MotoGP

ペルナット『バニャイア急成長は、ダッリーニャにとって大勝利』

『ペルナット:バニャイア急成長は、ダッリーニャにとって大勝利』

★9月14日、伊モトGP業界のご意見番カルロ・ペルナット氏(個人マネージャーとしてカピロッシ、シモンチェッリ、イアンノーネ選手らを担当してきた)が、伊サイトインタビューで次のように話した。

[ 中編はこちら ]

【今回は絶不調だったアンドレア・ドヴィツィオーゾが、クアルタラロー転倒のおかげで総合首位に浮上していたが…】
「ドヴィはライディングスタイルを変えるべきで、なかなか前向きに取り組んでるように思いますけどね。
まぁ、唯一、満足できたのは総合首位になったってことで…それ以外はねぇ。まず、本人に変わっていく気があるのかどうか…プロレーサーを続ける気があるのかどうか。まぁ、細かいところで『やる気の素』はあるようで、それで前に進んでるって感じですけどね。
ただ、いつものドヴィツィオーゾではないように思うんですよ。こんなんではないでしょ。もしかしたら、モトクロスで転倒した際に骨折した鎖骨の具合がまだ悪いのかも…なんて思ったりしてね。」

【ジジ・ダッリーニャの思惑は?】
「バニャイアの急成長とドヴィツィオーゾの大不調を見る限り、ダッリーニャにとっては大勝利って感じだろうね。ドヴィとの継続を望まなかったのはまさに彼なんだし、ペトルッチのことは早々に除外してましたからね。
今回、バニャイアは身体的に問題があるにもかかわらず2位だったわけで…つまり、マシンは上手く機能してるってことですよ。
ダッリーニャの強味は、日本勢にとっては未知の分野で優位になってやろうってもので…例えば、エアロダイナミクスとかね。ダッリーニャのアイデアは、いまやモトGPチームのあちこちで使われているでしょ。
『モトGP業界で10年に一度出るかでないかのエンジニア』と、ダッリーニャが言われてるのも正しいわけですよ。ホンダがエアロダイナミクス関連の改良をすべて禁止しようとし、モトGPクラス追放とまで言ってたってたってだけでも、それは一目瞭然でしょ。」

[ 完結編に続く ]


(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

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POSTED COMMENT

  1. すぱおー より:

    いやぁバイクは羽はどうかと…転んだ時に危ないし、羽全く着いてないYAMAHAは普通に速いし

  2. 掘兵 より:

    RCVやドカ等はマシンバランスの関係で物理的にアンダーになりやすい傾向なのであって根本的な改善は技術的なアプローチから得られるモノるものではないと思います?
    よって、ドカが結果を出せたのはバニャイアのライディング能力によるところがすべてと言って良いと思います。

    ホンダは技術的にパワーを出し易い為、Ⅴ4を選択しているのであって、乗り難さを犠牲にはしていないが直4と同じようなハンドリングは求めていないでしょうね?
    Ⅴ4のマシンはストレートスピードが高くトラクション性能が相対的に直4よりも優れる傾向ですが反面コーナーでアンダーが出やすいのが弱点になってます。Ⅴ4のこの傾向は未だ改善されていないと考えますが・・・
    最近はⅤ4の最高速度の圧倒的な違いとミシュランタイヤの不安定な傾向が直4のバランスに合わず不利になる場面が多くなってますね・・

    Ⅴ4のマシンのハンドリングはライダーのライディングによってのみ違いを出せることを中本氏などは理解していたと思います?
    ストーナーやマルケスなどはⅤ4に適したライディングスタイルを持ったライダーであり、状況に応じてマシンをコントロールすることが出来ます。

  3. へほへも より:

    ヤマハも羽根付いてると思いますけど?

  4. すぱおー より:

    着いてますがドゥカティより羽根他色んなの着いてないから…トレンドだから着けたもの以外全く着いて無くないじゃないですか?

  5. 名無し より:

    >すぱおーさん
    それでいうとヤマハ以外のメーカーもドゥカティに追随してるだけでしょう。ウイングやらホールショットデバイスやらマスダンパーやらスイングアームのウイングやら。そういう目立つ新機構以外でも各メーカー独自で新しいことなど、いっぱいやってると思いますけど。とりあえずヤマハm1のカウルには間違いなくウイングが付いています。

  6. すぱおー より:

    そうですよね。確かに羽批判として書いてしまいましたが根拠がおかしかったか、失礼しました。

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