バニャイア婚約者『15才の時のペッコを想うと、感動してしまう…』ドミツィア・カスタニーニ

『カスタニーニ：15才の時のペッコを想うと、感動してしまう…』

★今シーズンのモトGP総合順位は以下のとおり。

首位フランチェスコ・バニャイア（467ポイント、ドゥカティファクトリー）
2位ホルヘ・マルティン（−39ポイント、ドゥカティプラマック）
3位マルコ・ベッツェッキ（−138ポイント、ドゥカティVR46）

★バニャイア選手は10代後半から、姉の友人であるドミツィア・カスタニーニ嬢と交際しており、現在はタヴッリャ近くの町で同棲している。また、2024年には挙式を行う予定である。

★ドミツィア嬢が伊スポーツ紙『La Gazzetta dello Sport』のインタビューで、次のように話した。

【シーズン終了後、バニャイア選手は授賞式やイベントに多忙で、貴方も常に同行しているが…】
「実はペッコ（※バニャイア愛称）に、『一番良いのは、飛行機でできるだけ遠くに高跳びしてしまうことかも…』って言ってたほどなんですよ（笑）。」

【貴方達は早々に挙式も行わなければならないし…】
「リヴァプール行きの飛行機の中でペッコが、『結婚式の準備をちょっと始めるよ』って約束してくれました。」

【今シーズンのカタルーニャ決勝戦では、バニャイア選手がハイサイド転倒後に後続機に轢かれてしまい、タルドッツィマネージャーが懸命に貴方を慰めていたが…】
「あの時は最悪でした。あの時の自分の映像をTVで見かけると、皆の表情が気になって…二輪レースだけの話ではなく、スポーツを超えた…人生に関係している事なんですよ。
あの時のレースは、タイトル争いをしているだけではなく…もっと大きなものを賭けて戦っているってことが証明されましたよね。
いくら考えないようにしても、しっかり見つけなければならないような事なんです。」

【二輪レースが嫌い？】
「嫌いになるなんて無理ですよ。でも、もうちょっと危険の少ない、穏やかなスポーツでも良かったでしょうね。」

【今シーズン中、緊張が走った瞬間はあった？】
「インド決勝戦で転倒した時、ペッコのそばにいる全員が一瞬固まってしまい…総合2位になる可能性がよぎったんです。
でも、ペッコのことを良く知っている人間は、『困難になるほど最強ペッコが出現する』って分かってましたけどね。」

【忘れがたい瞬間もあった？】
「ムジェッロは感動しました…初めて、『赤い大群』を見たものですから。
以前は『ロッシイエロー』で染まってたじゃないですか。
でも、赤い煙や赤いTシャツの集団を見て、『ペッコは何か物凄いことをやってるんだ』って思いました。」

【近年、バニャイア選手に何か変化はあった？】
「人の話を良く聞くようになったと思います…大人になった証拠ですよね。
ペッコは常に意志の固いタイプで、そう簡単に自分の意見を変えたりしないから大変なんですよ。でも、粘り強く言い続ければ、学んでくれるんです。
あと、もし私がツイてない1日を過ごし、家に帰っても引きずっていると、ペッコはすごく上手に気持ちを軽くしてくれるんですよ。
でも、ペッコの方はレースや練習セッションでムカついても引きずらないし、絶対に私にぶつけたりしないんですよね。
物事をきちんと分けて考えることができ…しかも、いつも『ドミツィアのおかげで、穏やかな気持ちになれる』って言ってくれるんです。
そうそう手に入らないような特権ですよねぇ…私は恵まれてます。
このスポーツにおいても、人生においても、彼はチャンピオンなんですよ。
私達はペーザロと言う町に住んでるんですが、隣町のファーノとは海沿いの長い直線道路でつながっていて…時々、2人で行くんですが、毎回、半分ほど行った所にあるホテルを指さしては、『僕がVR46ライダーズアカデミーに入った時、うちの母親がこのホテルを予約しておいてくれたんだよ』って教えてくれるんです。
ホテル以外、何もない所で…
その時のペッコの気持ちになってしまって…スーツケースを持った15才の男の子が、夕方、長距離バスからここに降りるのを想像してしまうんですよ。
自分の夢を追いかけて、なんでもやってやるぞって気持ちで降りたんだろうなぁ〜って。
今でも感動してしまうんですよね…家族や友人、大好きな人達から離れて…
この物語は、その時にもう書かれていたんでしょうね。」

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（参照サイト：『Corse di moto』）
（参照サイト：『Mowmag.com』）
（Photo：Instagram）

バニャイアの真の問題点は？…って話は、note『2023 タイGPまとめ』でどうぞ！