『ドビツィオーゾ:今のヤマハ機は勘で乗ろうとしても無理だ』
★9月21〜22日、ミザノサーキットでモトGPテストが行われ、ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ・ペトロナスSRT)は初日は19位、2日目は18位だった。
★ドヴィツィオーゾ選手は先のサンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPより、ヤマハ2019年版マシンで復帰した。
★ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
「実に貴重な2日間だったし、実にポジティブでしたね…かなり走り込むことができました。各種セッティングやマテリアルを試してみたけど、このマシンの挙動を掴んで理解を深めるには重要だったし、最終的にかなり上手く行きました。
各周回の度に…特に今日、クアルタラローの後ろを走った時、自分がこれまで使ってきた走行ラインを全面的に見直さなければならないことに気づき、各トラックでアプローチを変えなければならないんだと言うことが分かりました。
良いところに気づけましたよ…これでどこから作業を始め、どれぐらい時間がかかるかが見えてくるから。
今のヤマハ機は勘で乗ろうとしても無理でしょうね。ただ、さいわい、今年はあと4レースあるし、テストも行われるから。」
【具体的にどんな作業から始める予定?】
「僕が合わせていくようにしないと…今のところは上手く行ってますよ。順位はいまだ下の方だけど、もう最下位からは脱出したし、まぁまぁのペースも出せるようになってるんで。
目標は全体のスピードについて行けるようになることだったんで、これからは細かい部分に手を入れていきます。」
【まだプッシュできる状態ではないの?】
「いくつかの点について、今はとりあえず放置してるんですよ。説明が難しいんですが、それなりのパフォーマンスを出すために限界ギリギリのプッシュをするには、10ヶ月のブランクはけっこう大きいんですよね。
モトGPライダーと言うのは走り込むほどに、普通ならもう気づきもしないような事柄を吸収していくもんなんです。確かに僕はアプリリア機でのテストをしていたけど、でも、レースウィークエンドと言うのは全然別物だから。だからこそ、特定の集団に合わせて走ることが目標だったんです…それほど速い集団ではないんですが。実際にやってみたんですが…勝手の分からない…ドゥカティ機とは別の操縦をしなければならないマシンで、そう言うことをするのは普通ではないですからね。」
【次のオースティン戦については?】
「僕にとっては全てが新鮮なんで…あちこちに手を入れていかなければならないし、本当にどうなることやらって感じですね。
陥没の多いけっこう大変なトラックだし、暑くなるだろうから…レイアウトはヤマハ機向けだと思うけど、まだ経験がアサインで確信は持てませんね。」
Dovizioso: "Se guido la Yamaha con l'istinto, non funziona": "L'ho capito dietro a Quartararo: devo ridisegnare tutte le mie traiettorie. Il telaio dà buone sensazioni, ma devo essere più veloce per capire eventuali limiti" https://t.co/Po7lgZGJfk pic.twitter.com/dxjHHInbrX
— gpone.com (@gponedotcom) September 22, 2021
(参照サイト:『Gpone』)
モルビデッリ&ドヴィツィオーゾについての予想については、『2021アラゴンGPまとめ』でどうぞ!
ドヴィの説明はわかりやすいね
クルー達にもいい影響がありそう
“まだ経験がアサインで”って”まだ経験が浅いんで”ですかね?
どなたかが仰ってたがヤマハ機はマスダンパーが必要なんではないかなあ。
ドビも車体を「長い」と評してるし、ついにはクラッチローも「ウォブル」が…てな話しですから素人ながらにリヤの消耗も減らせるんではないかと考えます。
馬力もすぐに上がりそうに無いしね。
“まだ経験がアサインで”←変換癖が仕事ができる人のPCって感じでカッコイイですね。(笑)