『バニャイア:7勝したとは言え…マルティンとは、たったの5ポイント差だから』
★8月18日(日)、オーストリアGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、決勝で優勝した。現在、総合首位(2位と5ポイント差)。
★今回は土曜スプリントでも優勝し、総合首位を奪還した。
★バニャイア選手のコメント。
【最高峰クラス25勝目で、ケヴィン・シュワンツとタイ記録となったが…】
「信じられないほど感動的で…。そう言うレジェンド選手らを見て育ってきたのに、タイ記録だなんて…尋常じゃないですよ。」
【今回も、ほぼ完璧なレースマネージメントだったが…】
「序盤から飛ばしまくりのレースで…自分自身のリズムはけっこう良かったんで、逃げ切りを目指しました。
全体的にタイムが落ち始めてからも、僕は同じリズムを維持するようにして…マルティンをもっと引き離そうと思ったんです。
それ以降はなにかと楽になり…でも、終盤はタイヤコントロールが難しかったですね。今週末はダブル優勝でき、嬉しいですよ…皆、最高の仕事ぶりでした。」
【今シーズン(の決勝)7勝目となったが…】
「けっこうな数字ですね…(1シーズンにおける)自己ベストと並びました…でも、まだまだ頑張らないと。(マルティンとの)差がたったの5ポイントなんだから。
スプリントの方で僕はポイントを取りそこねてるけど、マルティンは常に強いですからね。でも、どこに手を入れれば良いかは分かってるんで。
(急にテニスに例えながら)マルティンはラインギリギリに強い球を6〜7回返してきては、急に浅いのを打ってくるんですよ。一方、僕は常に強く返してるって感じですね。」
【レース中、天候が崩れだし…】
「ここは常に操縦しながら、やることが多いんですよね…タイヤコントロールやブレーキング、1周する間もマッピングを何度か変えないとならないし。まぁ、だからこそ、優勝すると余計に嬉しいんですが。
予定通りに進めようと頑張ってたけど、大変でした…皆、優秀でしたけどね。僕は最初から首位に立って、自分のリズムで走れるようにしてました。
途中、雲が出てきたんで、『降らないでくれ!』と祈ってました…フラッグ・トゥ・フラッグは、いつだって危険だから。」
(参照サイト:『Motosprint』)
本当ならマルティンには追いついて欲しかったんですが、バニャイアがこのモードに入ったときにバトルに持ち込めたことがない気がする。
テニスの例えもうまい。マルティンは速いんだけどムラがあるから、きっちりタイムを揃えてさえいればそのうち離れていく。
破格ライダーまでもう一歩。バニャイアに舐められてるぞ。
ペッコ7勝、マルティン2勝、ビニャーレス、バスティア1勝
優勝数で圧倒してるのにたった5ポイント差
逆にいえばノーポイントレースとスプリントでペッコには隙があるってことやね
今年のマルティンはよくやってると思う
7勝で5ptだからね。まだまだつけいる隙はいくらでもある。
マルティンは今回のレベルを保っていけばまだまだ分からない。
両者どちらがタイトル取るかは予想もできないけど、二人とも賢くて上手くて精神的にも強い。
マルティンもこの先ずっとドカにいたら、暫くはこの二人でタイトル争いをしてそうなと思うレベル。