MotoGP

マルク・マルケス『ホンダ機だと2回出走で好タイムを出せるが…ドゥカティ機だと3日かかった』

『マルケス:ホンダ機だと2回出走で好タイムを出せるが…ドゥカティ機だと3日かかった』

★2月6〜8日、セパンサーキットでモトGP公式テストが行われた。

★マルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が、最終日テスト(8日)で6位だった。
1周タイムは午前セッションで記録し、午後はスプリント・シミュレーションで好ペースを出していた。

★同テストでのマルケス選手について、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が次のように話した。

「この3日間で、かなり伸びてきてますよね…初日は適切な速さだったけど、最終日は戦闘力が高いって感じだったんで。」

★マルケス選手が最終日テスト終了後、次のように話した。

【今回のセパンテストについては?】
「満足してます…進化具合は確実にポジティブだったし、後退することなく着実に伸びていけました。
初日はちょっとバタついたけど(※マシン2台とも技術トラブル発生)、ピットボックス内は全てきちんと機能してました。
今日はタイムアタックを伸ばしてたんですが、今後も苦戦してしまうでしょうね。
今のところ、上位4選手のレベルには達してないんで、今後、迫っていけるかどうか…楽しみです。」

【自分のパフォーマンスに満足してるように見えるが…】
「そうですね。でも、基本的なことで、しっかり理解しなければならない面があるんですよ。」

【それは何?】
「ホンダ機だと2回ぐらい出走すれば、もう好タイムを出せるんですが…ドゥカティ機だと3日かかってしまったんです。
テストだから良いけど、通常のレースウィークエンドはそうはいかないでしょ…そんな時間はないんだから。
去年のヴァレンシアテスト初乗りは特別なんですよ…あそこは超得意トラックだし、実際、去年もホンダ機で表彰台争いをしてたんですから。
速く走れることは分かってたし、セパンテストではそうはいかないってことも分かってました。
最終的には満足だけど…でも、例えば、マルティンみたいな走りはできないんですよ。
トラックに降り、2周も走れば、ビューンってすっ飛んで行くでしょ。
そこが重要なんですよ…ああ言うパフォーマンスをするのに、僕は何周回走り込めば良いのか…。
今の僕は速い走りはしてるけど、でも、上位陣レベルではないんです…電制システムを僕のライディンスタイルにもっと合わせて、エンジンブレーキやその他諸々を上手く動かしていかないと。」

【日本チームとイタリアチームでは、作業の仕方がかなり違うの?】
「日本とイタリアと言うよりは、ファクトリーとプライベートの違いってことなんでしょうね。
ホンダファクトリーの時は、とにかく試用マテリアルが大量にあり、超正確なコメントを出していかなければならないんです。
でも、今はマシンの乗り方を学習するだけなんで。
好リザルトを出すための作業に関しては、どこも一緒ですよ。」

【新しいチーフメカニックについては?】
「以前のチームとのような息の合い方は、当然、今はないわけで…知り合って、まだ3日しか経ってないんですから。でも、きちんと作業はできましたよ。
初日にトラブった際、誰もパニックにならなかった点は良かったですよね…気に入りました。」

【レースシミュレーションについては?】
「リズムは良かったけど、マシンに乗ってる時にまだ身体が固いんですよ。
スプリントのシミュレーションをやったお陰で、ちょっと力みが取れてスムーズに動けるようになりました。」

【シーズン序盤の『リアルな目標』は?】
「考えてません。とにかく、進歩していくことだけです。当然、苦戦することもあるだろうけど、でも、とにかく重要なのは成長し続けることだから。」

【新人ペドロ・アコスタについては?】
「モト2クラスから上がってくると、モトGPですぐに好リザルトを出すんですよね…クアルタラローやバニャイアなんか、そんな感じでしょ。
ペドロはメンタルも良いし、物凄い才能の選手だから…遅かれ早かれ、タイトル争いに加わってくるでしょうね。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. ウニちゃん より:

    そら今までは、アンタ専用にホンダが作ったマシンに乗ってたんだから当たり前や!。

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