MotoGP

モトGPライダー、契約交渉・去就【最新情報】

『モトGPライダー、契約交渉・去就』

★2024年のモトGPは5メーカーが参戦する予定で、ファクトリーチームが5つ、プライベートチーム6つ、計22選手で戦われることとなる。

★2022年末に撤退したスズキのシート(2選手分)はいまだ空席となっており、複数のチームマネージャーが狙っているが、ドルナ(運営会社)は新規メーカー参入かスズキ復帰のために確保している。
なお、ドルナはBMWとカワサキを勧誘してみたが、今のところ参戦する意向はない模様。

★各選手の去就予想は以下のとおり。

・マルク・マルケス(現ホンダファクトリー)
ホンダ離脱が取り沙汰されているものの、適当な移籍先がないため継続の可能性が高い。強いて言うならドゥカティグレジーニ移籍が噂されているが、可能性は低い。

・アレックス・リンス(現ホンダLCR)
ヤマハファクトリーがモルビデッリ後任候補として、リンス獲得に本腰を入れている模様。

・フランコ・モルビデッリ(現ヤマハファクトリー)
2023年末に、ヤマハから放出される可能性が高い。
2024年に向けてドゥカティに移籍する場合は、他のドゥカティ選手の配属次第となる。
もしマルコ・ベッツェッキ(現ドゥカティVR46)がドゥカティプラマック昇格となれば、モルビデッリ選手はベッツェッキ後任としてVR46チームに入る。そうでない場合は、ファビオ・ディ・ジャンナントニオ後任としてグレジーニに入る。
また、アレックス・リンス後任としてホンダLCRに入る可能性もあるようで、既に同チームマネージャーであるルーチョ・チェッキネッロ氏と話し合いが行われている。
また、ヤマハSBKにトプラク・ラズガットリオグル後任として移籍する可能性もある。

・ヨハン・ザルコ(現ドゥカティプラマック)
チーム側はザルコ選手との契約更改を希望しているが、すべてはドゥカティ側がベッツェッキ選手をどのチームに配属させるかにかかっている。
基本的にドゥカティでは最新ファクトリー機をファクトリー/プラマックチームに2台づつ配備し、計4台参戦させるシステムを取っている。
現在、ベッツェッキ選手が大活躍しているため、ドゥカティ側は2024年にプラマックチームに昇格させて最新ファクトリー機に乗せたいのだが、ベッツェッキ本人はVR46チームのまま最新ファクトリー機に乗りたいと強く希望している。
なお、ドゥカティ側には最新ファクトリー機を5台に増やす意向はない。
ちなみにザルコ選手はドゥカティと良好関係にあるため、プラマックから放出されてもグレジーニに配属される可能性がある。
また、リンス後任としてホンダLCRに移籍する可能性もある。
ただし、ザルコ自身が本人の年齢と(今年33才)、いまだモトGP優勝が果たせないことを考慮し、SBK移籍を考える可能性もあり、その場合はドゥカティ機での参戦だろう。
なお、現在、ドゥカティSBKのプライベートチームに、アンドレア・イアンノーネが起用される可能性が高まっている。

・ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(現ドゥカティグレジーニ)
現チームと契約更改ができなかった場合、モト2降格かSBK移籍の可能性が高い。
SBK移籍の場合、現在、BMWがラズガットリオグル選手のチームメイトを、また、ヤマハも同選手の後任を探している。

・ペドロ・アコスタ(現モト2)
2024年にKTM機でモトGP昇格することが決まっており、現時点ではアウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3)の後任になると見られている。
ただ、ポル・エスパルガロ(GASGASテック3)は復帰後のリザルトによってはテストライダーに降格となる可能性があるため、その後任となるかもしれない。

・トニー・アルボリーノ(現モト2)
ドゥカティグレジーニのファビオ・ディ・ジャンナントニオの後任シートを狙っているが、同シートにはフランコ・モルビデッリが入る可能性もある。
なお、アルボリーノ選手の個人マネージャーであるカルロ・ペルナット氏によれば、「ホンダが若手選手を欲しがっている」そうなので、アルボリーノ選手にはホンダ加入の可能性もある。

(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

マルケスの商品価値が落ちている……って話は、note『2023 オランダGPまとめ』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. an より:

    更新お疲れ様です。
    「アルボリーノ選手の故人マネージャーであるカルロ・ペルナット氏」になってしまってます。

  2. 吉秋 より:

    >>故人マネージャーであるカルロ・ペルナット氏

    個人では?

  3. RZV より:

    カルロ・ペルナットが亡くなったのかと思いました。故人は修正をお願いします。

  4. かずひぃ より:

    キリコさん、いつもありがとうございます。
    ペルナットおじさんがやばいです。

  5. La Chirico より:

    皆様、ペルナット関連の誤字の訂正ありがとうございます。
    早速、直しておきました。

    また、ここ最近、誤字の訂正をしてくださった皆さんも本当にありがとうございます。
    実は、3月からずっと悩まされていた家の水漏れがやっと直ったと思ったら、6月末にまた再発してしまい、お礼を書き込む余裕がありませんでした。

    まだ、完全には直っていないのですが、ゆっくりと進展はしているし…先日、オランダGPのメルマガを書き終え、少し気持ちに余裕ができてきました。

    読者の皆様、いつも有難うございますね❤

  6. maxtu より:

    マルケスについてはニワトリが先かタマゴが…と同じで、先ずは動かないと状況も動かないよね

    本来契約解除なんて愚策だけど、GP界はザルコ、ビニャーレスのように才能のあるライダーは優先されるのが証明されたわけで、フリーになれば必ず手を差し伸べる
    というか、フェルナンデスとポルが流動的なKTMは空いてるじゃん(笑)
    マルケス離脱はシートの空きの問題より違約金の落とし所かと邪推
    ナカガミ以外皆んな抜けたがってるのだから

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