2023オーストラリアGP【モトGP：PRリザルト＆トピックス】

『2023 オーストラリアGP モトGP PRリザルト＆トピックス』

★10月20日（金）、オーストラリアGP モトGPクラスのPRが行われた。

★予選2へダイレクト進出は以下の10選手である。
ビンダー、ミラー、ヴィニャーレス、マルティン、弟エスパルガロ、ベッツェッキ、ディ・ジャンナントニオ、バスティアニーニ、兄エスパルガロ、ザルコ。

★KTM

首位ブラッド・ビンダー（KTMファクトリー）。1’27”943。ペースも良好なので、予選結果次第ではレースで上位争いができるだろう。
チームメイトのジャック・ミラーは2位（2022年はドゥカティファクトリー所属）。得意トラックの日本GPでさえイマイチだったのに、今回はホームレースで盛り上がっているのか久しぶりに動きがよく、強い走りをしている。

5位ポル・エスパルガロ（GASGASテック3、2022年はホンダファクトリー所属）。
チームメイトのアウグスト・フェルナンデスは13位（2022年モト2チャンピオン）。その後、クアルタラロー選手を失速させたため3順位降格となったので、実際には16位である。

※KTM機最強で祭状態。ペースも良好。

★アプリリア

3位マーヴェリック・ヴィニャーレス（アプリリアファクトリー）。得意トラック。1周タイムも落ち着いた走りで、狂走はしていない。コンスタント。逃してはいけない好機到来。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは9位。苦戦気味で、今のところはペース面もチームメイトより劣る。

14位ラウル・フェルナンデス（アプリリアRNF、2022年はKTMテック3所属）。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは20位（2022年はKTMファクトリー所属）。

★ドゥカティ

4位ホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック）。午前セッションは爆走していたが、同セッションでは長距離作業に集中していた。目立ってはいなかったが、好調である。セッション終盤の渋滞中に、好タイムを出したのは美味かった。
チームメイトのヨハン・ザルコは10位。

6位マルコ・ベッツェッキ（ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー）。
チームメイトのルーカ・マリーニは19位（VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟）。体調が悪く、良いベースを探り出せない。

7位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ（ドゥカティグレジーニ）。
チームメイトのアレックス・マルケスは15位（2022年はホンダLCR所属）。

8位エネア・バスティアニーニ（ドゥカティファクトリー、2022年総合3位）。
チームメイトのフランチェスコ・バニャイアは11位（2022年チャンピオン、VR46ライダーズアカデミー）。セッション終盤の渋滞で難儀していたが、トップ10落ちの理由は他にある模様。ヘレス以降、常に予選２へダイレクト進出していたのに、ここ２戦連続で予選１行きとなっている。もともとペースは常に良好なタイプなのだが、今回はそれもイマイチである。

※ドゥカティ機にとっては苦手トラックで、最後にレース優勝したのは２０１０年のケーシー・ストーナーである。

★ホンダ

12位アレックス・リンス（ホンダLCR、2022年はスズキファクトリー所属）。骨折で長期欠場し、前回から復帰したことを思えば好結果である。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは21位。

16位マルク・マルケス（ホンダファクトリー）。また転倒。しかし、セッション終盤では転倒持ち直し技を披露。
チームメイトのジョアン・ミールは18位（2022年はスズキファクトリー所属）。

★ヤマハ

17位ファビオ・クアルタラロー（ヤマハファクトリー、2022年総合2位）。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは22位（VR46ライダーズアカデミー）。最下位。午前セッションでも大苦戦していた。

『2023 オーストラリアGP モトGP PRリザルト』

（Photo：Motogp.com）