『2023 タイGP モトGP 決勝リザルト&トピックス』
★10月29日(日)、タイGP モトGPクラスの決勝が行われた。
★総合順位は以下のとおり。
首位バニャイア(389ポイント)、2位マルティン(-13ポイント)、3位ベッツェッキ(-79ポイント)、4位ビンダー(-140ポイント)、5位兄エスパルガロ(-191ポイント)、6位ザルコ(-194ポイント)
★マルティン/兄マルケス/兄エスパルガロ選手に、タイヤ空気圧の違反があったことが判明。兄エスパルガロ選手は再犯だったため3秒加算ペナルティが科せられ、あとの2選手は警告のみだった。
同違反については初回は警告のみ、2回目以降は3/6/9秒加算ペナルティが科せられていく。
★ドゥカティ
首位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。決勝戦では今季4勝目。今回はPPも獲得、スプリントも優勝。リアタイヤのマネージメントも完璧。次回、タイヤ空気圧で違反すると3秒加算ペナルティとなるため、タイトル争い中の立場としてはかなりの注意が必要。
チームメイトのヨハン・ザルコは10位。
2位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。3位ゴールだったが、ビンダー選手のペナルティにより繰り上げ。グリッド6位だったため、スタート直後は集団の中に入ってしまい、その後は兄マルケス選手と競り合いになっていた。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは13位(2022年総合3位)。
4位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。スタートがいまいち。終盤はチームメイトと4位争いをした。
チームメイトのルーカ・マリーニは7位(VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。序盤は好調だったが、終盤はタイヤが急激に損耗し後退。
9位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティグレジーニ)。
チームメイトのアレックス・マルケスはリタイア(2022年はホンダLCR所属)。他選手がリアをハードにするなか、ミディアムを選んで賭けに出たが、転倒してしまった。
★KTM
3位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。終盤、マルティン選手と競り合いをしたが敵わなかった。また、2位ゴールだったが、最終ラップでグリーン・ゾーンに上がっていたことが判明し、1順位降格となった(※今季3回目)。
チームメイトのジャック・ミラーは16位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。
17位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。
チームメイトのポル・エスパルガロは18位(2022年はホンダファクトリー所属)。最下位。
★ヤマハ
5位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。終盤、兄マルケス選手と競り合い、勝った。ただ、2019年にも両選手は良く競り合っていたが、その際は優勝を賭けていた。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは11位(VR46ライダーズアカデミー)。
★ホンダ
6位マルク・マルケス(ホンダファクトリー)。
チームメイトのジョアン・ミールは12位(2022年はスズキファクトリー所属)。
14位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。
チームメイトのアレックス・リンスは欠場(2022年はスズキファクトリー所属)。再手術は成功。
★アプリリア
8位アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)。序盤はマルティン選手と競り合い、最終的に5位ゴールとなったが、さらにタイヤ空気圧違反でペナルティを科せられて8位に降格。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスはリタイア。
15位ラウル・フェルナンデス(アプリリアRNF、2022年はKTMテック3所属)。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラはリタイア(2022年はKTMファクトリー所属)。
※アプリリア向きのトラックでないうえ、リアタイヤのカーカスが固くなったためさらに苦戦していた。
『2023 タイGP モトGP 決勝リザルト』
『2023 タイGP モトGP 総合順位』
(Photo:Motogp.com)
やはりホルヘが勝ったな。今日もホルヘはゾーンに入っていた。私は前々から思っていたがベッコはもっと早く速く走る必要があると言えよう。ホルヘはブレーキを掛けた時のオーバーアクションがシームレスな走りだった。きっとセッティングが出来ているのだろう。やはり世界最高峰のプレミアムライダーは走りながらありとあらゆる情報を見ているのだ。つまり走りながらコースサイドのモニターを見て後ろがどのくらい離れているか見てレースをしているのだ。何故ならホルヘは身長は小さく見えるがそんなに小さくないからだ。だからまるでフォークリフトの様なコーナーリングが出来るのだ。ホルヘと大ちゃんの走りは完全に一致する。恐らく相当に意識している事は間違いない。完全に子供に見せたいレースだったな。
マルティン、ハットトリックおめでとう
プレッシャーもあるようだけど、追い掛ける立場だから攻めるしかない
今年の13ポイントは次戦でも逆転できる差だから、ペッコとはプレッシャー勝負になりそう
ただタイヤ内圧のペナルティは気になるねぇ
最後の最後にペナルティで逆転とかどっちらけの結末になりませんよう…
宮城さん乙
マルティン168cmなら小さいほうじゃね?
と思いました。
最後の3周はバイクレースの醍醐味そのものでした。マルティンはよくトップを取り返しましたよね。今いちばん乗れているのは明らかに彼なので、きっとこのまま最後までもつれるんだろうなあと思います。
いやー! 今回もしびれる展開でしたね。
マルティンは同じ過ちは繰り返さないとばかりに、コンパクトに回りながら冷静な逃げ。つつかれても動じない。
最後の1周は絶対勝つという、気迫のこもった1周でしたね。
ちょっとオーバーアクションにも見えましたが、あれだけ派手に動いても、ほとんどクリッピングポイントを外さないのがいかに乗れてるという所か。
バニャイアは悔しそうな表情。笑っていても目が全然笑ってない。。
さてさてポイントも詰まってどうなっていくか!?
クアルタラロ良くやった! しかし、タイヤの相性でここまで調子が変わってしまうのは中々厳しい。次戦もがんばって!
今回は良いレースだった。言うことなし。
マルティン強かった!最後あの二人に競合いで負けなかったのは凄かった!
残念だけど日本人ライダーにはああいう強さがないから速くても他のライダーからしたら怖くないだろうな。プレッシャーかければ自滅するか多少強引に突っ込めば譲ってくれるからな。
とは言え小椋選手や佐々木選手にはそこら辺を期待していきたいです。
今回は3クラス共見応えあって面白かったです!
ホンダを離れるマルケスが6位獲得でメーカー最上位か。
中上さんはメガネかけたほうがいいんじゃないかな。
もう7年目になるっていうのに、「来シーズンは努力しないといけない」「がんばらないといけない」ってふんわりした話しか出てこず、どっかのなんとかメガネさんそっくりなんだもん・・・。
ラスト2周のペッコアタックでどうなるかと思いましたがポイント上位が1-2で何よりでした。
チャンピオンシップが緊迫してるからこそはみ出しやタイヤの空気圧で左右されそうなのは勘弁願いたいですね。
ミスと不運が重なった2戦を乗り越えての、今回の勝利は、本物だね。普通なら心が折れそうなものだが、しっかりと勝ち切るのは大したものだ。ペッコはどうにか勢いを止めないと、このまま勝ち切られてしまう。残り三戦、巻き返せればペッコの連覇、勢いに押し切られればホルヘだね。それにしてもホルヘの速さは本物だね。