『クアルタラロー:』
★8月18〜20日、オーストリアGP モトGPクラスでファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)が予選9位、スプリント15位、決勝8位だった。
★現在、総合11位に就いている(首位バニャイアと178ポイント差)。なお、2021年にはタイトルを獲得し、2022年もタイトル争いの末に総合2位になった。
★クアルタラロー選手が8月24日付け『Motorsport.com』のインタビュー記事で、次のように話した(※同インタビューはブリティッシュGP中に行われた)。
【9月のミザノテストには、何を期待しているの?】
「ミザノテストは、1つの目安にしたいと思っています。紙に書かれた予定表ではなく、ミザノでマシンの実物を見たいんですよ。
ミザノテストに投入されるマシンの95%は、2024年に使われるものなんですからね。つまり、ヤマハが将来に向け、本当に僕に乗って欲しいと思ってるのかどうかが分かるでしょ。」
【ただ、日本メーカーのアプローチは、欧州メーカーとは異なるが…】
「ドゥカティやKTM、アプリリアの方が日本メーカーより、かなりのリスクを負ってレース参戦してるように思います。
5年前と比べたら、ドゥカティやKTM、アプリリアののマシンの変わりっぷりは凄まじいじゃないですか。でも、うちのマシンは同じなんですよ。」
【と言うと…?】
「数日前、僕が2021年にタイトルを取った時に乗っていたヤマハ機を見たんですが…すぐ隣に、2015年にホルヘ・ロレンソが乗っていたのが展示されてたんです。
ほとんど同じなんですよね…何も変わってないんです。6年も経ってるのに、いくらなんでも変でしょ。」
【その頃と比べ、モトGP機はかなり変わっているの?】
「2019年に僕がモトGPデビューした時、スタートではローンチコントロールを作動させるだけで良かったんです。
でも、今はやらなければならない操作が山のようにあって…まずは前後の下降デバイスを作動させるためにブレーキをかけ、すべてのコマンドを確認してからスタートするんです。
モトGP機は凄まじいほどに進化してるんですよ。」
★なお、同選手は『Motorsport.com』の8月9日付けインタビュー記事で、ヤマハに最後通牒を突きつけるような発言をしていたが、その後、「厳しいことを言い過ぎた…」と撤回している。
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
ヤマハ機のカウル正面の内部は情報の山!!って話は、note『2023 ブリティッシュGPまとめ』でどうぞ!
進化?
市販車へのフィードバックはできそうもないし、一般ユーザーが恩恵を受ける内容からかけ離れているものばかりなので、正常進化ではないね
新型開発する度に(調子の良かったシーズンの)フィーリングを求めて却下し続けたらそりゃ進化しないだろう。ね、ファビオ君。
ペッコの強さってシーズン序盤にあると思う。データが豊富にある旧型が優勢でも辛抱して新型を煮詰めていく姿勢。結果新型の長所を引き出して差をつけられていると思うんだよな~。
そりゃ旧型にずっと戻されればそうなる
今シーズンのM1て去年と一昨年のシャシーとエンジンで構成
されてるみたいだけど、まあこれがYAMAHAの苦しい実情でしょ。
メレガッリはエアロが遅れてるとかエクスキューズしてたけど
問題はそんなんじゃない。新型マシンに見えるのはカウルと
ペイントデザインだけで、中身は過去の成功体験からのマイナー
チェンジで、フルモデルチェンジはしてないって事でしょ。
ここ数年、欧州勢が本気でチャレンジスピリットで挑んで来た
結果が実を結びつつある中、日本勢は失敗とリスクを極端に避け
MotoGP沼にズッポシ嵌ったまま抜け出せない。見てくれの
エアロ弄ったって大した変わりはしない様に、トライ&エラー
で失敗だったとしても挑戦しなければ這い上がる事は出来ない
からミザノテストでのサプライズに期待したい所。
まあ、あせらずにやりましょう。
つまりガラパゴスケータイ、ガラケーだ、と。