『リンス:また優勝するにはマシンを改善しなければ…』
★アレックス・リンス(ホンダLCR、27才)は2023年にスズキからホンダに移籍し、4月中旬のアメリカズGPで優勝したが、その次のスペインGPでは転倒リタイアした。
★先日、リンス選手が某イベントに出演した際、次のように話した。
【アメリカズGPでは、久しぶりにホンダに優勝をもたらし…】
「あの優勝は、僕にとってもチームにとってもサプライズでした。今シーズン中、あんなウィークエンドはもうないと思うんですよね。
今のところ、うちのマシンはタイトル争いができるようなレベルじゃないんで。このまま改良し続けていかないと。
僕自身も、まだ完全にマシンに慣れたわけじゃないですしね。1周1周、なにか新しいことを学習していってるんで。」
【スペインGPでは、ワイルドカード参戦のダニ・ペドロサ(※2018年末に引退。KTMテストライダー)が活躍していたが…】
「これまでで一番驚いたライダーですよ。ただ、あまり話題になってないルーキーのアウグスト・フェルナンデスも、ここまでの序盤戦でコンスタントにポイントを獲得してるんですよね。」
【ここまでの4GPで優勝したのはバニャイア、ベッツェッキ、ビンダー、そして、貴方の4選手だが…】
「現時点のモトGPの拮抗ぶりは凄まじいほどで…1周3〜4kmのコースを走って、約20選手のタイム差が1秒未満なんだから、驚異的ですよ。」
【次の優勝は、いつ頃にになりそう?】
「そう言うことは考えてないです…マシンを改善して、全力で頑張らないと。もし優勝できたらOKだし、できなくても固執はしません。」
【ホンダLCRチームはどう?】
「大歓迎してもらい、ここに入れて良かったです。アットホームな雰囲気がスズキと同じなんですよね…すごく居心地が良いんです。
まぁ、強いて言うなら、(帯同できなかった)何名かのスタッフが居てくれたら良かったな〜とは思いますけどね。
でも、ここにもプロフェッショナルが揃っているんで、そう言う人達と一緒に作業ができるなんて本当にツイてますよ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
リンス優勝はホンダ機のレベルが上ったからのか?って話は、note『2023 アメリカズGPまとめ』でどうぞ!
リンスはホンダが自分の話を全然聞いてくれないと嘆いていたが、話を聞いてマシンを改善したらマルケスが激怒しそう。
「俺の話だけ聞いていればいいんだ!」