『バニャイア:アプリリア機の方が速くて、優勝は無理だっ』
★9月2日、カタルーニャGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、予選首位、スプリント2位だった。
★今回のトラックでは、ドゥカティ機の戦闘力がいつもほど高くはなかった。
★バニャイア選手のコメント。
【今回のスプリントについては?】
「トライしていきました…スタートも良かったし、少しは引き離せるよう頑張ってみたんですが、加速で苦戦しすぎましたね。
序盤2〜3周でプッシュしまくって、エスパルガロに抜かれた後、なんとか喰い付いていこうとしたけど無理でした。
ブレーキングで追い上げても、まだ足りなくって。アプリリア機の後ろを走って、ちょっと分かったんで…多分、決勝に向けて、一歩前進できると思います。明日は確実にリズムが落ちるだろうから。
今のところ、アプリリアはけっこう有利な感じだけど、でも、だからと言って、うちは諦めませんから。」
【最終ラップでヴィニャーレス選手と一騎打ちになったが…】
「楽しかったですねぇ。各ブレーキングで完璧な動きをしようと心がけ、絶対に抜くチャンスを与えないようにしました。
最終コーナーに差し掛かった時は、やっぱり、ヴァレンティーノ・ロッシがホルヘ・ロレンソを抜いた時のことを思い出してました(※2009年、ともにヤマハ機だった)。
それで、かなり(縁石に)寄って、スペースを塞いだんです。」
【優勝は無理そうだったの?】
「無理でしたね…(エスパルガロの方が)速かったんで。僕も全力を尽くしたし、特に序盤は頑張ったんですが…でも、満足できてますよ。
作業の仕方も自分達のポテンシャルも分かってるんで、あとは常に好結果を出すよう頑張っていきます…リザルトにも現れているでしょ。」
【貴方のブレーキングは素晴らしかった…アプリリア機に対抗できる唯一の地点だったの?】
「まさに、その通りです。レース映像を見直さないと…とにかく、トラクションでロスしまくってるのは一目瞭然だって言われたんで。
ブレーキングでは稼げてたけど…足りないんですよねぇ。アレイシは僕を抜いたら、そのまますっ飛んで行ってしまったじゃないですか。
でも、データが揃ってるんで…色々と分かってきたし、もう一歩前進できると思います。アッセンやザクセンリンクでも、ちょっとこんな感じだったんですよ。
(※ただし、両戦では他のドゥカティ選手が優勝したが、今回は違う。)」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
ヴィニャーレスのスタート下手は本人のせいだけではない?って話は、note『2023 オーストリアGPまとめ』でどうぞ!
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速くて相手も見て明日の決勝ペースの予想からセッティング変更まで冷静な判断力、後ろに目があるようなブロックライン
操縦もスムーズで開発力もある
そりゃ強いよね…