『エスパルガロ:ホンダ機に乗っていて、初めて楽しいと思った!』
★8月29日、イギリスGP決勝戦でポル・エスパルガロ(ホンダファクトリー)が5位だった。
★エスパルガロ選手は今回、ホンダ機での初PPを獲得し、レースでは序盤4周回で首位を固持した。
★エスパルガロ選手のコメント。
「ホンダ機を操縦していて楽しいと思ったのは、今回が初めてです。リアにソフトタイヤを履いたら、あまり長く保たないことは分かってたけど、それ以外のタイヤはホンダ機には固すぎたんですよ。それで、レース後半を犠牲にしてしまいました。でも、完璧な週末だったし、大きな収穫でしたね。
全体的なタイムを見る限り、強い走りができていたと思うし、まるで以前のような感じで…ここ最近までの僕とは別人だったでしょ。」
【次のアラゴンGPについては?】
「今回のリザルトで、うちの士気が上がってくれると良いんですが…次のアラゴン戦に向けてね。あそこは大好きなトラックだし、モチベーションも上がりまくってるんですよ。
でも、あまり期待しすぎないようにしています。またゼロから始めていかないと。」
【今後も、この調子でいけそう?】
「今後も、絶対にこの調子でいけると思いたいですね。去年、アラゴンはホンダ機の調子がけっこう良かったんで、このまま表彰台争いをするぞと言う気持ちでいけるでしょう。まぁ、本当に出来るかどうかは分かりませんけどね。
あるレースにおいて、1メーカーだけが…つまり、ホンダだけがリアにソフトタイヤを履かなければならないと言う状況は、けっこう深い意味がありますよね。でも、僕ら全員、このまま改善していく方向で進んでますから。
唯一確かなことは、僕にギブアップするつもりはないと言うことです。」
【兄アレイシ選手が、アプリリア機での初表彰台を獲得したが…】
「本当に嬉しいですよ。気持ちがちょっと分かると言うか…僕もゼロからマシン開発をし、とにかく問題だらけと言うメーカーにいましたからね。
兄もここまで来るのにもの凄い時間がかかったから、本当に超嬉しいです。今まで努力し、粘り強く頑張ってきて…本当に良かったですよ。
はたから見たら、たった1回表彰台に上がっただけかもしれないけど、でも、ライダーにとっては大きな意味があって…これまでの辛かったこと全てに意味が出てくるわけだから。
兄はアプリリアで、何年も大変な時期を過ごしてきましたからね。」
(参照サイト:『Motorsport.com』)
(Photo:Instagram)
ホンダ機は『弱いマシン』なのか?って話は、『2021オーストリアGPまとめ』でどうぞ!
「僕もゼロからマシン開発をし、とにかく問題だらけと言うメーカーにいましたからね。」
さりげなくKTMをディスってる?
途中は兄弟ポディウムか!?と期待&でも兄は後半溶けるだろうなと思ったら溶けたのは弟の方だった…
良いセッティングが見付かったのか、新しいパーツが投入されて自分に合ったのか分かりませんが、確かに見違える走りでした。去年のアラゴンはホンダ勢が好調だったので、期待出来そうですね。
中上とは逆にサマーブレイク後に調子を上げてる感じかな
去年マルケス弟も中盤から上げてきたから期待してるよ
ソフトを履けるようになったという意見もあれば
ソフトしか履けないという意見もあってタイヤチョイスというものがよくわからなくなってきた
以前マルケスはフロントにハードばっかだったけどマシンの改善でソフトを履けるようになったと言ってたり
SUZUKI機はメカニカルグリップが良かったからタイヤもレース終盤まで持つんだという解説があったり…
ドヴィなんかは2020年ミシュランハイグリップ特性お手上げで出場してたらマルケスに感想聞きたかったとか言ってた
ロレンソは解説でリアタイヤだけグリップ上がってプッシュされて相対的にフロントが弱くなりフロントからスリップダウンするライダーが多くなったのだとも言ってた
ファビオは今季のYAMAHAはフロントの信頼性がグッと上がった
(=前年はロレンソの言うような問題でフロントが弱かったのを今季マシン側で改善できた?)とも言ってて
上手く今のタイヤにアジャストしてるんだなあってなる
でもポルもそうだがフロントよりリアタイヤのトラクション不足を声にする選手のほうが多い気がするんだよね…不思議だ
以前からホンダ車の転び方を見るとライダーに因るものではないと感じていました。その原因はスイングアームのブッシュが金属製?つまり硬すぎて後輪タイヤの路面に対する捻れ応力の吸収されていないと思われる。つまり前触れも無くいきなりグリップを失って転倒する。反対に柔らか過ぎるとチャタリングの要因を引き起こす。