『ストーナー&ロレンソ、ペドロサ:ロッシへ贈る言葉』
★8月5日、ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ・ペトロナスSRT)が2021年末の引退を公表した。
★かつてロッシ選手とライバルだったケーシー・ストーナー&ホルヘ・ロレンソ元選手が、次のメッセージTweetを出した。
・ケーシー・ストーナー
《僕にとって君は、最大のライバルの1人だったことに間違いないよ。君と戦ってきたおかげで、これまでの僕の業績がさらに評価されているのだから。
何年もの間、何度も死闘を繰り広げてきて、僕は君から多くを学んだ。今後は、人生の新たな章を堪能できるよう祈っている。まだまだ、大いに楽しんでいけるのだから。》
You’ve been without a doubt one of my greatest rivals, my achievements have been all the more validated having raced against you. We’ve had some tough battles over the years, and I learnt a lot from you. I hope you enjoy the next chapter of your life, there is a lot left to enjoy pic.twitter.com/PevKWIBl6x
— Casey Stoner AM (@Official_CS27) August 6, 2021
・ホルヘ・ロレンソ
《一つの時代が終わった。僕ら4人とも速いことは速かったけれど、ただ、カリスマ性や超越性と言う意味では、ヴァレンティーノはジョーダンやウッズ、アリ、セナのレベルなんだよね。
伝説のライダーよ、新たな章を謳歌してくれ!》
End of an era. On the track the 4 of us were just as fast, but in terms of charisma and transcendence @valeyellow46 is at the level of Jordan, Woods, Ali or Senna.
Enjoy this new chapter, legend!
#VR46Decision pic.twitter.com/U12USsGntk
— Jorge Lorenzo (@lorenzo99) August 5, 2021
★8月5日、ダニ・ペドロサ(KTMテストライダー)がスティリアGPの木曜会見で、次のように話した。
【ロッシ引退については?】
「引退するのは辛いもので、そうなるのを見たくはないって思うものなんですよ…長い間、高いレベルでやってこれてた場合は特にね。ただ、遅かれ早かれ、誰にでも来る瞬間だから。
ヴァレンティーノの引退に関しては、またちょっと違っていて…僕は最高の思い出がいくつもあるもんですから。なんとか彼に追いつこうと頑張って、何度も戦ってきましたからね。
彼のことを本当に尊敬しているし、今後が最高のものになることを祈ってます。」
(参照サイト:『Gpone』)
VR46のモトGPチームがスポンサーと決裂か!?…って話は、note『ロッシ&ドヴィツィオーゾ去就まとめ』でどうぞ!
今も記憶に残るロッシのベストバウトは、やはり2008ラグナセカの対ストーナーと2009バルセロナでの対ロレンソ戦。特にラグナセカは、勝つと言うことに対して一点の疑問も持ってなければ、出来ないような戦いだったと思う。
ロッシの全盛期については、当時のライバルの質から、その価値を過小評価する向きもあるがそんなことはない。ペドロサ以降の天才達にも勝って来たのだ。
ありがとうロッシ。あなたの走りを生で見られた時代に生まれたことを、感謝してます。
トラックの上では相手を殺したい程に敵意剥き出し。
だからエキサイティングなレースをファンは楽しめる。
でもこうやってかつてのライバルが賛辞を送るシーンもファンは見たいと望んでる。
ロッシ泣かないで!
ペドロサはずいぶんロッシにやられたけど、晩年のキャリアではアラゴンのオーバーテイクでロッシを弱体化させたと思う。
ライバルだったライダーもトラック外だと良い関係になれるのかもね。でも皆無事に引退出来て良かったと思う。これだけ多くのレースに出場して五体満足で終えられる事は幸せな事だと思う。