『バイラ:ドゥカティよ、自力で若手育成をやってみろ!!』
★2021年、ドゥカティのダビデ・タルドッツィ氏(チームマネージャー)がKTMについて、「レッドブル・ルーキーズカップを主催することで、若年選手との契約交渉において優位な立場を取っているのではないか」と批判した。
★今年1月23日付けの『Speedweek』サイトで、KTMのピット・バイラ氏(モータースポーツ・ディレクター)が次のように反論した。
「そもそも、うちは水面下で極秘契約なんてことはしてませんからね。まったく、こんな発言をするなんて…朝、なにか悪い物でも食べたんじゃないんですか。
ただ、タルドッツィ氏がどうしても『ライバルメーカーが不透明なことをしている』と言い張るのならば、ぜひとも、ドゥカティにも若年ライダー育成に励んでもらいたいもんですね。
ドゥカティ製のモト3機なんて、確か、見たことなかったような…。
若年ライダーのためのプロジェクトと言うのは、実にコストのかかるもので…まぁ、何百万ユーロレベルの話ですからねぇ(※100万ユーロで約1億3000万円)。
KTMに関して言えば、選手によってはルーキーズカップに3年ほど参戦し、世界選手権のモト3昇格の際、自発的に契約する者もいると言う話であって…きちんとやっていますよ。
ルーキーズカップにはマシンを提供しているだけで、選手陣とは何ら契約はありませんからね。
最近、ドゥカティはヴァレンティーノ・ロッシのVR46ライダーズアカデミーから、コンスタントに選手を加入させていて…なかなか上手いことやってるじゃないですか。
まぁ、うちが容易周到に作り上げてきた育成プログラムにケチを付けてないで、そうやってVR46から選手を引き抜いてれば良いんじゃないんですか…。」
【2023年に向け、ペドロ・アコスタがモトGP昇格する可能性があるが…】
「ホルヘ・マルティンの時は、KTMはアジョチームから、2年間、モト2クラスに参戦させ、2021年にはモトGP昇格のチャンスも提供していたと言うのに…結局、本人がドゥカティに入りたいと言って、8万ユーロ(約1000万円)の違約金を支払ったんですよ。まぁ、うちではそれ以上の金額を報酬として出してはいましたけどね。
KTMではマルティンのために健闘してきたと言うのに、出ていってしまい…ドゥカティのこうした動きが良いか悪いかに関しては、ご本人達の判断にお任せしますけどね。」
★なお、ドゥカティでは以前よりジジ・ダッリーニャ氏(ゼネラルディレクター)が、低・中排気量クラスの参入を希望してきたが、いまだ実現していない。
現在、ドゥカティはモトGPおよびSBKに参戦し、2023年からはモトEのマシンサプライヤーとなる予定である。
一方、KTMはスペイン選手権(CEV)、モト3およびモトGPクラス、スーパースポーツ300クラスの他、オフロードレースにも参戦している。
Scoppia la polemica tra le due Case con Beirer che risponde piccato a delle vecchie dichiarazioni di Tardozzi: "Non so cosa avesse mangiato quella mattina, loro ingaggiano piloti dall'Academy di Rossi e dalle nostre squadre"#KTM #Ducati #MotoGPhttps://t.co/iINsNLTqLT pic.twitter.com/qFuFHy9UBD
— GPOne.com (@gponedotcom) January 23, 2022
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
ドゥカティは2020年に物語が1つ終わり、2021年は再構築できたって話は、『深堀り特集:スズキに何が起きているのか?なぜドゥカティは再生できたのか?』でどうぞ!
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まぁアジアタレントカップでは古里やチャントラが来てIDEMITSU背負ってゆくゆくはLCRへの道が出来上がりつつあるけど、やがて人事もハードウェアもスポンサー主導になってくるんだね、メーカーも土下座することになってくる こうなるとアンフェアだ。 まだベッツェッキやマルティンは離脱に成功したけど、パワーバランスがおかしくなってきたらこのカテゴリも面白くなくなる
KTMがというよりはレッドブルとモンスターのスポンサー対決が邪魔だよな
チームも個人もスポンサーやってたら行けないチームが増えるんだから
ルーキーズカップに出てる途中にモンスターの個人スポンサーは付くことないからレッドブル系列のチームは若手取りやすくはなるよな
「本人がドゥカティに入りたいと言って、8万ユーロ(約1000万円)の違約金を支払ったんですよ。まぁ、うちではそれ以上の金額を報酬として出してはいましたけどね」
モト2のメーカー契約選手となると、そこそこの額の契約金がもらえるのだなと分かり興味深いですね。
また解除のための違約金の額も低いから。引き抜きに関してバイクメーカー側も左程の痛手ではない額ですし。
これは契約を縛りすぎると選手側が嫌がるのでしょうね。
DUCATIはSBKがあるのだから若手を抜擢、育成してGPに移籍させればいいのにベテランばかり走らせてるのにね
ファブリツィオはGP昇格候補だったと思ったけど、結局開花しなかったからライダーの見極めが下手なんだよ
まぁ、イタリア人らしい発言だと思うけどね
どっちもどっち。人事面は嫌いなメーカー2トップ
>本人がドゥカティに入りたいと言って、8万ユーロ(約1000万円)の違約金を支払ったんですよ。
で、逃げられたから昨年のフェルナンデスは違約金の額面をエゲツ無い位、上げたと。
あと、ドカがMoto3にマシン提供してない―とか挑発してるけれどさ
ドカがデスモ引っ提げてやって来たら、Moto3のカテ自体が色んな意味で崩壊するんじゃないか?
只でさえ、Moto3の高コスト化の原因造り出したのに…
下位カテゴリーに参入したり、ワンメイクレースにマシン提供したり、結局若手ライダーの青田買いですよね。それがなければ資金出すかってことですから。F1もかなりそれぞれのアカデミー出身者の契約縛ってる感がありますが。移籍に関する違約金の上限の必要性があると思いますね。そうすればそれに見合った資金しか出さないのでは、、?