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★9月9日、ミザノサーキットでモトGP公式テストが行われた。
★昨夜の雨でトラック路面は濡れていたが、快晴により徐々に乾いていき、夕方には酷暑となっていた。
なお、午前セッションは9:00〜12:45まで、午後セッションは14:35〜18:00まで。
★日曜決勝でマルティン選手がチームとのコミュニケーション不足を反省していたため、再度、『(レース中にピットボックスと交信ができる)無線通信システム』のテストが行われていた。
今回はクアルタラロー&兄エスパルガロ選手が試していた。
★アイ・オグラ選手がアプリリアTrackhouseのピットボックスに入っており、まるでファンのようにマシンの写真撮影をしていた。
★ドゥカティ
首位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2連覇チャンピオン)。2025年に向けての作業をしていた。なお、新カウルは既にシルヴァーストンGP中にテスト済みで、「好きじゃない」と。また、『無線通信システム』に対しても反対派である。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは3位。新カウルを試用し、気に入っていた。『無線通信システム』については、「試してみたいが、正しい解決方法だとは思えない」と。
2位フランコ・モルビデッリ(昨年はヤマハファクトリー、VR46ライダーズアカデミー)。
チームメイトのホルヘ・マルティンは6位。新カウルを試用。ダッリーニャ氏がピットボックスに赴き、マルティン選手の話を聞いていた。
7位マルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ、昨年はホンダファクトリー)。既に今後の指針が決まっているマテリアルを、いくつか試した。ダッリーニャ氏がピットボックスに赴き、マルケス選手の話を聞いていた。
チームメイトのアレックス・マルケスは12位。
8位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオはタイムなし(昨年はドゥカティグレジーニ)。脱臼した肩が痛むため、走行せず。
★KTM
4位ペドロ・アコスタ(GASGASテック3、2023年モト2チャンピオン)。
チームメイトのアウグスト・フェルナンデスは20位。
10位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。
チームメイトのジャック・ミラーは15位。
テストライダーのダニ・ペドロサは13位。
★ヤマハ
5位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)。マシン開発に関しては、「正しい方向に進んでいるが、もっと前進する必要がある」と。『無線通信システム』については、「なにも聞こえなかった」と。ただ、新テクノロジーの導入に対しては積極的な発言をしていた。
チームメイトのアレックス・リンスは16位(昨年はホンダLCR)。
※臨時テストライダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾがピットボックス入りしていた(※走行はせず)。
★アプリリア
9位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは14位。『無線通信システム』を試し、好意的な感想を言っていた。
テストライダーのロレンツォ・サヴァドーリは23位。
11位ラウル・フェルナンデス(アプリリアTrackhouse)。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは17位。
★ホンダ
18位ヨハン・ザルコ(ホンダLCR、昨年はドゥカティプラマック)。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは19位。
21位ルーカ・マリーニ(ホンダファクトリー、昨年はドゥカティVR46、ロッシ異父弟)。日曜決勝は高熱により棄権し、今日も完治はしておらず、力が出ないと言いながら重要マテリアルのテストがあるため走行していた。なお、新エアロダイナミクスについては、「コーナーリングが良くなった。このカウルにはまだマージンがあるが、次戦からの使用を目指したい」と。
チームメイトのジョアン・ミールは22位。「新カウルは良く機能していたが、今回、大改革マテリアルの類は投入されず…正直なところ、心配だ」と。
テストライダーのステファン・ブラドルは24位。最下位。
※エアロダイナミクスに手を入れ、新カウルを投入していた。
In Japan they have worked on the aerodynamics of the RC213V, and for testing they debuted a new version of the fairing https://t.co/dr08bR4RFp #motogp #carena #honda #foto #Test
— GPOne.com (@gponedotcom) September 9, 2024
『2024 ミザノテスト モトGP 午前/午後セッション総合リザルト』
『2024 ミザノテスト モトGP 午後セッション』
『2024 ミザノテスト モトGP 午前セッション』
やっぱりペドロサは速いな~!ホンダは変化が見られないな・・・。
「まるでファンのようにマシンの写真撮影をしていた。」って
藍ちゃん…可愛過ぎる(笑)
ダニはテストライダーという今の立場の居心地がいいんだろうなぁ。
マシンの違いはあるにせよ、ブラドルとの違いが目に付くよねぇ。
それにしてもホンダはかつて87年だったっけ?シーズン中にNSRを完全に作り変えて投入した時ほどの勢いがないなぁ。
でもたぶん首脳陣は「できることは何でもやれ」って急かしてるんだろうけど、F1の浅木さん曰く、それは単なる責任逃れで、必要なものと不必要なものを選別して投入しないと現場が混乱するって言ってたけどなぁ。
反対に今のモトGPではスピーディさが求められる風潮だけど、やはりそれらをコントロールできるエンジニアの不在が今の不振の原因なのではと感じるなぁ。
HRCと言うかホンダ首脳陣は2027の新仕様向け作業を今の契約ライダー全員にさせてる印象が強くてミルとマリーニが明らかに捨て石なのがもうね…
フレームをシーズン中に色々改良していったのは1989年のエディローソンですね。
15種類バージョンアップさせていき、移籍していきなりチャンピオンでしたね。
しかし、motoGPマシンだと複雑だし、中々難しいのかもしれませんね。
ヤマハは光が見えてきた感じですね。