『ミール:スズキのタイトル獲得は正当に評価されていない』
★ジョアン・ミール(スズキファクトリー、24才)は、2020年にコロナ禍の特殊な状況下でモトGPタイトルを獲得した。
なお、同メーカーで最高峰タイトルを獲得したのは、以下の選手らである。
バーリー・シーン(1976/1977年)
マルコ・ルッキネッリ(1981年)
フランコ・ウンチーニ(1982年)
ケヴィン・シュワンツ(1993年)
ケニー・ロバーツjr(2000年)
★ミール選手は2021年、タイトル防衛戦に挑んだものの1勝もあげることができず、表彰台6回(2位2回、3位4回)を獲得し、総合3位でシーズンを終えた。
★ミール選手が、最近、マルチリンガルサイト『Motorsport.com』のインタビューで次のように話した。
【2020年にモトGPタイトルを獲得したが…】
「僕の人生、思ったほど変わりはなかったですね。幸か不幸か、コロナ禍のシーズンにチャンピオンになってしまったんで、メディアが通常ほど盛り上がらなかったんですよ。
今年は元の状況に少し戻っていたけど、完全ではなかったし…。もちろん、知名度はそれなりに上がったけど、もの凄く上がってはいないです。まぁ、それはそれで、ある意味、良かったんですけどね。
とにかく、またタイトルを取るか、このまま何年か上位でい続けたら知名度はもっと上がるだろうし、サーキットに応援しに来てくれるファンも増えてくれるでしょう。
去年は無観客の中でのタイトル獲得だったから、残念だったんですよ。ずっと、それがしこりになってしまって…。」
【大きく盛り上がらなかったから…?】
「全体的には盛り上がっていたけど、ファンの間ではイマイチだったでしょ。
何年も経てば、価値も高まっていくのだろうけど…でも、スズキが20年ぶりにタイトルを取ったと言うのに、きちんと評価されなかったんですよ。
一度勝っても評価されないなら、またタイトル争いができたなら、もしかしたら、評価が大きく上がるのかもしれませんね。」
【今シーズンは叶わなかったが…】
「僕は24才なんで、毎シーズン、前進できてるし、まだまだ長く続けていけますから。
(2017年にモト3タイトルを取った後は)しばらく遠ざかっていたけど、でも、モトGPに昇格した途端にガツンとやれましたからね!
つまり、まだ伸びしろがあるってことでしょ。ただ、僕としては、スズキも同じ気持ちでいてくれるかどうかが重要なんですよ。同じ気持ちなんだと僕が実感できるなら、このまま継続していきます。でも、それが実感できなくなったなら、即離脱でしょうね。
僕としては、双方が同じ方に向かっているかどうか…僕自身がこのプロジェクトを信じられるかどうかが重要なんですから。」
#MotoGP | Mir: “Non è stato dato il giusto valore al titolo della Suzuki”https://t.co/Tc94F4qjJQ
— Motorsport.com Italia (@Motorsport_IT) December 11, 2021
(参照サイト:『Motorsport.com』)
(Photo:Instagram)
ミールとリンスは何が違ったのか?って話は、『2021ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!
褒められて伸びる子なのね(笑)
表彰台6回(2位2回、3位4回)
充分立派な成績だと思うけどねぇ
去年のランキング5位までのモルビデッリ、リンス、ドヴィ、ポルらは今年5位以下なんだから
GPで連続して成績、連覇はとてつも無く難しいことでマルケス、ヴァレが凄すぎた
本人もその価値をわかっているし、再来年は他メーカーだろうねぇ…
ミールはチャンピオンになっただけあって21年も上手かったよ。マシン開発の遅れで目立った活躍は出来なかった印象だけど、レースでは表彰台までよく上がったな!という印象がある。