『2023アメリカズGP モトGP FP1リザルト&トピックス』
★4月14日(金)、アメリカズGP モトGPクラスのFP1が行われた。
★通常より気温が低く、冷たい風が吹いていて、理想的なコンディションとは言えない。しかし、セッション終盤にはリアに新ソフトタイヤを履き、けっこう強い走りをしていた。
同タイヤを使用しなかった少数派の中で注目選手は、6位マルティン、7位バニャイア、14位リンスである。
★ドゥカティ
首位ルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。2’03.250を記録。クアルタラロー選手と熾烈な首位闘いを繰り広げた。マリーニにとっては苦手トラックだが、今回はマシンが完全に仕上がっている模様。
チームメイトのマルコ・ベッツェッキは13位(VR46ライダーズアカデミー)。セッション終盤で転倒、ケガなし。
3位ヨハン・ザルコ(ドゥカティプラマック)。絶賛成長中。
チームメイトのホルヘ・マルティンは6位。リアに新ソフトタイヤを履かずに記録しているので、同順位は価値が高い。
4位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ、2022年はホンダLCR所属)。絶賛成長中。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは17位。
7位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。リアに新ソフトタイヤを履かずに記録しているので、同順位は価値が高い。
チームメイトのミケーレ・ピッロは21位(テストライダー)。エネア・バスティアニーニ代役。
★ヤマハ
2位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。首位と0.150秒差マリーニ選手と熾烈な首位闘いを繰り広げた。アルゼンチンGPの時より動きが良く、コンスタント。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは12位(VR46ライダーズアカデミー)。タイムアタックはリア・ミディアムで行った。
★KTM
5位ジャック・ミラー(KTMファクトリー、2022年はドゥカティファクトリー所属)。
チームメイトのブラッド・ビンダーは10位。
19位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。
チームメイトのジョナス・ホルガーは22位(最下位、テストライダー)。ポル・エスパルガロ代役。セッション序盤、走行ライン上でオイルが少量漏れてしまい、他の選手らが「ラインから外れるように」とサインを送っていた。さいわい、事故はなかった。
★アプリリア
8位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは18位。昨日、「ここは僕にとって最悪トラックなんですよねぇ」と言っていた。
15位位ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアRNF、2022年はKTMファクトリー所属)。復帰したて。セッション序盤、マフラーに技術トラブル発生。タイムアタックはリアに新ソフトタイヤを履かなかった。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは16位(2022年はKTMテック3所属)。
★ホンダ
9位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。
チームメイトのアレックス・リンスは14位(2022年はスズキファクトリー所属)。リアに新ソフトタイヤを履かず、当初は3〜4位にいたが、最終的に抜かれまくった。しかし、今回の参戦選手の中で、唯一、同トラックでのモトGP優勝経験ライダーである。
11位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー、2022年はスズキファクトリー所属)。復帰したて。
チームメイトのステファン・ブラドルは20位(テストライダー)。マルク・マルケス代役。
『2023 アメリカズGP モトGP FP1リザルト』
(Photo:Motogp.com)