ウッチョ『今年もドゥカティは（タイトル争いで）メーカーオーダーを出さないと思う？』

『ウッチョ：今年もドゥカティは（タイトル争いで）メーカーオーダーを出さないと思う？』

★1月25日、VR46チームの2025年プレゼンテーションがインドネシアで行われ、ファビオ・ディ・ジャンナントニオやフランコ・モルビデッリが新カラーリングを披露した。

★2021年、VR46チームはアヴィンティアチームと提携し、モトＧＰクラスに選手1名を参戦させた。
2022年よりVR46チームとして独立し、選手2名を参戦させ始めた。
2025年よりプラマックの後任としてドゥカティ・セミファクトリーチームとなり、最新機が1機提供される。

★同プレゼンテーションでアレッシオ・サルッチ（チームプリンシパル、ロッシ心の友）が次のように話した。

【（セミファクトリーとなり）チーム内も何か変わった？】
「テクニカル部門が変わりましたね。ドゥカティのエンジニアが何名か入ってくれて…夢のスタッフ陣なんですよ。
あいにく、僕の担当は昔に戻ってしまって…まぁ、役職は違うんですけどね。
ヤマハでヴァレ（ロッシ）と一緒にやってた時みたいな感じで…やる気とパワーが溢れてきたとでも言うか…まぁ、ジジ・ダッリーニャのおかげなんですけどね。
とにかく、以前とは異なり、人も増えたし、交換パーツも増えたし…チームとしては、本当に名誉なことですよ。胸が一杯と言うか…やる気倍増でね。
まぁ、結局、全てにおいて少しづつ変わったってとこで…メカニックやエンジニア陣のアプローチも変わりましたね。士気が上がってるから。もちろん、作業は山積みだけど、とにかく盛り上がってますよ。」

【昨年はプラマックが、プライベーターながらタイトルを獲得したが…】
「うちもモチベーションが上がりますよ…プレッシャーもだけどね。僕の場合、以前よりもっと感じてます。
そう言うこともあり得るとは思ってたけど、ドゥカティが真摯な姿勢を見せてたじゃないですか…自分とこのチーム全てがタイトル争いできるようにし、獲得できる可能性も与えてたでしょ。
うちとしては、やる気倍増ですよ。もう、ガキみたいな気分になってしまって…セパンテストが楽しみでねぇ。
こっち側の作業もけっこうこなしましたよ…でも、オフィスへ行って、うちのレース部門にファクトリースタッフがいるのを見るのは良いもんでねぇ。そう簡単に、こうはならないんだから。
プレッシャーはありますよ…最新機3台のうちの1台が提供されるんだから。今年もドゥカティが最強マシンになると思うんだよねぇ…ここはグッと踏ん張って、上位を目指せるってとこ見せなきゃね。」

【では、今年もドゥカティ側はプライベーターにメーカーオーダーは出さないと…？】
「ジジと良く話をするんだけど、うちに対しても物凄い意欲を見せてくれてるんですよ。
（ドゥカティ側は）何度だって、プロ根性を見せてくれるでしょう…もしディ・ジャンナントニオが最終的にタイトル争いに残ったら、絶対に最大限のサポートをしてくれるはずですよ。」

【2022年も、ルーカ・マリーニがドゥカティ最新機を提供されていたが…】
「あの年は変なシーズンでねぇ…テストでも問題が起きてしまって。ファクトーチームの方は2021年機と2022年機のハイブリットって感じだったのに、うちのは2022年機のままだったんですよ。
技術パッケージも今みたいなもんじゃなかったし…まぁ、今はドゥカティ側も考えがはっきりしてきたってことでしょ。」

［　中編に続く　］

（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Instagram）