『バニャイア:去年より良い…今は本来の実力の80%ぐらい』
★2月6〜8日、セパンサーキットでモトGP公式テストが行われた。
★フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、最終日テスト(8日)で首位(1分56秒682)だった。
★バニャイア選手が最終日テスト終了後、次のように話した。
【2日目テスト終了後、貴方が『1分57秒を切れそうだった』と言った時は誰も信じなかったが…】
「客観的に見て…データを分析すれば、そうなってたんで。
燃料満タンの時でこれぐらいなら(1分57秒4)、タイムアタック用の新タイヤで数キロ分の燃料だけなら、当然、0.8〜1秒は削れるわけでしょ。
今日はコーナー2ヶ所でミスってしまったんで、それがなければ56秒4を切ってたでしょうね。
もちろん、コンデションも最高だったし、絶妙なタイミングでタイムアタックをしたんで…そのお陰もありますけどね。」
【今回のセパンテストについては?】
「去年よりもかなり良いです(※去年のセパンテストでも2022年と比べて同じ発言をしているので、マシンがコンスタントに成長しているのだろう)。
ただ、レースシミュレーションでそれほど良い動きができなくって…あと、今も言ったようにミスしてしまったし。
しばらくぶりなんで、レースモードをリセットする必要があるんですよね。
2024年版マシンのポテンシャルは上手く引き出せてると思います…この3日間で大きく改善もできたし。(本来のポテンシャルの)80%ってとこですかね。
もちろん、引き続き作業していく必要はあるけど、でも、良い立ち位置でカタール入りできると思いますよ。
(カタールテストでは)異なるマッピングを試して、出力を仕上げていく予定です。」
【新カウルについては?】
「部分的に悪くなってしまった所もあるけど、良くなってる所もあって…全体的には長所が短所よりも目立ってます。
でも、セッティングに関し、さらに手を入れないと。」
【2023年版と比べ、2024年版はどこが優っているの?】
「ブレーキングが一歩前進しました。マシン自体は2022年版に似ていて…2022年版の方が2023年版より、コーナー進入で強い走りができたんですよ。」
【今日もホルヘ・マルティンと一騎打ちになっていたが…今シーズンはずっとこんな感じ?】
「まだ何とも言えません…ここ数年で学んだんですが、テストタイムはあまり重要じゃないんですよね。
とにかく、ユーズドタイヤ作業を懸命にし、他の選手のことを気にしてられないんで。
もちろん、ホルヘの戦闘力は高いでしょう…でも、バスティアニーニやマルク・マルケスもそうだろうし、あと、アレックス(マルケス)もいるし。KTMやアプリリアのことも忘れてはいけないでしょ。
マルクはテスト初日は適切な速さだったけど、最終日は戦闘力が高いって感じだったんで。」
【貴方に期待が集まっているが…】
「プレッシャーがあるのは当然なんで…うちはドゥカティファクトリーなんですから。
とにかく、ビッグパッケージが用意されてるんだから、追い風になってくれるでしょう。」
【新人ペドロ・アコスタについては?】
「ここでは計6日間走り、凄まじい成長ぶりでしたね。チームのフォローも素晴らしいようだし。」
★下映像はセパンテスト直後、サンレモ音楽祭にゲスト出演するため、グッチ一式で決めるバニャイア選手。
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
日本メーカーが一言も出てこないところが、日本人としては悔しいですね。
80%で一秒更新…100%になったら56秒すら切るんじゃなかろうか
日本メーカー頑張って追いつくの諦めて数年後のレギュレーション変更後に合わせたマシンを先に開発したほうが…