アレイシ・エスパルガロ『なぜホンダのテストライダーを選んだのか？』

『エスパルガロ：なぜホンダのテストライダーを選んだのか？』

★7月5日〜7日、ドイツGPが行われている。

★5日（金）、アレイシ・エスパルガロ（アプリリアファクトリー）がFP1（午前セッション）で23位（最下位）、PR（午後セッション）より棄権した。

★エスパルガロ選手は6月末のオランダGPスプリント中に転倒し、右手の第5中手骨を骨折した。今回の午前セッションで走行を試みたものの、3周回で断念した。
一応、マシン操縦がしやすいようハンドル部分を改造し、特製グローブを使用していた。医師によれば、走行により骨折が悪化することはないが、痛みが出ているとのこと。

★アプリリアのテストライダーであるロレンツォ・サヴァドーリも負傷しているため、代役参戦できない。

★なお、4日の木曜会見では、エスパルガロ本人が「2025年にホンダのテストライダーを務める」と公表している。

★エスパルガロ選手がホンダとの契約について、次のように話した。

【なぜホンダとテストライダー契約を交わしたの？】
「チャンスだったので契約しました…ホンダHRCのメンバーになれるなんて、誇らしい気持ちですよ。
日本人のマネージャー陣と話し合ったところ、僕に信頼を寄せてくれていたので受けてみようと思ったんです。
技術的な面だけでなく、チームの一員になりたいと思ってます…（ホンダの）選手陣と共に作業を進め、アプリリアで8年間推し進めてきた姿勢を（ホンダの）ピットボックスにも持ち込みたいですね…そう言うのが必要とされているのだろうから。」

【具体的にどんな点において、助けになれると思う？】
「技術的な点においてですね…あと、アプリリアの雰囲気を伝えることもできるでしょう。」

【なぜアプリリアのテストライダー契約を選ばなかったの？】
「ここでの僕の任務は、もう終わったように感じたからです。（アプリリア機）をトップグループに引き上げるよう懸命に働いてきたし、ここにはサヴァドーリと言う立派なテストライダーがいるから。
僕にとっては、ホンダに入れると言うことが理由の1つになりました…まぁ、ベストなタイミングではないですけどね。」

【来年、ワイルドカード参戦の予定はあるの？】
「ええ、契約に含まれてます…ただ、今、その点は最重要事項ではないんで。レースに出られるかどうかは、僕にとって大きな問題ではないですから。
僕はまだまだ速いし…マーク・カヴェンディッシュ（自転車競技選手）なんか、39才でツール優勝してるじゃないですか。とにかく、最重要事項はジョアン（ミール）やルーカ（マリーニ）をサポートすることですから。」

（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）