MotoGP

アレックス・マルケス『兄マルクは普通のチームメイトじゃないから…』

『マルケス:兄マルクは普通のチームメイトじゃないから…』

★4月12〜14日、アメリカズGPが行われ、アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が予選12位、スプリント14位、決勝で15位を獲得し、総合13位となった。

★今年からチームメイトとなった兄マルク・マルケスは、早々にアレックス選手を追い抜き、現在、総合8位に就いている。

★アレックス選手が西サイト『AS』のインタビューで、次のように話した。

【貴方は2023年にホンダLCRよりドゥカティグレジーニに移籍し、今年から兄マルク選手がチームメイトになったが…】
「(兄が)一歩踏み出すと決めた時は嬉しかったですねぇ…チームメイトになるからってわけではなくね。とにかく、(兄が)然るべき場所に来れるんだって思ったもんですから。
僕が一歩踏み出した時は、兄の中に僕自身の姿を見ていました…もちろん、スケールは違いますけどね。兄はモトGP業界で超大物なんだから。
(兄がグレジーニ移籍を考えていた時は)正しい方向に進んでいるって思ったし、まるでハグでもしながら『こっちに来なよ、ここは良いよ』って言ってるような感じでした。」

【兄マルク選手が最終決断をした時は、どんな感じだったの?】
「僕の意見に耳を傾けているようでした…僕は、兄が注意を払う数少ない人間の1人なんで。
兄は何をするにしても、まず一番に僕に話すし、僕も兄に話すんですよ。最終的に決める前に2人で話し合うんです。
僕がグレジーニに移籍した時もそうしたら、兄は『何が何でも、そっちに移籍すべきだ』と言ってくれました。」

【来年、兄マルク選手はドゥカティファクトリーに昇格する可能性も出てきているようだが…貴方もその戦いに加わりたい?】
「その話題は時期尚早ですよね…僕は無理をして兄の前に出る気はありません。普通のチームメイトじゃないんだから。
他の選手相手なら、常に抜いてやろうってライバル心が出てくるもので…健全なライバル心ですけどね。自分にもポジティブなフィードバックが返ってくるんだし。」

【貴方は昨年、ドゥカティ機2022年版に乗り、今年は2023年版に乗っているが…】
「タイムが落ちてきてるんですよね。
でも、マシンが別物だし…兄は2022年版を知らないんで、多分、それが助けになってると思いますよ。
僕は2022年版に慣れてしまっていて…ソフトで乗りやすいマシンだったんですよ。
多分、2023年版は2022年版より、1つステップアップしてしまってるんだと思います。
ドゥカティ側はそれがあまり良くないと判断し、2022年版を改良して、その姉妹機のような2024年版を作ったんじゃないんですかね…2023年版は、その2つの中間機に当たるんだと思います。」

【そう言えば、昨年、バニャイア&マルティン選手が2023年版について不満を漏らしていたが…】
「理解しづらいマシンだったんじゃないんですか…『2022年版の方が良かった』って言ってましたしね。
きちんと把握するには、ちょっと辛抱しなければならないマシンなんですよ。」

(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    やはり2022年型の出来が良かったんやね
    ベッツェッキなんて去年序盤で勝ってたし、マルケス弟もポディウム争いしてたよね

    ただ、兄の前に出るつもりがないなら早めにSBKに移籍した方がいいよ
    それなりの体制なら勝てるのは証明したわけだし、てっぺん目指して欲しい

  2. kai より:

    そこは無理してでも前に出ないと、いつまで経ってもメディアからの質問はマルク関連のままだよ。

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