかもしれないけど…でも、もっと他のものが必要だったんじゃないですか。スプリントレースで、オーバーテイクが堪能できるようになるとは思えないけど。
まぁ、興味はありますけどね…レースウィークエンドの進行が、これまでとは変わるわけですから。」
★伊モトGP業界のご意見番ことカルロ・ペルナット氏(プロマネージャー。現在はバスティアニーニ&アルボリーニ担当)が、次のように話した。
【最近、ドルナ社では縁故採用が多いようだが…】
「実に危険なことなんですよ。世界選手権なんですからね…然るべき時に然るべき人間が、それなりの決断をしなければならないわけでしょ。
例えば、スプリントレースだって、選手らには直接話もせず、メーカー側だって不承不承だって言うのに、勢いだけで決めてしまってねぇ。」
【スプリントレース導入は、モトGPを盛り上げるための新案と言うことだが…】
「ドルナがロッシ引退を過小評価し、今後、どう対処していくべきかについて後手後手だったからなんですよ。
つまり、マーケティング戦略と言うものがないんですよ。個人競技って言うのは、常にキャラの立った選手が必要なんだから。
そう言う選手がいれば、皆、波に乗って盛り上がっていけるが…いなければ、『はい、じゃ、おやすみなさい』ってなもんでしょ。」
【スプリントレースについては?】
「モトGP新時代への鍵にはならないでしょ…役に立つとも思えませんね。
ただ、土曜日にレースがあれば、日曜レースに向けての宣伝にはなるだろうがね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
スプリントレースまとめについては、note『スプリントレース賛否両論、批判続出!!』でどうぞ!
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