『チャバッティ:豪出身だからミラーを選んだわけではない』
★5月28日、ドゥカティのパオロ・チャバッティ氏(スポーツディレクター)がジャック・ミラーのファクトリー起用について、次のように語った。
【どのようにミラー起用を決めたの?】
「ジャックは昨年の時点で、我々が将来について話し合う際、ファクトリー候補の1人に入ってました。
もちろん可能ならば、状況を検証した上で最良の決定を下すべく、今シーズン序盤4〜5戦での様子を見てみるつもりだったんですけどね。
ただ、新型コロナウイルスのせいでなかなか開幕することができず、このまま7月末まで待っていたらあまりにも遅すぎるでしょう。
それで結局、昨シーズンのパフォーマンスを参考にしたわけです。
昨年、ダニーロ・ペトルッチはムジェッロ戦でモトGP初優勝を遂げ、総合6位になりました。一方、ジャックは総合8位だったが、昨シーズン後半の結果を比較すると、明らかにジャックの方が優位だったんです。
ジャックが表彰台4回獲得で95ポイント取っていたのに対し、ダニーロは表彰台ゼロの55ポイントでしたから。」
【では、昨年のリザルトのみで決めたと言うこと?】
「年齢も理由の1つですね。ジャックは若く、まだ25才で、そのうえ、モトGPキャリアは既に5年ありますから。
あと、昨シーズンの成長具合からして、まだ伸びていくマージンがあるでしょう。それ故、2021年に向けてファクトリーチームに新たなエネルギーを注入するには、相応しいライダーだと思って決めました。
我々としては、今シーズン、ジャックがさらにしっかりと成長していくものと期待しています。
去年は表彰台に5回上がっていたが、今年はポジションをさらに上げ、安定したパフォーマンスを見せるべきだと思うんですよ。ジャックは速いことは速いが、レース後半で失速してしまうことがままありますからね。
ファクトリー選手ともなれば、当然、表彰台や優勝争いをしなければならないわけで…我々としてはライダーに対し、まさにそれを期待しているのですから。」
【ミラーがオーストラリア人であると言うことも関係しているの?】
「ドゥカティで勝利を上げた歴代ライダーにオーストラリア人がいると言うことは、しっかり根付いてますからねぇ。ケーシー・ストーナーやトロイ・ベイリスは、誰の記憶にもあるでしょう。
ただ、そう言うのは面白おかしく言っているだけであって…我々は出身国は関係なく、きちんとライダーの資質で判断していますから。
ジャックには才能があり、モトGPクラスでもアグレッシブな高速ライダーの1人であると思っているし…今後、まだ伸びていける余地があり、トップライダーに加わっていけると思っているんでね。」
(参照サイト google 翻訳:『Tuttomotoriweb』)
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