ダッリーニャ大満足『ペッコの並外れた走り、マルケスの不屈の精神のおかげで良いレースになった』

『ダッリーニャ：ペッコの並外れた走り、マルケスの不屈の精神のおかげで良いレースになった』

★28日（日）、スペインGP決勝の第21ラップから、フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー）とマルク・マルケス（ドゥカティグレジーニ）が優勝をかけて一騎打ちとなり、競り合いの末ににバニャイア選手が勝利した。

★ドゥカティのジジ・ダッリーニャ氏（ゼネラルディレクター）が、同対決について次のように話した。

【スペインGP決勝でのバニャイアvsマルケス対決については？】
「激しい接触をしつつ…あの競り合いの後に、ファーステストラップを記録してるんですからね。
最後の最後まで記録的な速さで走り続けた破格ライダー両名が、テクニック的に超ハイレベルな対決を繰り広げていたと言うことですよ。」

【バニャイア選手については？】
「控えめに言っても、今回は並外れた走りを見せてくれました。
第1ラップから成熟した素晴らしい操縦で、激しい難関レースの中、己の技術や知性、気性のすべてを披露しつつ、これぞペッコってところを見せてくれましたよ。
特に土曜スプリントでは苦汁をなめたのだから、しっかり対応していく必要があったんですが…みごとにやり遂げましたね。
レースウィークエンド中に一発逆転をやってのけるのが、もはや彼のおはこになってしまったようでね。
すべてを乗り越え、モチベーションを上げまくり、レースだけに集中していくんですよ。
そして、危険だらけの…だからこそ、見ごたえのある決死の対決に挑み、一切手を抜かず、100％の力を出し切るんです。
つまりは、ゼッケン『1』と言う権威を掲げつつ、威風堂々と勝利を収めたわけですよ。」

【マルケス選手については？】
「今回の諸々は、マルケスの不屈の精神、そして、あの度胸のおかげでもありますね。
復活したチャンピオンライダーのおかげで、ペッコの真価がさらに高まりました…そして、（グレジーニ）チームも、マルケスがチームと共に進めている一大作業もおおいに報われたことでしょう。
激しいながらもフェアな闘いで、互いに配慮し合い…（パルクフェルメでの両選手のハグは）まさにスポーツマンシップの現れでしたね。
あのハグは本当に素晴らしかった…実に満足させてもらいましたよ。」

（参照サイト：『Moto.it』）