『ダッリーニャ:選手を替えたいとは思わないでしょうね…』
★ジジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・ゼネラルディレクター)がジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリア衛星放送『SKY』レポーター)のインタビューを受けている動画が、2月9日にYoutubeで公開された。
★ドゥカティは2022年にモトGPにおける3部門タイトルを制覇し、冬季シーズンは祝賀イベントの合間に着実にマシン開発も進められていた。2023年の目標は、当然、タイトル防衛である。
★同動画インタビューからの抜粋。
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【ゼッケン『1』のマシンを参戦させると言うのは、どんな感じ?】
「正直に言うならば、なかなか良いものですよ。ゼッケン『1』のマシンをモトGPだけではなく、SBKでも参戦させされるなんて…私としても初めてのことだし、ドゥカティにとっても初めてですからね。
過去にも、前例はそれほど多くはないでしょ…おそらく1回だけでしょうね(※2021年のヤマハ)。とにかく、譽れ高いことですよ。
プレゼンテーションでゼッケン『1』を見た際はしみじみしてしまったし、開幕戦でそれを見たらさらに感慨深いでしょうね。」
【マシンに加え、選手陣も最強メンバーが揃っているが…選手替えについても考えているの?】
「世界チャンピオンもいるし、他にも揃ってますからねぇ。エネア・バスティアニーニは2022年に、ペッコ(バニャイア)の次に優勝回数が多かった選手ですから。
確実に素晴らしいチームになってくれるでしょう…選手を替えたいとは思わないでしょうね。」
【以前はよく『なぜ日本メーカーは、あんなに強いのだろう?』と言われていたが、現在は『なぜドゥカティはこんなに強いのだろう?』と言われているが…】
「技術面においてもチーム戦略においても、うちは様々な点を徐々に改善していきましたからね。
トラックに新案を投入していくことと、改変しすぎないよう注意すると言う意味において、現時点でうちは実に上手く均衡が取れているんですよ。
ここ数年において、より成長してこれたと言うことです。」
【それはドゥカティがモトGPと言うものを深く信じているからなの?】
「当然、信じていますよ。もちろん、最強のライバルのおかげで、これまで開発を加速してこれたと言うのもあります。
遅かれ早かれ、結果は出るだろうと思っていました。」
【2023年シーズンは、どうなりそう?】
「素晴らしいシーズンになると思いますね。常に競争が高まり、勝てるメーカー、勝てる選手が大勢いるじゃないですか。
記録からすると、年々、オーバーテイクの回数も増加してますしね。」
【ドゥカティはチャンピオン候補だと思う?】
「ゼッケン『1』を付けた状態でスタートするわけですからね…そうだと思いますよ。
昨シーズンのことを思えば、うちはチャンピオン候補と言うことになるでしょう。まぁ、セパンテストをやってみれば、今シーズンの実力がもっと見えてくるでしょう。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Moto.it』)
バニャイア選手のゼッケン『1』漏洩事件については、note『フランチェスコ・バニャイア特集』でどうぞ!
モトGPもWSBもゼッケン#1なのは素晴らしい✨
日本のメーカーも今年は頑張ってください(^^;;