『ダッリーニャ:優遇措置の新レギュレーションはフェアではない』
★2023年のモトGPの各部門タイトルは以下のとおり。
ライダー部門
首位フランチェスコ・バニャイア(46ポイント、ドゥカティファクトリー)
2位ホルヘ・マルティン(-39ポイント、ドゥカティプラマック)
3位マルコ・ベッツェッキ(-138ポイント、ドゥカティVR46)
コンストラクターズ部門
首位ドゥカティ(700ポイント)
2位KTM(-327ポイント)
3位アプリリア(-374ポイント)
チーム部門
首位ドゥカティプラマック(653ポイント)
2位ドゥカティファクトリー(-92ポイント)
3位ドゥカティR46(-123ポイント)
★ドゥカティのジジ・ダッリーニャ氏(ゼネラルディレクター)が、伊スポーツ紙『La Gazzetta dello Sport』の11月28日付け記事で次のように話した。
[ 前半はこちら ]
【ホルへ・マルティンはタイトルを獲得したならば、来年のファクトリー昇格が決まっていたそうだが…】
「素晴らしいタイトル争いをしてましたからね…本来ならば、そうして当然なんですが。
ただ、(ファクトリーチームは)2選手体制となっているのだし、既に交わされた契約は遵守しなければ。まぁ、今年末には最善のオプションを検討しますよ。
マルティンに対しては、決して不利にならないよう…最後までタイトル争いができるようなマシンを提供し…我々としても、義務は果たしてきたわけですから。」
【優遇措置(コンセッション)に関する新レギュレーションが決まったが…】
「苦戦しているメーカーにとって重要なことだし、日本メーカーに優遇措置が適用されることには賛成しています。
ただ、現在、勝っているメーカーを…コンスタントに勝利を争うことができるメーカーを、優遇措置のルールに巻き込むのはフェアではないと思いますね。
中期的に見て、パフォーマンス面で不利になる可能性もあるでしょう。うちはテスト用タイヤ数も減らされてしまってるんですからね…その点が、ちょっと心配なんですよ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Facebook)
マルティンは、モトGP昇格した頃のペドロサに似ている…って話は、note『2023 タイGPまとめ』でどうぞ!
なんやかんや言って一番使えるのは実戦データ
4チームも出てれば旧型でもデータ取りはしっかりできるでしょ
今回の優遇策はちょっと優遇し過ぎな気はするけど…
それは負けたときの言い訳にしか聞こえません
出るからには勝たないといけません
確かに
ポイントで4ランクに分けたのも8台出ているDUCATIが圧倒的にポイントを稼げるからであって、台数自体がフェアではないのだから
だからKTMは数で対抗しようとしたが謎のSUZUKI復帰枠という理由で拒絶されたのはDUCATI優遇措置と勘繰られる
DUCATIが4台体制に制限されれば、マルケスの移籍は無かっただろうな
まぁ、昔はHONDAも数で圧倒してたやろ、って言い返されるだろうけどw
マシンに対しては均整とったように見受けられるが、故障ライダーが続出したという課題にも言及しなければ。
言わずもがなかな、FPやテスト削られて、スプリント設定されてライダーに負担させてるじゃない、これらはコストカットが明らか。あと人的リソースの引き抜きや途中解雇も。どことは言わないがレオパードのことですよ、汚い手を企てる輩がでてくる。ここ世界選手権でしよ。ゼネラルディレクターって肩書なら、マシンオタクに留まらずそこまで言及しないと。そういう意味ではF1は良くも悪くも先をいってる。
出走台数多い分レギュラーライダーからデータとれるんやから、そんなにアンフェアだとは思わないけどね。それ言うなら出走台数無制限な状況の方がアンフェアだわ。
ドカが8人だから有利にデータが取れてるっていうのはその通りなんだけど、ホンダが4人全員から適切にデータを取る事をしてきたのかなあ? ヤマハなんかはその辺ができてなくてテック3もその次もサテライトに投げられる一因になってたよね。ホンダもリンスに逃げられる一因だよね。テストチームに関してもテストライダーからも不満が出てるよね。日本のメーカーは今のmotoGPで戦えるような根本的な体制や考え方の改革が必要だよね。
勝てずにルールを変えさせまくったドゥカティがフェアとか、非常に面白いジョークだ。
コンスタントに勝ってたチームをもろに巻き込んだくせに。
F1でもチームのランキングで風洞とCFDの稼働時間制限が課されてたりしてますしね。
戦力を均衡化させて面白いチャンピオンシップを演出するなら、下の底上げと上の押さえ込みを同時にやらないとですね。
>日本のメーカーは今のmotoGPで戦えるような根本的な体制や考え方の改革が必要だよね。
考え方の改革をした結果
motoGPにその価値があるかどうかと考えを改革して
KawasakiとSUZUKIは出て行っちゃったんじゃないかな
シームレスギアもニューマチックバルブも全くの非実用的で
電子制御でできる車高制御をアナログでわざわざ作る意味もなく空力合戦
とっくの昔にガラパゴス化していて
かつ興業の盛り上がり優先で仮に今後YHがトップに帰り咲いても
新コンセッションですぐ他メーカーに詰められるの確定です
身も蓋もない事言うとイコールコンディションが求められてて
昔のようにYHだけ強いなんて状況にはもうなりっこなく
だから他社より優れてるとPRする場ではない
スポーツとしてはいいのかもしれませんけど
巨額の費用を掛けた上に負け続けるなんてイメージ最悪ですから
宣伝効果としてもイマイチですよね
一方で日本の大企業を有利にボコボコにできるなんて
ヨーロッパメーカーとしてはすごく良いじゃないですか宣伝効果
熱の入り方はそういう差もあると思いますよ
ダッリーニャの言い分はもっともだけど参戦台数多いのがねー
こういうのって500時代のようにエンジンのみ提供受けてシャシーは自前だったハリスやROCのような場合はどうなるんだろう?
ま、ニーズがあれば提供するのはある意味メーカーとしては当然で
しかもサポートもしっかりってのはさすが欧州のメーカー
カスタマーサポートの充実は結果的にGT3をみても明らかだし
日本メーカーはモータースポーツのカスタマーサポート劣悪だからね
コロナ下で開発が遅れたのは技術者も含めて国外に出れず現在の差が出てる。今回の措置は当然と思うが?