『ロッシ:好調だが、去就は時間をかけて決める』
★2月9日のセパンテスト最終日、ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が5位(1:58.541、+0.192)だった。
★3日間総合も5位。
★ロッシ選手のコメント。
「グリップがかなり上がっているし、最大の問題点だったリアタイヤの消耗も抑えられたんで良い手応えですよ。
ただ、ここ1ヶ所で試しただけではね…他のサーキットでも確認してみないと。新マシンは2019年版とはちょっと違うんで、どれだほどのポテンシャルなのか、くまなく突き止めていかないと。」
【やはりトップスピードが一番の課題?】
「良くなってはいます。トップ陣との差は去年より縮まってはいるが、それでもまだけっこう大きいので、さらに作業していかないと。
ライバル陣も進歩していたようだから…せめて、直線コースで最速マシンのスリップストリームに入って走れるかどうかを確認しないとなりませんね。
まぁ、とにかく、他のトラックでも試してみて、それからレースでどうなのか様子を見ないと。」
【そう言う点において、V4エンジンは無敵なの?】
「今のところ、分かっているのは、並列4気筒エンジンは操縦しやすいが直線コースではちょっと遅いってことで。つまり、V4エンジンだと直線コースでは楽勝で速いし、並列4気筒ならコーナーで差をつけていかなければならないと言うことでね。ただ、リスクも大きいわけだから。単純な話ではないけれど、それがヤマハのDNAなんだし、それが変わることはないでしょう。」
【今回のテスト結果からすると、引退は遠のきそう?】
「5位は嬉しいですよ。こうでなきゃねぇ!けっこう頑張りはしたけど、戦闘力は高かったわけで。
まぁ、だからと言って、今後の去就についての決断が早くなるわけではないんですけどね。時間はあるのだし、焦る必要はないから。」
【新チーフメカニック(ダヴィド・ムニョス)はどうだった?】
「彼との作業は良いですね。ポジティブな手応えだし、チーム内の雰囲気も実に良いし。イタリア人の優秀な電気エンジニアらも入ってきたんで、この辺に関しては大満足ですよ。」
【いまや電制システムは、かなり重要?】
「現在のモトGP機はエンジンブレーキのコントロールが重要なようなんで、その辺にかなり注力していました。これまでは苦労してきたけど、電気関係の新スタッフらのおかげで改善できましたよ。」
【ホールショットデバイス(スタート時のウィリーを抑える装置)はどう?】
「それほど悪くないけど、レース本番で使うにはもっと煮詰めていかないと。」
Rossi: "Ora in MotoGP serve meno tecnica e più coraggio": "Queste moto sono divertenti da guidare e la Yamaha è migliorata, ora consuma meno le gomme. Il problema? Pecchiamo ancora in velocità massima" https://t.co/pwJzyMzxOr pic.twitter.com/VpXttnzq3S
— gpone.com (@gponedotcom) February 9, 2020
(参照サイト google 翻訳:『Gpone』)
ご意見番ペルナット氏の『ヤマハはロッシとドゥカティにパンチを喰らわせた!』って話は無料閲覧『note』で!!
ホールショットデバイスって、ローンチコントロールとは違うシステムなのでしょうか?詳しい方教えて下さい。
ローンチはエンジンの回転をECUが制御してスムーズなスタートを出来るようにするもの
ホールショットデバイスは機械的にサスペンションのストロークを制限してスタート時にウイリーをしにくくする機構
もうちょっと言うと加速時にウイリーしにくくなる位置にサスペンションを所定の位置で固定する
なるほど!
リンスの言っていた「ドゥカティ機は加速時にリアが下がるよう。。。」が理解できました。
色々と機械やコンピュータの補助が必要なんですね
ライダーの技量のみでは走れないのは。。。
リザルトの5位よりも時間枠一杯を意欲的に使っていたとのことでまさに背水の陣で取り組んでいるのでしょう!
魅せてくれる事を信じています。
今までリアの消耗がと話していたので、これで良い結果がついて来ると良いね。
まずはホルヘと二人三脚で復活表彰台狙って欲しい。