マルティン『タイヤが上手く機能せず…ケガするところだった』2023 カタールGP

『マルティン：タイヤが上手く機能せず…ケガするところだった』

★11月17日（金）、カタールGPでホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック）が午前セッション（FP1）首位、午後セッション（PR）7位だった。なお、予選2へダイレクト進出である。

★マルティン選手とタイトル争いをしているフランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー）は午前セッション（FP1）3位、午後セッション（PR）8位だった。なお、予選2へダイレクト進出である。

★バニャイア選手と比べマルティン選手は木曜日からピリピリとしていて、金曜セッションでもいつものような爆走ができず長らく下位に留まり、終盤、前後輪ソフトに履き替えると浮上した。

★マルティン選手のコメント。

【今回の金曜セッションについては？】
「ずっと首位とは4秒差ぐらいで…でも、タイヤのせいだと分かってたんで。
とは言え、引き離されてた時はストレスでした…原因が分からず、あちこちで転倒してたんで。ロマニョーリ（※チーフメカニック）に、『もう走りたくない』って言ったほどなんですよ。
実のところ、午後セッションに関しては良く分からなくって。各コーナーで転倒しかけて、大変な状況だったけど…チームと一緒に少しづつリズムやタイムアタックを改善していったんです。
皆で賢く動けてましたよ…経験の賜物ってことなんでしょうね。
タイヤが悪かったのか…良く分かりません。二度と起きて欲しくないですね…明日、こんな風になったら最下位になってしまうから。」

【タイヤが…】
「少なくとも、適切なタイヤだと速い走りができてたんで…おかげで気持ちが少し落ち着きました。
でも、もうちょっとでケガするところだったんだから。タイヤが上手く機能してくれなかったんです。
セッティングに関してはもう手の入れようはないです…マシン自体はきちんと動いてるんで。
プッシュした途端、上位に浮上できたんで今は落ち着いてます。予選2へも進出できたし…それが目標だったから。」

【土曜のFP2は、レース本番と時間帯が異なるが…】
「何の役にも立たないってことですよね。予選で好リザルトを出せるかどうかが重要で…でも、予選のタイヤは夜のスプリントには使えないわけで。
他のドゥカティ選手のデータが役に立ってくれるでしょう…他の選手はハードタイヤは試してなかったようだけど、僕は試してあるし。」

【今日みたいなセッションからは多くを学べる？】
「でも、こう言う日はない方が良いです…ストレスだったから。」

【本当に大変な1日だったようで…】
「レース用作業って意味では、無駄な1日にしてしまいました。明日のタイヤもどれにしたら良いものか…前も後ろも分かりません。明日はスプリントがあるって言うのに。
でも、スピードは出てるから…タイムアタックの時は速い走りができてましたからね。」

【コース路面が汚れているようで…特にスタートグリッドが酷いが…】
「多分、首位や4位より、2位/5位スタートの方が良いかもしれません。複雑なんですよね。
今夜、また清掃作業をしてもらわないと。セーフティコミッション会合で話し合ってみます。」

（参照サイト：『Moto.it』）
（Photo：Instagram）

マルティン5位：タイヤ選択は選手だけに任せるべきではない…って話は、note『2023 オーストラリアGPまとめ』でどうぞ！