『バニャイア:ヴィニャーレスはもっと注意すべきだったし、僕はアクセルを閉じることもできたはず…』
★5月14日(日)、フランスGP モトGPクラス決勝戦でフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、第5ラップでマーヴェリック・ヴィニャーレスと接触して転倒リタイアした。
★バニャイア選手は会見に現れた際、いつもの穏やかな様子だったが明らかに右足を引きずっていた。転倒時に強打したのだが、さいわい、捻挫で済んだ。
★バニャイア選手のコメント。
【大丈夫?】
「足首が痛むんですよ…骨折はしてないようだけど、かなり腫れていて、体液が溜まってるようなんです。
もう少し様子を見てみます…捻挫なんですけどね。さいわい、次のムジェッロまで時間があるんで、焦ってはいないです。」
【転倒の経緯については?】
「色々な見方があるとは思うんですが…めぐり合わせが悪かったと言う感じです。明らかに『レース・インシデント』ですね。
避けることもできたのでしょう。僕の方としては、ヴィニャーレスはもっと注意すべきだったと思います…走行ラインに戻る時、たった1人で走ってるような戻り方をすべきではないんですよ。僕はアクセルを閉じることだってできただろうし…。
僕の方では、彼の姿は目に入りませんでした。彼の方は、多分、僕のことは気にしてなかったのでしょう。その結果、こうなったんです。
残念です。今回も上位にいて、優勝できそうなペースもあったのに…叶いませんでした。」
【転倒直後の2人の対応がかなり激しかったが…和解はした?】
「日頃から、ああ言う瞬間にテンションが上ってしまうのは駄目だと思っていて…ああ言う光景は、世間の目に触れないようにすべきですよね。
僕は駄目だと思うんですが、でも、仕方がないですよね。時にはアドレナリンのせいで、おかしなことになってしまうものだから。
スチュワード・パネル(審判団)と面談した際、僕の方から『ヴィニャーレスにも同席して欲しい』と頼みました。
選手2人の間に起きたことなのだから、それぞれの見解を一緒に検証する方が適切だと思うんですよ。双方がおのおのの見解を話すべきでしょ。
当初はそれぞれ違うことを言ってたんですが、最終的に事故について同じ視点を持てるようになりました。
凄いですよね…僕ら2人とも、選手の中では特にフェアーな方だと思うし、とにかく、本当にめぐり合わせが悪かったんですから。」
Things got heated at Le Mans! 💥
Another massive twist to the #MotoGP title picture as @PeccoBagnaia and Maverick Viñales made contact and crashed out of podium contention at #GP1000 😱#FrenchGP 🇫🇷 pic.twitter.com/CISG72pAMP
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) May 14, 2023
(参照サイト:『Moto.it』)
バニャイアが「最終コーナーではロッシ風オーバーテイクを警戒していた」って言った話は、note『2023 スペインGPまとめ』でどうぞ!
2人ともライダーの闘争心を忘れていなくて安心しました
譲れないものは譲る必要もない
ガンバれ、バニャイア、ビニャーレス。久々のビニャの優勝期待したのに残念。話し合いが出来て良かった。
こういうのは世間の目に触れないほうがいいというけど、これこそが正直なライダーの反応だと思う。
昔だったら取っ組み合いの殴り合いになってもおかしくないよ。
ドルナやFIMは嫌がるだろうけどね。
ライン戻りの接触防止のため、2024年からバックミラーが義務付けになりました、、(冗)
ペッコの言う通り特にフェアな2人だから転倒後に手が出たのはビックリした。
オフィシャルのバイクに2ケツして乗ってピットに戻ってきたし、分かれるときに握手?してたので、その時点では既に大分冷静になってたんでしょうね