『バニャイア:ここで首位逃げ切りができるのは…ストーナーだけ』
★10月19日(日)、オーストラリアGP木曜会見でフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、次のように話した。
★バニャイア選手のコメント。
【落ち着いた様子だが…最悪の時は通り過ぎたと言った感じ?】
「厳しい時期だったけど、インドネシアではまた優勝できる感じになってきたんで…グリッド13位からなんで、素晴らしかったですよ。
でも、一番素晴らしいのは、マシンの乗り心地がまた良くなってくれたことで…ブレーキングで、また良い動きができるようになったんです。
(インドネシアGPの)土曜日とは大違いで…けっこう苦戦してたんですよ。」
【今回のオーストラリアGPはどう?】
「特殊なトラックですよね…明日は風がなさそうだけど、予報では土曜日が大風で日曜日は雨なんですよねぇ…当然、気温も下がって風もあるでしょ。
けっこう厄介な状況になるかも…ただ、ここはとにかく、一、二を争うぐらい素晴らしいコースで、2か所ほど『凄いの一言に尽きる!』って地点があるんですよ…第3コーナー(※ストーナーコーナーと命名済み)と、最終コーナーなんですけどね。」
【日本GPではウェットでの戦闘力が高かったが…】
「そうですね…でも、今回は茂木よりも難しいでしょ…コンディションが分刻みで変わってしまうから、速攻で合わせていかないと。
しかも雨が降ったら、信頼感を掴むのがさらに大変だし…路面温度にかかってますね。」
【総合首位でオーストラリア入りできると思っていた?】
「正直なところ、思ってませんでした。インドネシアでは苦戦してたし、マルティンが超速だったんで。
(マルティンが)転倒した時、僕はリアタイヤ温存のことばかり考えてたんです。でも、ラスト10周辺りから、首位に立てそうだなって思い始めて…上手く優勝できました。」
【なぜ今回は『首位で逃げ切り』が難しいの?】
「2022年に、入れ代わり立ち代わりで挑んでたじゃないですか…でも、結局、誰も逃げ切れなかったでしょ。
理由は良く分かりませんが、多分、リアタイヤのコントロールも関係してるんでしょうね。
後続を2秒も引き離してたら逃げ切れるだろうけど、そうじゃないなら無理なんですよ…だから、集団戦になってしまうんです。ここは、どのメーカー機でも速いから。
ここで逃げ切れるのは、ただ一人…」
【誰?】
「ケーシー・ストーナーです。」
【ストーナー元選手のことは、どう思っているの?】
「常に、頭一つ抜きん出た走りができる選手で…極端なコンディションでは特にそうでしたね。
トラックに出て、2周には2秒ぐらい引き離してたでしょ。そして、他の選手が追い上げてきたら、またトラックに出て、もう2秒引き離すんですよ。
当時(※2007年)、ドゥカティ機で勝てる唯一の選手だったんですからね。しかも、ホンダに乗り換えても勝ってたし。
あの才能や天性の勘は驚異的でしたよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
ミシュランのレインタイヤが大成長!って話は、note『2023 日本GPまとめ』でどうぞ!
ペッコもめっちゃ機嫌いいな
それほどマルティンのミスは致命的でしたね