MotoGP

マルク・マルケス『2024年機と2023年機の差が広がってきているような…』

『マルケス:2024年機と2023年機の差が広がってきているような…』

★8月4日(日)、ブリティッシュGPのモトGPクラスでマルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)が、決勝で4位だった。現在、総合4位(−62ポイント)。

★総合順位では3位から4位に落ちてしまった。

★マルケス選手のコメント。

【今回の決勝については?】
「無茶はせず、今日、やるべきことをやり遂げました…昨日はミスをしてしまったので、今日はミスなしで行きたいと思ったんですよ。
序盤はトップ陣のペースに付いて行けたので、自分でも驚いてたけど…その後、タイヤがタレ始め、バスティアニーニやマルティンがすっ飛んで行ってしまって。
もっとリスクを負って走っていたら、バニャイアに追いつくことはできたでしょうね。」

【慎重に走っていたと…】
「バニャイアと戦って、表彰台争いすることは可能だったけど…転倒の可能性もあったんで。
エスパルガロを抜いた後、バニャイアを抑えようと集中してギャップを縮めていったんですよ…無茶はしなかったですけどね。僕の方針からしても、同じ形で同じミスを犯すわけにはいかないんで。
それで結局、こう言う風にレースを終えることにしたんです…好感触のままで、次のオーストリアGPを迎えられるようにね。」

【今回のブリティッシュGPについては?】
「諸々をきちんと分析しないと…金曜セッションでの、トップ陣とのギャップが大きすぎたんでね。
あまりにも引き離されてたんで…その後、チームと一緒に上手く作業したものの、本来のフィーリングを掴むまでに時間がかかってしまったんです。
今日の午前ウォームアップで色々と試し、レース本番でも有効だったんですが…今も言った通り、遅すぎたんですよ。」

【貴方は2023年版ドゥカティ機の中では首位だったが…】
「レースの度に、2024年版との差が広がってきているようなんですよねぇ…。
あの3人(バニャイア、バスティアニーニ、マルティン)の方が速いってことなのか、それとも、マシンに何か手を加えたお陰で伸びているのか…分からないんですよ。
僕にはなんとも言えません…その辺りの情報は入ってきてないんで。」

【ストレスを感じる?】
「僕は満足してますよ…2023年版の中ではトップだったんだから。
ただ、トラックによっては…シルヴァーストンは特に顕著だったんですが、2024年版の方が速く、上手くマシンを止められるし、コーナーリングも上なんですよ…トップスピードも上だし。
こっちは競り合うことはできるものの、限界ギリギリなんですよね。レース全体での2024年版と2023年版の差は、平均的に4〜5秒ほどあって…トップ陣と互角に戦うには、差がありすぎでしょう。
次のオーストリアでの僕の目標は、常にトップ5入りすること…そして、表彰台争いをすることですね。」

【今回、ダブル優勝したエネア・バスティアニーニについては?】
「バスティアニーニのライディングスタイルって、特殊な感じで…でも、実に効果の高い走りをするんですよ。
バニャイアやマルティンとは違うタイプで、特にユーズドタイヤで超速ですね。マシンを上手く曲げ、遅めのブレーキングを実行できるんです。
今日なんか本当に良い操縦をしていて、タイヤにストレスもかけず…とにかく、効果的な操縦でしたね。他の選手らを、大きく引き離してたでしょ。
波に乗ってる日は、まさに無敵って感じなんですよ。」

(参照サイト:『Motosprint』)

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POSTED COMMENT

  1. きゃめる より:

    そうね、本人も言ってる通りでドカ×ミシュランの乗り方を会得しないと来季ペッコには勝てないよ。
    ペッコもプラマック時代は苦労してたもんね。

  2. maxtu より:

    常にアップデートする最新型と差がつくのはむしろ当たり前で、それでもAprilia、KTMより速いんだからね
    自ら移籍時にプラマックを蹴ってグレシーニを選んだのだからセカンドグループトップが今の目標で正解

    しかし今年はレインレースがないからねぇ…
    技術で性能差を埋めれるレインでどうなるか見てみたいのもあります

  3. うに より:

    そういえば雨のレース無いですねー。
    今回も少しパラついたけど影響はなさそうだった。

    何年か前は又雨か〜って思っていたのに。

  4. ダイどん より:

    前半は最新型との差がそれほどでもなかったからドカ用の乗り方で走る余裕があったけど、差が開き始めた今は追いつこうとするあまり昔の乗り方が出てきちゃってるのかもね
    それでも何だかんだでドカ1年目なのに旧型に乗ってる4人でトップにいるのはさすが

    まぁ今年はタイトル争いは無理だろうから、本人が納得するやり方で色々やってみればいいと思う
    マルケスが完全にドゥカティ乗りをマスター出来るのか無理なのかは2年目で最新型に乗る来年ハッキリするでしょう
    ファクトリーとなるとホンダ時代みたいな専用機にはしてくれないとしても、マルケス好みに微調整したり専用パーツを作ってはくれるかも

  5. 田中 より:

    その推理は正解だろうね。そりぁね、最新なんだからアップグレードするわな、普通に。

    一方旧式は、そのままだからね。

  6. 還暦オーバーテイク より:

    マルケスの闘志には感服してしまう
    ドゥカティになって半年なのに今のポジションは流石と言える
    スプリントで転倒してもマルケスだけは最後までハンドルから手を離さない
    ホンダ機がどうしても勝てない時でもコーナーに尋常では無い速度で突っ込み活路を探る行為はレーザーとして尊敬に値する
    昔、バレンティーノを応援していた時は「何だ!このくそガキは」と思ったが今は最高にワクワクが止まらない!

  7. マルケスファン より:

    前戦あたりから差が生まれてて、それがまたバスティアニーニに特にうまくハマった改善なのかと思ってます。
    それでもコースによってはまだチャンスあると思うよ!

  8. NSR50 より:

    ホンダ時代のマルクなら旧型、新型関係なくライディングのアグレッシブさで勝つことができただろうけど、今やドカの新旧の差を覆すほどの差がなくなったってことなんだろうね。
    ドカは今回、新型も旧型にもシルバーストーン向けのモデファイを施したらしいけど、それでよけいに新旧型の差は大きかったのかな?

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