『ザマーニ:後追い問題の解決策』
★8月初めのブリティッシュGP予選でマルク・マルケスがフランチェスコ・バニャイア選手の後追いをし、問題視されていた。
★後追い自体は他にもやっている選手がいるが、マルケス&バニャイア選手は2025年よりドゥカティファクトリーでチームメイトとなるため、今から心理戦が始まっているのではと注目されている。
★8月9日、イタリア人記者であるジョヴァンニ・ザマーニ氏(イタリア衛星放送『SKY』ピットレポーター)が、後追い問題の解決策を次のように提案した。
《モト3の予選ではほぼ全選手がコース上を回遊しつつ、後追いできそうな高速選手に遭遇しないかと願っている。
想像を絶する光景ではあるが…結局、処罰が強化され、処罰を受けた選手はレース本番で不利になっている。
モト3の場合は若年選手が多く、だいたいはチームマネージャーから『速い選手の後追いをしろ』とはっきり指示されているのだ。
実際、モト3クラスの場合、スリップストリームは大きな効果を生むからでもある。
しかし、モトGPクラスの場合は違う。
世界最高の選手らが揃い、経験も重ねてきているのだ…良き手本となるべき存在である。
後追い行為は操縦のサポートにはなるかもしれないが、ただ、モトGP機のパワーからすると技術的な理由などない。
とは言うものの、モトGPクラスでも安全面はそっちのけで超低速走行をし、明らかに見苦しい光景がどんどん増えてきている。
ブリティッシュGPでの予選でもあったし、それまでのレースでも見られていた。
では、どのように対処すべきか?
かなり困難ではあるが、なにか方法はあるはずだ。
よく『スーパーポール式の予選』を推す声を聞くが、私としては良い解決策になるとは思えない。
あれは退屈なのだ(その点においては、マルク・マルケスに賛同する)。
(1選手づつの走行だから)直接、比較することができず、しかも、不公平になりかねない…セッション中に天候が急変することもあるのだから。
「時間差で選手をコースに入れていけば良いのでは」…と言う声も良く聞く。例えば、10秒おきに選手を入れていくのだ。
もしくは、「先行機との最低車間距離を規定し、後追いで出したタイムは無効にすべきだ」だと言う意見もある。例えば、先行機とのギャップが1秒未満の場合、そのタイムは無効になると言うことだ。
ただ、この方法も現実的ではないように思う…様々なケースが生じ、審判団が判断できない状況になってしまうだろう。
なおかつ、そもそもの問題は『後追いをすること』自体ではなく、『後追いのやり方』にあるのだ。
『たまたま運良く、速い選手に遭遇する』のと、『危険な操縦をしつつ、無理やり速い選手に喰い付く』のでは話が違うのだから。
では、どうすべきなのか?
実はある読者から、「F1のやり方を踏襲してみれば?」と言う案が出ている。
F1では予選前にレースディレクションから、タイムアタックを実行する際の制限時間が提示されていると言うのだ。
そして、予選1/予選2/予選3終了時に、制限時間を超えてしまった選手らが調査の対象となり、然るべき理由により減速してしまった選手は処罰されないが、然るべき理由がない場合はグリッド順位を下げられてしまう。
これは安全面を考慮し、コースを走行中に減速する選手が出ないように導入されたルールである。
とは言え、これにより後追い走行が完全になくなるわけではないのだが、ただ、故意に後追いすることはできなくなる。コース上で減速しつつ、高速選手を待ち伏せすることができなくなるからだ。
私としては、比較的簡単に実行でき、なおかつ、合理的な解決策のように思える。
そして、現状を変えるには、イエローフラッグ提示やグリーン・ゾーン違反をした時と同様、直ちに処罰が科せられるべきだと思う…つまり、タイムを速攻で無効とするのだ。
コース上を低速走行している選手がいたら、次の周回タイムを即時無効とし、リアルタイムで本人のダッシュボードに通告を出す。
そのようにすれば、選手は低速走行をすれば、その周回でタイムアタックはできず、なおかつ、その次の周回でもできないと言うことを理解するわけだ。
そして、当然のことながら、タイヤはどんどん損耗していくのである。》
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
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最高のクラスでタイトルホルダーの後追いは見苦しい。
大きな改善を期待。
後追いは能力の低いライダーが、速いライダーに対して行う行為。
マルケスは毎回後追いやってますからね。狙われたライダーはどうしようもない。
でもダメとルールに書いてないから次回もやると思う。
もちろん他のライダーもやっているけどね。こんなに話題になるのは限度の問題なんじゃないかな。元チャンピオンが毎回だから。
個人的には後追い禁止ルールはいらないかな。
たまたま前に入られてアタックしたら無効になった。という場面も出てくるし、ややこしいかな。
毎回毎回やるライダーがいるから問題になるのよね。
後追い自体はチームメイトが引っ張ってあげる事もあるし速い選手の走りやマシンの挙動を観察するのは競争すら上で為になると思う、ただその為にレコードラインを外しているとはいえ低速走行するのは危険だし視界に入れば少なからず邪魔だと思う
1週タイムに制限を設けて1回ごとに3グリッドくらいペナルティを与えれば良いと思うので大体同意見です
ブリティッシュだっけ?マルクがペッコ待ってたのに間に他の選手に入られて遅いからって怒ってたのはダサかったw
後追いに関してはもうルール化すりゃ良いんじゃないの?
「最速タイムを出したライダーに追従してはいけない、認められた場合は無効」「スリップストリームを利用したタイムは無効」など。
凄くつまらなくなるだろう。
後追いが無くなれば、大どんでん返しとかは多分なくなる。毎回同じライダー&メーカーばかりが上位グリッド独占になるが、それでも良いなら良いんじゃないの?
ただ、天候とか路面状況でコンマ数秒変わる世界だし、今度は「僕の時は天候が~路面が~」とかをグダグダ言い出すでしょ。
第一、PP=圧倒的有利では無いでしょ。13位スタートで表彰台上れるヤツもいれば、PPだったのに登れない奴もいる。
世界一のプロ集団なんだから、現状のルールの中で結果出してこそでしょ。それ以外は審判団が決める事。
名無しさん、ホントそれ。
ホントそれですね。
激遅ブラドルがマルケスを妨害してしまったときの話で決勝はマルケスは3位に上がりましたね
>> 世界一のプロ集団なんだから、現状のルールの中で結果出してこそでしょ。
でもそれだと、『プロとして、好タイム出すために全員が後追いはするべき』ってなりません?
けっきょく後追い肯定派はただのマルケスファンに見えてしまいますねぇ。
>> 後追いに関してはもうルール化すりゃ良いんじゃないの?
完全同意っす。
つまりルールで後追い禁止にすればいい。
それでつまらなくなることは、少なくともマルケスファン以外はありません。
後追いは良いと思いますよ。同チームのライダー同士で引っ張り合ったりするならですけど。
後追いのターゲット待ちで後ろ気にしながらのスロー走行は興醒めです。
2周とか3周連続ラップの合計タイムで予選順位決めるとかダメでしょうか?
日本人なのでマルケツのことを好きにはなれません
>> 第一、PP=圧倒的有利では無いでしょ。
あのー、これに関しては…笑ってしまうでしょ。
圧倒的有利です。笑笑
単純に危ないんよ。最速を目指す予選で減速して待つのは。
スーパーポール式がいいな。Q2進出の12人ならそうは天候変わらないでしょ。
現に8耐やスーパーバイクでやってるし、映す方も見る方も楽じゃない。
誰が最速かハッキリして分かりやすい!
それに誰かがコケたお陰でのラップタイムキャンセルも無いしね
コース上に制限速度設けたら良いんじゃないでしょうか?!
トラブルならコース外に止めてもマーシャル沢山居るんだからOKでしょ。
コメントがみんな記事中の提案をスルーしてるのはなぜなのか?
何が勘違いしてたり、あい変わらず他人の攻撃を忘れない人がいますけど、ルール内でベストを尽くすのがプロとして当たり前と言っているだけ。誰ファンとか関係ない。後追い見たいわけでもない、して欲しいとも言ってない。ほかにもルールっていっぱい決められてるけど、他もかっこ悪いという理由で変えたいの?そもそもルールって何の為にあるという認識なの?
サマー二の案に賛成かな
で後追いはペナルティポイント対象で3回で
当該大会は参戦停止で次戦欠場
もちろんチームとメーカーにもペナルティを与えればいい
過剰なくらい徹底した規制を設ければいい
トラブルなど例外もあるけどそれは残念だが同様の扱いでいい
例外は抜け穴になる
規制の中で特出する者こそがスターよ
せぼさんの意見に賛成です。
イエローでベストラップキャンセルされるのは見てて残念だし
ザマー二推奨のF1方式って規定タイム守らなくてもペナルティ出されてないじゃん