『バニャイア:マルティンよ、もっと自分自身のことに集中せよ』
★11月24日、ヴァレンシアGPの金曜セッションでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、午前セッション(FP1)13 位、午後セッション(PR)15位だった。土曜日は予選1から始める。
★タイトル争いの最終決戦となり、バニャイア選手はマルティン選手から心理戦を仕掛けられていたが、とりあえず大きな影響は受けていない模様。ただし、いまだ速い走りができていない点は懸念すべきだろう。
★バニャイア選手のコメント。
【マルティン選手からマンマークされていたが(※特定の相手選手に対して常に張り付き、1対1で守備を行うこと)…】
「僕の方が優位な立場ですから…マルティンは自分自身のことを考えた方が良いんじゃないんですか。」
【今回の金曜セッションについては?】
「僕が苦戦気味なことに関しては…予選2直行は無理かもって、ちょっと予想してました。遅かったですからね。
午前セッションでけっこう苦戦し…午後も同じような感じだったんです。いつもは金曜日で作業を完了できるんですが、今回は時間がかかってしまって…。
さいわい、もうデータ確認はできたんですが…コーナー3ヶ所で0.5秒失速してるんで大きいですよね。
ポジティブ面としては、それ以外では好調だってことと、問題点をきちんと突き止められたってことです。明日、改善できますからね。」
【問題点と言うのは?】
「フロントに対し、マシンを上手く走らせられるようなフィーリングが掴めないんです…あちこちのコーナー進入でけっこう失速し、特に第1/2/6コーナーが酷くって。」
【マルティン選手のマンマーク作戦について、もう少し詳しく話してくれる?】
「初めてではないですからね…ここ3GPは、いつもあんな感じですよ。
何かしなければと言う姿勢は正しいだろうけど、でも、自分自身のことを考えた方が良いんじゃないんですか。
彼の場合、2レースとも優勝しなければならないんだから…自分でそう言ってたじゃないですか。ところが、現時点では最速ではないでしょ。
自分自身のことに集中した方が得策だと思いますけどね。」
【マルティン本人が『苛つかせるためにやった』と明かしていたが…実際、苛ついた?】
「僕は本当に遅かったもんですから、どちらにしろ、予選2直行は大変だったでしょう…だから、苛つきはしなかったです。
実のところ、(マルティンは)ここ3GPでああ言うことをやっているんですが、僕はことを荒立てる気はないんで。」
(※バニャイア選手は「ここ3GPでやっていた」と繰り返したが、ジョヴァンニ・ザマーニ記者は「今回が初めてのように思う」と。)
【予選1は心配?】
「確かに厳しい予選になるでしょうね…でも、全力を尽くします。いつも通り、問題点を解決していきますよ。
なにがなんでも土曜日に、タイトル獲得を決める必要はないんですから。その点に関しては、けっこう落ち着いてます。」
【他のドゥカティ選手らが援護してくれるかも…】
「予選1は5人ぐらいでしたっけ?
じゃあ、皆に『アクセルを開かないで』ってお願いしておきますよ(皮肉)。
僕は援護は必要ないです…好きじゃないんで。」
【予選1では誰が強敵になりそう?】
「大勢いますね…マリーニとアレックス・マルケス、クアルタラロー、バスティアニーニは確実でしょう。」
【けっこうプレッシャーを感じてる?】
「当然、予選2へ直行できた方が良いわけで…もっと落ち着いて過ごせますからね。
こう言う風になると、ムカついてくるじゃないですか…まぁ、大きな違いはないんですけどね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
バスティアニーニ:フィリップアイランド不調は心配無用…って話は、note『2023 オーストラリアGPまとめ』でどうぞ!
ようするにここ3GPで今回と同じようなプレッシャーをペッコ本人が感じてたってことでしょう
路面が冷えるヴァレンシアでフロントの感触イマイチってのは
スリップダウンの可能性高そうだから
表彰台すら狙わず堅実な走りするのがベストだと思うけど
ディジャ相手にあわやクラッシュしかけた前戦見る限り
メンタル的に厳しいと思う
マルティンの策はたいして効果はないかなと思っていたけど、
このインタビューを見る限りはある程度の効果はあったのかな。
その効果がどちらに転ぶかは分からないけど。
ペッコはリアを使わない
ヘビーフロントステア勢だしな