バスティアニーニ危機『何一つまともに機能しない…』

『バスティアニーニ危機：何一つまともに機能しない…』

★5月23〜25日、ブリティッシュGPが行われ、モトGPクラスのエネア・バスティアニーニ（KTMテック3）が予選17位、スプリント15位、決勝17位だった。現在、総合15位（−165ポイント）。

★ブリティッシュGP終了後、バスティアニーニ選手が西サイト『Motosan.es』で次のように話した。

【調子はどう…？】
「良くないです…どうにもこうにも解決できないんですよ。
（レースでは）毎周回、リタイアすることを考えてました…しなかったのは、皆への敬意の気持ちからです。でも、人生で一番キツいレースでした。
どうしたらポジティブな気持ちになって、然るべき姿勢でいられるのか…もうちょっと期待してたし、なんとかなって欲しいと思ってたんですけどねぇ。
でも、これまで以上のものは、今は投入されないでしょう…って言うか、これまで試してきたものって、まともに機能してないんですよね。酷い話でしょ。」

【今回は楽なコンディションじゃなかったし…】
「強風になって、一番最悪でしたよね…あらゆる問題が増幅されてしまって。
土曜セッションで上手く機能してなかったものは、日曜はさらに酷いことになってました。一番の問題点は、どうすれば良いのか分からないってことなんですよ。
助けになってくれるようなものが投入されると良いんだけど…まずはエルゴノミクス関連ですね。なんか、しっくりこないんですよ。
あと、電制システムと車台もです。この2つは、甘く見ちゃいけない点だと思うんです…これのせいで失速してるんじゃないかなぁ。」

★ホルヘ・マルティンがアプリリア離脱の意向を表明したため、後任候補としてバスティアニーニ選手にも注目が集まっている。
また、ヤマハプラマック移籍の可能性も取り沙汰されている。同チームはジャック・ミラーの契約が今年末に終了し、ミゲル・オリヴェイラは2年契約ながら安心できる状況でもない。
バスティアニーニ自身はKTMと2026年末まで契約済みだが、現状からすると契約解除は可能なはずだ。

（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）