『ペルナット:ロッシは技術的にも精神的にも悲惨な状態…』
★11月17日(火)、伊モトGP業界のご意見番カルロ・ペルナット氏(個人マネージャーとしてカピロッシ、シモンチェッリ、イアンノーネ選手らを担当してきた)が、伊サイトインタビューで次のように話した。
【ヴァレンシア決勝戦については?】
「まぁ、モトGPのタイトル争いが、ミール勝利で終わったわけだね。スズキが創立100周年記念の年に世界タイトルを取るなんて、偶然にしては完璧じゃないかい。
しかも、スズキがタイトルを取ったのは2000年のケニー・ロバーツ・ジュニアが最後なんだから、20年ぶりと言うわけだろ。物凄い作業が必要だったんだろうねぇ。特に、エンジニア陣の…ケンサン(河内健、テクニカルマネージャー)とか、サハラサン(佐原伸一、プロジェクトリーダー)の作業なんかがねぇ。
あと、特にダヴィデ・ブリヴィオですよ。実に素晴らしいチームを作り上げたもんだ。ミールにリンスと言う若手ライダー2人を起用してねぇ。ダヴィデは実によくやったよ…スズキもねぇ。あとは来年もこの調子でやるだけですね。」
【今年はどんなシーズンだった?】
「実に厳しい年だったね。奇妙なシーズンだったでしょ…3連戦しては1週休み、また3連戦でねぇ。しかも、開催地も普段とは時期が異なるもんだから気温が完全に違ってしまい、タイヤに深刻な問題が起きていたし。今年はタイヤが、タイトル争いにとって大きな鍵になったと思いますよ。結局、ここのトラックで、その気温は完全に想定外だろうって言う状況でタイヤを使わなければならなかったのだから。
まぁ、今年はそう言うのが、『ライトモチーフ』みたいになってしまったわけでね。」
【今年はタイヤで苦戦したメーカーが本当に多かったが…】
「あいにく、多くのメーカーが上手く合わせていけずにいましたねぇ。ドゥカティなんか、正直なところ、今年はちょっと悲惨な状態だったでしょ。今回はやっとミラーが、ドゥカティ機も走れるんだってところを見せてたけどね。ジジ・ダッリーニャも大喜びでしょ…最終ラップなんて見ものだったから。モルビデッリとミラーの最終ラップは、とにかく素晴らしかった。ああ言うのは、スポーツマンにとっての醍醐味ってもんでしょう。
フランコ・モルビデッリと言うのは、たいしたライダーですよ。ヤマハ機を唯一乗りこなしてるような感じでねぇ。実に上手い。特殊なパッケージのマシンだって言うのにねぇ…参戦してるなかでは、一番遅いマシンでしょ。他のヤマハ機に比べたって遅いんだから。ところが、それをモルビデッリが実に上手く乗っていて…今回のレースなんか、まったくねぇ。
モルビデッリが大きく伸びなければならないと言うなら、あれで果たしましたよ。ただ、もうそんな必要もないけどね。来年は、確実にタイトルを取れそうなライダーの1人だと思いますね。」
【他のヤマハ勢は大苦戦していたが…】
「ヤマハ機は7勝したにもかかわらず、散々な面もあったからね。クアルタラローなんて、もはや、あのクアルタラローとは別人でしょ。ヴィニャーレスは、ちょっと行き詰まってる感じだし。
ロッシに関しては、もう何も言わないでおいた方が良いって感じでしょう。
ラスト6〜7戦は、技術的にも精神的にも悲惨な状態だったからねぇ。元に戻していかないと。
まぁ、とにかく、スズキ機には敬意を表しますよ。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
ロッシが「ヤマハはスズキを見習うべき」って言った話は、note『ヨーロッパGPまとめ』でどうぞ!
ん…
参戦してるなかでは、一番遅いマシンでしょ。他のヤマハ機に比べたって遅いんだから
って
直線の意味?トータルで?
アプリリアより遅いマシン扱いなんだろうか…
一番勝ってても一番遅いマシン?
さすがにその理屈には無理がある。直近でも勝ってるし。
何かマシンが遅い事にしなけりゃ都合が悪い事でもあるのか?