『モトGPメーカー乗り換え選手ランキング:序盤5GP』
★2023年モトGPシーズンは、序盤5GPが終了した。
★今シーズンから別のメーカー機に乗り換えた選手7名の評価は以下のとおり。
首位ジャック・ミラー(ドゥカティファクトリー ⇒ KTMファクトリー)
現在、総合8位(49ポイント)。サプライズ、及第点。
KTM機に上手く適応し、頻繁に上位走行をするものの難点もある。
GP3日間でコンスタントな走りを維持できず、例えば、フランスGPでは金曜セッションでは優勝候補レベルだったのに、2レースともリタイアだった。
レース本番でタイヤを早々に劣化させてしまう傾向にあるが、乗り換え7選手の中では上位走行が多く、完走した際は常にトップ10入りしている。
2位アレックス・リンス(スズキファクトリー ⇒ ホンダLCR)
現在、総合10位(47ポイント)。今のところ、及第点。
獲得ポイント数のうち34ポイントはアメリカズGPの2レースで稼いだので、それ以外のレースは好調とは言えない。
とは言え、元チームメイトのジョアン・ミールよりは良い。
今のところ、活躍できたのはアメリカズGPのみだが、モトGP優勝と言うのはそれだけ偉業なのだ。
3位アレックス・マルケス(ホンダLCR ⇒ ドゥカティグレジーニ)
現在、総合12位(41ポイント)。現時点では及第点。
シーズン開幕早々、PPや表彰台を獲得していたが、その後、道に迷ってしまった。
ただ、序盤2戦の走りっぷりからすると、ドゥカティ機のフィーリングはしっかり掴んでいる。
もしかしたら、序盤2戦の段階で上位グループに入れたと思ったのかもしれない。
自分自身を見つめ直す必要があるだろう。
4位ミゲル・オリヴェイラ(KTMファクトリー ⇒ アプリリアRNF)
現在、総合16位(21ポイント)。序盤は最凶ながら及第点。
ポルトガル開幕戦でマルク・マルケスの多重クラッシュに巻き込まれ、その次のアルゼンチンGPを欠場した。
しかし、復帰した途端、スペインGP決勝戦でファビオ・クアルタラローの多重クラッシュに巻き込まれて負傷。
とは言え、完走した時は常にトップ10入りしている。ツキに恵まれたなら、もっと好結果を出せるだろう。
アプリリア機での走りっぷりは素晴らしい。
5位ジョアン・ミール(スズキファクトリー ⇒ ホンダファクトリー)
現在、総合21位(5ポイント)。真っ暗闇で落第点。
フランスGPで1ヶ月半ぶりに復帰したマルク・マルケスが会見で、『同じマシンのリンスとミールの方が僕より下だった』と言って、サディズムの片鱗を見せていた。
実際、ミール選手は暗黒期にいる。ここまでの10レースでトップ10入りはなし…そのうえ、6戦でリタイアしているのだ。ホンダ機のフィーリングはゼロである。
6位ラウル・フェルナンデス(KTMテック3 ⇒ アプリリアRNF)。
現在、総合25位(3ポイント)。アプリリア機を乗りこなせず、落第点。
冬季テストでは好調だったが、開幕後は完全に影に隠れてしまった。
レース最高リザルトは、スプリント11位。腕上がりの手術後、フランスGPは痛みにより棄権した。
7位ポル・エスパルガロ(ホンダファクトリー ⇒ GASGASテック3)
現在、総合順位なし(0ポイント)。1度も参戦していないので採点不可。
KTM復帰シーズンは、実質的にまだスタートしていない。ポルトガル開幕戦の金曜FPセッションで重症を負い、欠場が続いている。頑張れ。
(参照サイト:『Motona.it』)
(Photo:Instagram)
KTMはフェルナンデス契約更改有望、ビンダー健闘、ミラー無為無策って話は、note『2023 フランスGPまとめ』でどうぞ!
本当に個人的な意見と言うか希望なんだけど、
ミールにはYAMAHAに乗ってみてほしい
HONDAのマシンよりも合うんじゃないかなぁ